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別冊 よもやまツレヅレ・・・

おもに名古屋と東京の食べ歩き日記。

『ルグドゥノム ブション リヨネ』(神楽坂)

2009年03月31日 | フレンチ(東京)
http://www.lyondelyon.com/
http://allabout.co.jp/gourmet/frenchcuisine/closeup/CU20080116A/
http://www.kangaerupan.com/syoking/006.shtml

神楽坂の小路を入ってすぐに現れる、
お洒落感たっぷりなビストロ風レストラン。

フランス人オーナーシェフは、クリストフ・ポコ氏です。

フランス国内でも数々の名店に勤務し、
日本では、コルドンブルー東京の教職や、
旧ソフィテル東京の総料理長等を務め、日本語も堪能。

私が通った調理師学校でも、
特別講師として教えていただいたのがご縁で、
クラスメートと訪れてみました。

(メニュー)
・コートデュローヌ 白
・エスカルゴのカソレット 赤ワインソース
・栗のクリームスープ 根セロリのホイップ
・オマール海老 ポワローのエチュベと根セロリのムース添え
・ポ・ドゥ・クレーム サフランのマドレーヌ
・食後のコーヒーと赤い桃のリキュール酒
(アラカルト計8900円也、ワイン2杯・税・サ込)








スープにもメインにも根セロリが使われて、
味わいが面白く印象的。

とくに栗のスープは、
深みのあるコクと甘さ控えめな爽やかさが混在して、
根セロリのみずみずしさと好相性です。

オマール海老の濃厚なソースはいうまでもなく。

こちらのエスカルゴは殻無しで、
敷かれたパンに、ソースを染みこませて一緒にいただくことで、
高級感あるワンスプーンスタイルで楽しめます。

店内は、カウンターとテーブル席が気兼ねないよう配置され、
右奥のらせん階段が印象的。トイレも可愛らしい造り。

シェフは調理のお忙しい合間を縫って、席まで来ては、
「いかがですか?」とお声をかけてくださいます。

満席の平日夜に、とっても賑やかに楽しませていただきました

『ラリアンス』(神楽坂)

2008年12月31日 | フレンチ(東京)
http://www.lalliance.jp/index_res.html
(JR線飯田橋駅下車)

数年前までは「パラパラの聖地」と呼ばれた、
ディスコ『ツインスター』のビルを利用したレストラン。

いまやミシュランでも二年連続ひとつ星のフレンチ。

入り口からエスカレーターを上がり、高級感あるフロントで受付し、
重厚なドアを抜けた向こうには吹き抜けのフロアが広がります。

なにかの名残りも感じられるような構造、
でもとっても上品にまとめられた店内が印象的。

(メニュー)
・本日のアミューズ(パテ)
・サーモンのタルタル 蕪のムース
・8種類の野菜のポタージュ(南瓜・人参・大根など)
・帆立貝柱のポワレと焼きリゾット 蟹のソース
・グラニテのアップルシャーベットとミントゼリー
・牛舌と野菜のコンソメポトフ ラリアンス風
・8種類のワゴンデザート
・食後のハーブティ
(美食家のお愉しみコース5000円也、ドリンク2杯付)











予約したテーブルの花瓶には、私のフルネームに加えて、
「素敵なひとときをお過ごしください スタッフ一同」
のカードが添えられて。

こんなちょっとした思いやりが、とっても嬉しい

ドリンクも2杯サービスされるので、
この日は、南仏産白ワインとオレンジジュースを、
つけていただきました。

お料理は、
野菜のポタージュもコンソメも美味しくて、
味わい深いこと。

牛舌の旨みが野菜と好く合って、心も温まるひと皿。

デザートも好きなだけ取らせていただけるのが、
女性にとっては嬉しいサービス。
いずれも丁寧に作られています。

ディナータイムがおすすめの店といわれますが、
昼間なら、大都会のカフェ的な雰囲気も漂う、
開放的な空間でランチを楽しませてもらいました。

『ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション』(六本木)

2008年10月31日 | フレンチ(東京)
http://www.robuchon.jp/roppongi/lateier.html
http://r.gnavi.co.jp/p806301/
(六本木ヒルズ ヒルサイド2F)

いわずもがなの六本木ヒルズで、
恵比寿のロブションとはひと味異なる、
都会テイストなロブション。こちらは二つ星

赤と黒を基調とした店内の、
巨大で広々と続くカウンター席が印象的。

カウンター前には、細長いガラスのショーケースに、
色とりどりの鮮やかなピーマンが飾られています。

ゴージャス感ある照明も、
食材やお料理が美しく美味しく映えるよう、
コントラストがきちんと計算されたレイアウト。

(メニュー)
・アミューズのパテとバゲット
・トマトの冷製ガスパチョ 手長海老のグリル
・肉厚椎茸とイベリコ豚のタルト ラルドの脂身添え
・和牛頬肉の煮込み グリーンマスタードソース
・パッションフルーツのムース パイナップルのグラス添え
・コーヒー&プティフールのチョコレートクッキー
(ランチコース 5400円也、サ別)







トマトや椎茸の香りがあたりにふんわり漂い、
野菜本来のうまみを大切にしたフレンチの品々。

牛肉とグリーンマスタードも、爽やかに好く合います。

いずれのお皿も食材の色味がうまくいかされて、
赤や緑と黄の艶やかなハーモニーがとても印象的。

店員さんはどなたも、いつもにこやかで、
場の雰囲気をやわらかく和ませてくれるのも魅力。

高級感ある彩りを添えながら、
「食べる」を追求したレストランです。

『モナリザ』(丸の内)

2008年10月31日 | フレンチ(東京)
http://www.monnalisa.co.jp/
http://r.gnavi.co.jp/g763345/
(東京駅下車、丸ビル36階)

白を基調とした、目いっぱいに明るい店内から、
開放的な全面窓には皇居の緑と都会のビル群が一望。

平日はお手頃なビジネスランチも展開しており、
商談や打ち合わせにも対応できる様子。
素敵なフレンチでビジネストークもいいですね

お客様に対する心遣い溢れるサービスが印象的で、
客層に応じたお料理の説明や声かけをしてくださいます。
とても和やかな空気のなかで、楽しませてもらいました。

(メニュー)
・アミューズのムース 南瓜・黒胡麻、チーズパイ
・宮崎県産ブリのカルパッチョ マスタードソース
・栗のポタージュ仕立て フォワグラのフラン添え
・鹿児島産六白豚のグリエ 薩摩芋のニョッキ添え
・デザート盛りあわせ(トマトのジュレ、アプリコットムース等)
・タイムのアイスとオレンジのソルベ
・コーヒー
・ジャスミンのハーブティー
(ランチコース 4800円也、税サ別)









辛口ながらほんのりフルーティな白ワインと。

今回のコースでは、
鹿児島産『六白豚(ろっぱくぶた)』がいちおし

店員さん曰く、世界に誇れる最上の黒豚、
「イベリコにも負けてません」と胸を張れるほど。

ポワロー葱が添えられ、香ばしくグリルされたお肉は、
牛肉と見紛うやわらかさに、やさしくもコクのある味わい。
とってもジューシーです。

薩摩芋のニョッキと絶妙な取りあわせで、
見事なフレンチのひと皿になっていました。

ほのかに甘みのある、栗のポタージュも秋を呼んで、
カップの底面に蒸し煮にして敷かれたフォアグラと、
とっても好く合います。

自家製パンには、オリーブ油とバルサミコ酢、
それに黒胡椒をブレンドしたソースをつけて。
ツナと黒オリーブのパテも小皿で添えられています。

お料理とコーヒーのあとは、さらにハーブティーも出されます。
「消化を助けるため」の思いやりの一杯だそう。嬉しいですね。

優しいデザインで心温まるアートな食器の数々も、
メニューをさらに豊かなものにしてくれて、楽しめました。

『銀座ラ・トゥール』(銀座)

2008年08月31日 | フレンチ(東京)
http://www.ginzalatour.com/

パリと東京のトゥール・ダルジャンにて、
長年の経験を経たシェフのお店。

場所は銀座のバーニーズ・ニューヨークと同じビル上階。

高級感と気品のあふれるテーブルなど、調度品に囲まれながら、
素敵な食器に運ばれて楽しむ食事の数々です。

神楽坂にある姉妹店の「ラ・トゥーエル」と同様、
洗練されたギャルソンの、とても丁寧なおもてなしが印象的。

(メニュー)
・牛肉のカルパッチョ マスタードソース添え
・フォアグラのマリアージュ 3種の調理法
  (ブリュレ、パルフェ、ポアレ)
・イトヨリのポワレ オマール海老のソース
・鶏の温かいコンソメポタージュ
・前沢牛のパイ包み焼き モリーユ茸のソース
・デザート盛り合わせ、コーヒー
(ランチコース6500円也 税込・サ別)
 ※前菜とメインは選択可能。










こちらのコースでは、
フォアグラのヴァリエーションがとくにおすすめ。

三種各々が、温度もなめらかさも異なって、
個性的な仕上がりになっています。
フルーツの酸味との意外な好相性も楽しめるひと皿。

いずれのメニューも、食材のうま味が凝縮されています。

パンはお水を使わずに、ミルクだけで焼き上げて、
風味が豊かでとってもフワフワ。

ひさびさに、お肉とお魚がたっぷりの、
お昼間にいただいておきたいボリュームラインでしたが、
とても美味しくて、あっさりといただいてしまいました