情熱の薔薇

天幕旅団主宰:渡辺望が傾ける様々な情熱。

「少し、恥ずかしいことを書く」の情熱

2012-01-27 04:08:31 | Weblog
もう、多分連絡を取り合う事はないだろうと思っていた子と、
ものすごく久しぶりに繋がる。
これがfacebookの醍醐味なのか、とか勝手に思ったりする。

メールをちょっとやり取りしただけなのだけれど、
元気にやっているようでなによりだと思う。

共に芝居作りをしていたのはもうずいぶんと前のことになるのだなあと。
今ではヤマト魂も活動していないし。

正直、疎遠になっていた理由も今となってはよくわからない。
去る者を追う気概がほとんどないので、
距離を置きたいと思っているなら、僕から何か働きかけるのもおかしな話だと思ったし。
(ちなみに、来る者を拒む気はものすごくある。)

多分、直接の関係性と言うよりは、
間に挟まっている幾人も、のフィルターを通してしまった結果、
互いに思っている真意を、共有できなかったんぢゃないかと思うのだ。

だから、ホントに残念だったと今でも思うし、
「喪失感」はとても味わった。

まあ、今となっては、という話。

「もっと、こうしておけばよかった」とか、
「もっと、こうだったらよかったのに」とか、
思ったり言われたりするのがものすごく嫌いなのだ。


まとめ方がよくわからないけれど。
とにかく、頑張ってもらいたい、と思っているのだ。

僕も、頑張る。

「見逃せない」の情熱

2012-01-22 01:38:41 | Weblog
扇田昭彦さんという、ものすごく著名な舞台評論家の方がいらっしゃるのですが。

演劇の生き字引みたいな人で、アングラから小劇場まで、
とにかくずっと演劇を見続けている方です。
昔、NHKの衛星放送で、「80年代演劇大全集」という番組が月イチでありまして。
扇田さんが司会で、当時活躍していた演劇人をゲストに呼んでインタビューをして、
その人の代表作の映像を放送する、みたいな内容でした。

お金がなくて生の舞台を見に行くことがままならなかった高校生の時分に、
ものすごく楽しみにしていた番組で、
その時のビデオテープは今でも結構大事にとってあったりします。

また、扇田さんは、舞台評論の著書も何冊も出版されていて。
唐さんとか、蜷川さんとか、小劇場で活躍されていた頃の様子を、
生き生きとした言葉で綴っていらっしゃいます。
演劇というのは、再生のきかないものなので、同じものは二度と見れないわけで。
扇田さんが綴っている言葉を読んで、
「生の舞台はすごかったんだろうなあ」と想像するしかないのです。

と、思ってたら。
今年に入って何本か、扇田さんが著書で絶賛していた舞台が、
再演される機会がありまして。

唐さん脚本、蜷川さん演出の「下谷万年町物語」とか。
北村想さんの、「寿歌」とか。

喜び勇んで当日券に並ぶわけでして。
この機会に見ないと、もう見れないかもしれないなあ、と。
そんなわけで、再演はすごく嬉しい。

演劇って結局、観ないと始まらなくて。
「生で観た」という言葉だけが残っていくのです。

あ、井上ひさしさんの「十一っぴきのネコ」も。
かわいくてブラックなミュージカル。
素敵な歌と言葉遊びが溢れてて、ホントに楽しかった。

「異化作用」の情熱

2012-01-17 00:40:41 | Weblog
先日、とあるオーディションに行ってきました。

と言っても、僕は役者ではないので、受けに行ったわけではなく、見る側で。
春にスタッフで入る事になっている芝居の、役者選考を見学に行ったのでした。

皆さん、はじめまして同士の人達が、こじんまりとした稽古場の中でアップしてて。

普段、自分のユニットでは、ワークショップはやるけれど、
「選考のためのオーディション」というのは、やりません。
なので、その独特の緊張感に、見てるこっちもドキドキしちゃったりして。

ちょっとしたアップのためのゲームのあと、
何チームかに分かれて、配られたテキストを読むことに。
皆さん、こんな短時間で色んなアイデア考えて、
役者さんって大変だなあと思いながらみておりました。

それでぼんやり考えたのですが、演劇って、ホントに奇妙なものだなと。
いつもは、稽古場で何度も繰り返し練習するから麻痺してしまうけど、
「演じる」という事は、なんてヘンテコで恥ずかしい行為なのかと。

「与えられたテキスト」があるからと言って、
急に「子ども」のセリフを言わなきゃいけなかったり、
初対面の人と手を握らなきゃいけなかったり。
不思議で、ものすごく気持ち悪いことだと思うのです。

その、気持ち悪さとどう折り合いをつけながら演劇をやるか。
最近ずっと考えてる事です。

さて。
それに対するひとつの答えが僕らが「リングサイドの演出」と呼んでいる、
近年の天幕旅団の演出スタイルです。

観客席に対峙する場所にある舞台、の中にもう一つ「舞台」を置きます。
そして、その脇にあるリングサイドを出番のない役者の待機場所として設定します。

役者は、演じている時と、演じていない時、
どちらもお客さんに見られていることになるのです。
これにより、演劇が虚構であるということを常に提示し、
演劇の気持ち悪さを解消しようという試みです。

なんだか難しい言い方になってますが、
要するに、「お芝居なんだから上手に嘘をつきましょう」というのが気持ち悪いので、
「お芝居なんで嘘ですよ」と常にアピールしながら見てもらう、ということで。

これは、ヤマト魂時代の、「Heavens」の再演辺りから試行錯誤を繰り返している演出方法で。
近年やっと、自分の中でもその意味が定着し始めている感じです。

演劇という奇妙な行為と向き合うために、まだまだ考えなくてはいけないことが多いです。

なんだか、オーディションの話とずいぶんそれてしまいましたが、徒然なるままに。

「作ること」の情熱

2012-01-14 02:41:53 | Weblog
最近、料理がなんだか楽しいのです。

作っている間は、なんというか、別のことを考えていられるので、
脚本の企画とか、演出のアイデアとか、なんとなく浮かぶこととかあって。
よい気分転換になります。

料理というのは、なんだか芝居作りと似てるような気がして。
作ってる時間は長いのに、食べたらあっという間。
稽古して、本番、みたいな。

そういう意味で、稽古と本番比べたら、稽古の方が圧倒的に好きなので。
調理と食事を比べたら、断然調理の方が好きなのです。


七草粥。
山芋を摩り下ろして混ぜてみたら、もちもちの食感に。



おでん。
冬のおでんは最強だなあと。作ったら、数日食べれるし。



ハンバーグ。
かなり豪華な食事。

「SUPER☆STAR 写真館」の情熱

2012-01-08 02:26:35 | Weblog
そういえば、昨年末の「SUPER☆STAR」。
風太郎さんに撮って頂いた写真を少し。


DJsideのオープニングです。
「ルーキー」に合わせて踊る。



こちらもDJside。
まりえちゃん演じる、「願いを忘れた少女」。



探偵side。
輪太郎演じる、探偵。雨の中を走る。



同じく探偵sideから。
謎の女からの電話を受ける小林少年、加藤晃子。

「引越し終わらず」の情熱

2012-01-04 02:05:00 | Weblog
昨年秋に引越しをしたのだけれど。

そのタイミングで、PCを新調しました。
今までノートPCを愛用してたのですが、
色んなとこに持ち運びするためか、結構ガタが来ていて。

打開策として、新しいPCはデスクトップにしたのです。
持ち運びしようがないから、破損しにくいかなあと思って。

家具やら服やらの引越しは済みましたが、
PCの中身の引越しは遅々として進まず。

というか。
今までのPCの中を全然整理していなかったので、
要るもの要らないものを選り分けるところから。

僕、全くPCスキルがないので、ホント、四苦八苦しておりまして。
引越しはもうちょっと終わらないようです。


あと、折角なので、家計簿をつけようと思い立ち。
慣れないエクセルを駆使して、家計簿を作成してみました。

そういえば、公演の収支も計算しなくては。
領収書がたまっております。
・・・赤なんだろうなあ。。。

「年頭のご挨拶」の情熱

2012-01-01 20:17:02 | Weblog


おみくじは、大吉でした。
なぜか、女難ありと書いてありました。
心当たりありませんが。。。

そんなわけで、2012年になりました。
あけまして。

年末年始が、とても苦手です。
反省ばかりだから。
でも、反省を糧に、前進するしかないのだなと思っております。

昨年までとは生活環境ががらりと変わりまして。
まあ、個人的なことなのですが。
次のステップだ、となんとなく思っております。

天幕旅団は、昨年末の公演で3回やりまして。
今後どういう方向に進もうか、思案のしどころです。

なんとなく、この2012年は、エンジンを温める年というか。
どーんと発進するためのスタート位置みたいな。
そんな感じかなあと思っていたりします。

夏に一本、少し小さめの小屋で実験的な公演を、
冬に一本、ファンタジーをやろうと思っています。

後、秋ごろに、外部とコラボしてひとつ作品を作る企画が進行中です。

そちらも、楽しみにしていただけたら幸いです。


今年も、天幕旅団を宜しくお願いいたします。