情熱の薔薇

天幕旅団主宰:渡辺望が傾ける様々な情熱。

「ダークネス」の情熱

2009-01-31 22:20:38 | Weblog
高円寺はダークネスだ。

劇場がひとつと稽古場がひとつ。
中央線沿いの駅の中でも、ほとんど降りない駅だけど、たまに来る度に、そのダークネスさを肌で感じる。


隣りは中野。
反対隣りは阿佐ヶ谷。
比較するとそのダークネスさは明らかだ。

なんというか、明るさが違う。
薄暗い感じがする。
昼間の新大久保みたいな感じだ。
(好き勝手この上ない事言っているが。)


で、そんな先入観があったので、必要のある時以外あんまり行った事がなかったのだけど。

劇場行く道すがら、やたらと目に付く「お好み焼き屋」。
同じ通り沿いに四件も。

ちょっとだけ、高円寺が好きになる。

「おおごと」の情熱

2009-01-29 17:47:52 | Weblog
定期券を失くす。

んで、見つかる。

たった一日行方不明になってただけだけれど、なんというか、おおごとだった。


朝、家をでようとして定期入れがないことに気付く。
大捜索を行うも見つからず。
諦めて駅で切符を買う。



そういえば、切符を買うなんてホントに久し振りだ。

FeliCaシステムが開発されるまでは、毎回こうして切符買ってたんだなあと思うと、なんか不思議。
昔は、色んなとこに行った切符を、捨てずにとっておいたりしてたなあ。


んで、ないと困るPASMO。
再発行してもらえると聞いたので、最寄り駅に。

書類を書いて免許を出したら、駅員さんが、「あ、この名前の定期、届いてますよ」と。

親切な人はいるもので。
戻って来ました。
感謝。



実は大事なのは、中身よりも外身。
これ、中学校の入学祝いにもらったもの。
かれこれ15年くらいの付き合いになります。
ボロボロで、ガムテとか貼ってあるけど、なんか捨てられないんだなあ。

「斬られて候」の情熱

2009-01-27 21:18:51 | Weblog
チラシを見た瞬間から、もう絶対行くと決めてた「パンク侍」。


なんだか、前評判であまり評価がよくなかったので、見るまではどうなのかなあとちょっと不安に思っていたけれど。

僕は、すっごい面白かったなあ、と。

観劇後にこんなに興奮が持続してるのも、ずいぶん久し振りかもしれない。


原作に対するリスペクトがすごく伝わって来て、それをきちんと視覚で面白くしているなあと、なんかもう見入ってしまった。

後半の、物語がぐちゃぐちゃになってく展開についていけるかどうかが、賛か否かの分かれ道な気もするけれど。
でも、それは原作がそうなってるからなあ。


ラストシーンに、がつっと心を掴まれる。
原作でもすごく印象に残ってるセリフだけれど、「僕はパンク侍です」っていう一言。

ただただかっこよくて。

そして、原作の最後の二行。これが舞台上で目の前に現れた。
それだけで、見てよかったって思ってしまったのでした。


「二、三歩歩いてろんは立ち止まり上を向き、口からまっ青な空を吹いた。
空は美しく嘘くさかった。美しく、嘘そのものであった。」


うひー。

「持ちネタ」の情熱

2009-01-25 23:50:38 | Weblog
イベントのこと。

今日は、音楽イベントに呼んでもらい、合間で短いコントを一本。


学生の頃からやってるので、もう結構舞台を踏んでるはずなのに、今回はなぜか久し振りに、すっごい緊張。

出番までに時間があったからなのか、会場の雰囲気がいつもの劇場とは違ったからなのか。

とにかく三人とも、出番が近付くにつれてそわそわし始めていた。


んで、本番。

どんなお客さんの層なのかもわからなくて、正直ウケるかどうか不安だったのだけれど、お客さんが温かくて、声出して笑ってくれたのでほっとする。


お客さんがあんなに近くてギュッと居る雰囲気も久し振りで、いい空間だった。


終わってみたらなんだか汗だく。
短いコント一本やっただけなのだけれど。


閑話休題。

今回は、前に書いた台本で、キャストも前と同じ三人で。
作る、というよりは、修正を加えるという感じで稽古。

平行して、客演の方の稽古やらWSやらあって、時間勝負だったし。


で。

こういう風に、気軽に持ち運べるコント(作品?)を持っておくのはいいなあと思ったり。

いつこんな機会があるかわからないわけで。

さっと行ってさっとできる、ネタ(レパートリー?)をいくつか作っておきたいなあと思ったのでした。


あのPerfumeのコントは、流行廃りという寿命があるし。。。

「諸刃」の情熱

2009-01-23 23:57:02 | Weblog
池袋にて観劇。

なんだかものすごい久し振りに来たら、雰囲気が変わってたサンシャイン劇場。

知り合いが出るということで、チケットをとってもらったらすごく前の席で、喜ぶ。

大抵、当日券で入って後ろの方の席なので、前売りの偉大さを知る。


で、ファントマ。

必ず毎回ってわけではないけれど、好きな役者さんがわりとよくゲストで出るので、なんだかんだよく見てる気がする。

今回の演目も、そういえば初演も見たなあと思い出し。

わりかし細部まで覚えているなあと思う。
んで、脚本がエンターテイメントとしてしっかりしてるから面白いんだなあと。

前と印象が変わったのは、以前は、脚本のエンターテイメント性を凌駕するほどのギャグを、当たり外れ関係なく大量に盛り込んでて、それが、脚本の流れを止めてしまってたんぢゃないかなあと思ったり。

笑いは諸刃の剣なのだ、と戒め。


元ピスタチオの大和さんが、ものすごいカッコイイ。
出番はホントにちょっとだけなのだけど、きゅんきゅんする。


で、ラーメン食べて帰る。

美味なり。

「夕と朝の間」の情熱

2009-01-21 11:45:06 | Weblog
最近、夜中の食欲が旺盛だ。

煎餅やらおかきやら、グミやら、ついつい口に運んでしまう。


普段から、そんなにたくさん食べる方ではないので、いざ寝ようかという段になって、消費した菓子の空き袋の多さにちょっと驚いたりする。


理由は簡単で、そこにあるから、だ。

なければないで全然平気で。
空腹感に駆られていたりはしないので。


で、翌日に必ず吹き出物が出来ている。

「夜中に間食しました証明」みたいな感じで。


肌は正直。
間食はやめよう、と思うのだ。

「ポーカーフェイス」の情熱

2009-01-19 11:35:56 | Weblog
いらいらするのはよくないし、例え内心いらいらしていたとしても、後で「目が笑ってなかったね」と言われるようではダメなのだ。

その場所にはその場所なりのやり方があるわけだし、余所者はそれに従うしかないのだ。
なんだって、それはそれ、と受け入れるしかないわけで。


とか言いつつ、この状況を客観的に考えたらなんだか笑けてくるし。

意外と気楽な自分がいたり。

「贅沢」の情熱

2009-01-17 23:53:38 | Weblog
WS一日目。

なんだか随分久し振りな気がする。


正確を出す必要のない、贅沢な時間。

強いて言えば遊ぶこと、試すこと、楽しむこと、が正確なのだ。


そして参加してくれる人は皆、遊ぶことに憶することなくやってくれる。

素敵だなあとつくづく思う。

僕も負けじと、「こんな遊びはどう?」と提案してみる。


それはとても、贅沢な時間だ。

「中か、外か」の情熱

2009-01-15 23:27:55 | Weblog
三鷹、にて。

久し振りに、約一年ちょっとぶりに三鷹に来た。

駅ナカに食べ物屋さんやら本屋さんやら、たくさんある。
せっかくだし、と思ってぶらつく。

美味しそうな匂いが溢れ、どの店も賑わっている。


しかし、疑問だなあ。
なんでこれは、改札の中にあるのか。
改札の外にあれば、近所の人もふらっと入れるのに。

ある意味、外のお客を切ってるわけで。
そういう戦略なんだろうけど、なんか解せない。
中か外か、それだけの選択なんだが。

中か外か、は大きな違いだ。


っていうか、三鷹の駅前は、ホントなんにもないんだもの。(北口ね。)

「客観」の情熱

2009-01-13 12:52:15 | Weblog
なんだか立て続けに芝居を見る。
うんと大きいところもあり、うんと小さいところもあり。

んで、「演出」ということについて考える。


脚本は面白いと思うのに演出がちょっとなあ、と思ったり。
脚本が面白くないんだからせめて演出でなんとかして欲しいなあ、と思ったり。

それから、
演出が脚本をわかりにくくしてるなあ、と思うものもあったり。


なんにせよ、演出というポジションのもつ意味って大きいよなあと思うのです。


自作の演出ばかりやっていてはダメだわ、となんとなく思ったりして。