今回の「ヤマト版 夏の夜の夢」、喜劇版と悲劇版と銘打っております。
考えたら、喜劇って言うのって、「笑えますよ」って言ってるのと同じなわけで。
自らハードル上げちゃってるわけです。
もっと考えたら、そもそも劇団名からして「笑劇ヤマト魂」。
相当笑いにこだわりのある集団みたいです。
笑いへのこだわり、といえばこの人。
石川久雄です。
通称ひさおんぐ。旗揚げメンバーです。
・・・はっちゃけてます。
彼は、「笑劇ヤマト魂」の「笑」の部分を背負っているかのような責任感があって、
笑いに関する探究心は相当なものです。
特に笑いにする必要のないシリアスな場面でも、笑いの綻びを見つけようとするので、
よく駄目出しで、「笑い乞食!」と言われています。
そういう事を気負わずに、のびのびやってくれたら素敵なのに、とこっそり思ってるのですが、
元来、真面目な性格なので、ついついはまり込んでしまうのがもったいないところ。
とは言え、僕、彼のシーンを見て、演出席で本気で笑ってる事もよくあって。
ただ単純に、ファンなのかもしれません。
そんな彼が今回演じるのは、
仕立屋:ロビン・スターヴリング。
職人チームの一人です。
若者達を束ねてもらいつつ、
いつものコミカルな一面とともに、はっちゃけてない彼の繊細な一面とも向き合えたらなあ、
と密かに。
例えば、こんな感じで。
「Heavens~夜と夜と音楽~」撮影:寅野風太郎