情熱の薔薇

天幕旅団主宰:渡辺望が傾ける様々な情熱。

「斬られて候」の情熱

2009-01-27 21:18:51 | Weblog
チラシを見た瞬間から、もう絶対行くと決めてた「パンク侍」。


なんだか、前評判であまり評価がよくなかったので、見るまではどうなのかなあとちょっと不安に思っていたけれど。

僕は、すっごい面白かったなあ、と。

観劇後にこんなに興奮が持続してるのも、ずいぶん久し振りかもしれない。


原作に対するリスペクトがすごく伝わって来て、それをきちんと視覚で面白くしているなあと、なんかもう見入ってしまった。

後半の、物語がぐちゃぐちゃになってく展開についていけるかどうかが、賛か否かの分かれ道な気もするけれど。
でも、それは原作がそうなってるからなあ。


ラストシーンに、がつっと心を掴まれる。
原作でもすごく印象に残ってるセリフだけれど、「僕はパンク侍です」っていう一言。

ただただかっこよくて。

そして、原作の最後の二行。これが舞台上で目の前に現れた。
それだけで、見てよかったって思ってしまったのでした。


「二、三歩歩いてろんは立ち止まり上を向き、口からまっ青な空を吹いた。
空は美しく嘘くさかった。美しく、嘘そのものであった。」


うひー。

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