葬儀終了後、次の予定までしばしのコーヒータイム、週刊誌を読みながら聞くとも無く聞こえてきたのは
上司をやり込めたことを誇らしげに、自慢げに部下に語る営業マン?でしょうか?
自慢している本人は、自己満足、自己陶酔されているようですが、聞かされる部下は気の毒。
しかし、上司は、やはり上司です。
上司をやり込めてみたところで、益するところは何もない。
「上司をやっつけた!」ということは、一時的な快感をもたらすかもしれないが、その後が怖い。
むしろ、円満な関係を保持したほうが、結果としてうまくいくようだ。
日本人にはもともと議論するという週間がないので、「論理性」だけで議論が成り立つことはない。
そこには、必ず「感情」が出てくるので、それがしこりとなって残る危険を重視しなければならない。
とりわけ、「あと5年もすれば、お前もわかるよ」とか「若いヤツには、こういう問題は見えにくいんだ」
というような、論理とはまるでまるで関係の無いところで議論を始めようとする上司の場合には、リング
アウトが最も効果的だろう。
「なるほど、課長の意見は“参考”にさせていただきます」とか「企画書に“反映”させていただきます」
などとあいまいな言葉でリングアウトしたほうが、感情的なしこりがどこにも残らず、上司に気に入られる
ことができるはずである。
上司をうまく使えるようだと大人物間違いなし、上司操縦方法も会得しましょう。