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電気羊に旅を

「東南アジア一人旅32日」からブログタイトルを変更。東南アジア・中国・ネパール・インドの旅日記あり。南米ネタを公開中

2005年06月08日(水) 九寨溝・黄龍ツアー1日目 バスでひたすら移動

2006年06月08日 | '05中国旅行記
成都→九寨溝
6:50AMに、この交通飯店のロビーに九寨溝・黄龍ツアーのバスが迎えにくることになっている。
マイちゃんとワカナちゃんと3人でチェックアウトを済まし、ロビーで待つ。

7:15AM頃バスが到着。
当初は、小さなピックアップ用の車が来てSada氏がいるSiamCozyG.H.にメインの荷物を預けてから大きなバスに乗り換える予定だったはずなのだが、いきなり大きなバスが来た。
バスが出発してから、赤いT-シャツのバスの助手がやたらと慌てている。
何度も携帯電話で話したり、いろいろ一人で焦っている様子。
どうやらSada氏のゲストハウスに向かうという予定が業者間で伝達がうまくいってなかったらしい。
英語が全く通じない彼との間でいろいろと電話で受け答えした。

結局8:30AM頃、Sada氏も合流できた。僕達日本人4人以外は全て中国人。
赤いシャツの助手は降りてU.S.Armyというあやしげなジャケットを着た男がバスガイドとして乗り込んだ。
ようやく本格的に出発。ここから、休憩などをとりながら12時間のバスの移動となる。

中国語によるガイド説明が10分程続いたあと、客から拍手が沸き起こる。
ガイドがアカペラの歌を披露し始めた。かなり気合いの入った歌い方だった。

10:00AM頃トイレ休憩。お腹がすいたので12:30AMの休憩でバスの降り口で売っていた豆腐と豆がカップにはいった弁当(?)を2元で買って食べる、なかなか美味い。
バスの中Sada氏との会話がはずみ退屈しない。

1:30PMランチ。ある食堂に入る。このツアーは二日目の昼以外はごはん付きだ。ここのメシも美味い。

成都→九寨溝

成都→九寨溝
そしてバスは走り続け、4:30PM頃 再びトイレ休憩。
ヤクと呼ばれる長い毛の牛を写真のネタにしている人々がいた。ヤクの上に乗るとお金がかかる。勝手に遠くから撮らせてもらった。

バスの移動中何度かバスガイドの歌が披露される。かなりの目立ちたがり屋だ。
車窓の景色は全く日本のそれとは違う。このあたりの山は 山の斜面がいきなり平地から急な角度で立ち上がっている。ここはあまり大きな木が生えていない痩せた土地という印象。

成都→九寨溝
6:30PM頃、チベット式のお寺に到着。
なにやら坊さんが説明をしているが、もちろんさっぱり分からない。中国人の客はみんなお布施をして 偉そうなお坊さんからスカーフのようなものをかけてもらっている。最初はやるつもりはなかったが 全員やるのでしょうがなく小額のお布施。

成都→九寨溝

成都→九寨溝
何人かはどでかい線香も買っていた。

ホテル到着間際、雨が降ってきたり、濃い霧がでたり。

このツアーは参加を申し込む時、ホテルのランクを二つ星・三つ星・四つ星とランクを選べた。それぞれに値段が大きな違いがなかった。4人で話し、というより僕がすすんで三つ星がいいと決めた。

まず初めに少し寂れたホテルに到着し何人か降ろす。ここで6割くらいの人数が降りた。ということは次が自分達の泊まるホテルかな思い待ち構えた。

次に着いたホテルがあまりに豪華だったので、自分達のホテルだと思い4人が盛り上がったところ、四つ星の客ようだった。

最後8:50PMに到着したホテルはメインの道から外れ、暗い道をすすんだ先にあり四人が固唾をのむ。見えた外観は暗く怪しげな雰囲気が漂う…。
皆そのときはガッカリしたが、部屋(Sada氏とツインルーム)に入るとかなりGood。今までの中国旅行で一番豪華だ。

簡単に用意を済ませ、すぐに夕食。ターンテーブルでの食事。かなりしっかりとした料理、麻婆豆腐とかいも料理とか、うめー!

九寨溝
部屋に戻り、シャワーを浴び、テレビでサッカーなどを見て過ごす。
日記を書いていると隣で寝息が…Sada氏、つい5分前にはテレビを見ていたのにもう寝てる!

成九寨溝
慌てて寝る用意をして電気を消し就寝。



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['05中国旅行記]

2005年06月07日(火) 合流

2006年06月07日 | '05中国旅行記
成都・交通飯店
9:00AM、ホテルロビーに3人集合。タクシーをつかまえてSiamCozyG.H.へ。
朝は凄く渋滞している。メーターの進むのが遅い、朝用なんだろうか。

タクシーを降り、宿がみつからず30分ほどあたりを彷徨う。

ようやく見つけて中に入ると日本語をはなせるフタッフがいた。
スタッフに呼んできてもらいSada氏と再会。
彼とは壮行会を友人とした以来 約5ヶ月ぶりだ。自分は気付かなかったが10キロも痩せたらしい。

いろいろ話をしたあと、4人で一緒にこのGHで九寨溝の3泊4日ツアーに申し込む。630元(約8190円)、思ったより安い。
宿のスタッフの女の子がかわいいなぁ。英語も上手で安心だ。

その後、近くの食堂で麻婆豆腐やホイコーローなど、大人数だといろいろ食べれるからGOOD。ここでもホイコーローは最高にうまい。

SiamCozyG.H.にいったん戻りSada氏にデジカメデータをCD-Rに焼いてもらう。

その後、市バス(1元)に乗り武候祠近くで降りる。
本当は昨日マイちゃんと一緒に行った登山洋品店街に直接行くつもりだったが、バスが途中で思ったところと違う場所に曲がってしまったので結構歩いてしまった。

目的の場所に着き、いくつか皆それぞれ商品を買う。

宿に歩いて戻ってSada氏とお別れ。
宿に戻り、ゆっくりしていると部屋に韓国人二人が入ってきた。彼らは明日からラサに行くようだ。

シャワーを浴びているとマイちゃんに呼ばれる。部屋に行くと、彼女の同室に(自分の部屋の二人とは違う)韓国人二人(男)がきたので、一緒に部屋でビールを飲みながらお話。

結局、僕の部屋の韓国人二人も呼んできて六人で飲み会。
彼らは英語を上手に話すし楽しめた。

部屋にもどるとヒゲで丸坊主の日本人がいた。彼もラサに行くそうだ。
すこし話し就寝。


['05中国旅行記]

2005年06月06日(月) 成都観光

2006年06月06日 | '05中国旅行記
成都
9:00AM ロビーで 昨日 一緒に成都観光をすると約束をしていたマイちゃんと待ち合わせ。

まず、四川省博物館に向けて歩いていったが、何か建物の雰囲気が怪しげで止める。

成都
しばらく歩いて、登山用品やらの店を観て回り、チベット用として長袖の服を50元で購入。

武候祠に行こうと人力車と交渉するが、10元と言われ、いや5元だと言い返すと、ブスっとした表情で去って行った。
タクシーをつかまえ武候祠に向かう、着いてみると9元だった。

成都・武候祠

成都・武候祠

成都・武候祠

成都・武候祠

成都・武候祠
入場料30元(約390円)を払って入る。
ここ武候祠は三国志の諸葛孔明や劉備玄徳が祀られているところ。
元々ここ成都は三国時代に蜀の都だったところだ。成都で一番楽しみにしていたところだ。

成都・武候祠

成都・武候祠

成都・武候祠 桃園の義兄弟
劉備と孔明だけでなく、関羽・張飛の像もあったし、展示館や公園(桃園の誓いを模したと思われる桃園もあった)があり、なかなか充実していた。

成都・武候祠 博物館
調子に乗って三国志の登場人物が描かれたトランプ(8元)を買ってしまった。
しかし、この時 ここがこれだけ充実したところだと思わずにデジタルカメラのデータが残り15枚の状態で来てしまい、幾つかの写真を消したりしなければいけなかったのが辛かった。

成都・陳麻婆豆腐店
12:30PM、ここを離れ、二人お目当ての「」へタクシーで向かう。
驚異的なスピードと華麗なギアチェンジで、走りゆく車や自転車などすり抜けあっという間に到着してしまった。

成都・陳麻婆豆腐店
店内は広い。注文は、麻婆豆腐とホイコーローとお茶とご飯(というか それしか読めん)。
麻婆豆腐は一口目は美味い!とおもったが大量の山椒がかかっておりだんだん舌が痺れてきた。ホイコーローは素晴らしく美味い。
一品の量が多い、二人できて良かった。値段は合計31元。満足満足。

そこを出て、僕がサンダルを買いたいので、マイちゃんが昨日見つけたというイトーヨーカドーに向かう。
しかし、どれも高い。買うのを諦めた。
モールのジュース屋でスイカジュース(2元)・レモンジュース(2元)を買う。

歩いて3:30PM頃 交通飯店にもどり、インターネットチェック。メールでsada氏と連絡が取れた。

一度sada氏の方から3:30PM頃、このホテルに尋ねてくれたようだ。
今度はこちらから会いに行き、もし会えなかったら、またこのホテルに来てくれとメールを打った。

ここのホテルのレセプションに、Sada氏が泊まっているホテルの住所をみせ、教えてくれた場所がいいかげんでホテルを見つけることが出来ず、カムバック。
ロビーで一時間待つ。

諦めて、レセプションにSada氏が来たら連絡するように伝えて部屋でまったり。

外に出たくなって、ホテルの入り口のところで待っていると、マイちゃんともう一人女の子がホテルに戻ってきた。彼女はマイちゃんと同じ部屋になった日本人のワカナちゃん。
少し会話した後、メールチェック。

Sada氏からメールがきていた。やはり、翌朝会うことにした。ドラクエ2のサマルトリアの王子状態、なかなか会えない。

3人で夕食へ。ホテルから10分くらい歩いたところのお粥屋で食事。お粥食べ放題。
ここはいい店だとおもっていたら、お粥の中に小さい蚊のようなものが入っていたり、微妙…。

ホテルに帰り、3人で明日一緒にSada氏のホテルに行くことに決め、就寝。



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['05中国旅行記]

2005年06月05日(日) ドタバタな一日

2006年06月05日 | '05中国旅行記
重慶
宿の裏手はどうやら市場になっているようだ。
5階の部屋だというのに 外から聞こえるガヤガヤというざわめきで目が覚める。

重慶
時計を見ると7:50AM。
まずい!寝過ごした!
自分は腕時計が嫌いで、日本から持ってきた携帯電話で時間を確認している。それを目覚まし時計として使っているのだが、曜日を間違えて土曜日としてしまい、鳴らなかった。
やばい…、今日はバスで大足に行き、宝頂山石刻などを観光、そしてバスで成都に向かうというスケジュールで、本当は6:00AMに起きるつもりだった。
慌てて用意して8:10AM頃 チェックアウト。

5,6分程歩き、バスターミナルへ。
チケット売り場で並び「大足」という書いた紙を見せる。大足行きは5分後の8:40AMがあり、そのチケットをもらえるはずだったが、すぐにそれを引っ込められ、9:20AMのチケットにされた。45元(約585円)。

オンリー中国人のバス乗り場で待ち、時間がきたのでバスに乗ると9:15AMなのに発車する。
さっき間に合いそうだった8:40AMのバスチケットが買えなかったのはこのためか?

この手の長距離バスは必ずテレビがついていて映画(V-CD)などをやっている。中国映画でもちゃんと字幕がでる。
それを観ていると、ある登場人物が藤原紀香に似ているなぁと思っていたら、日本人と言う単語やその役の女性の名前もずばりNorika…間違いない。すっごいアクションシーンをこなしていた(スタントだと思うが)、まさかこんな仕事をしていたとは。

11:55AM、大足のバスターミナルに到着。
チケット売り場に行くが成都行きは、ここには無いと適当にあしらわれる。

外に出るがよくわからない。人が少なくなったのを見計らい、もう一度チケット売り場に行き筆談を試みる。すると「客(?読めない文字)中心」と書いてくれた。
そこがどこかガイドブックの地図を見せても教ええてくれないので、外にでると何人かの力車に囲まれる。
そのうち一人が分かると言うので、距離は解らないが5元(約65円)と交渉すると(←今思うと高すぎた)、即答でOK。

力車で4,5分くらいのところに別のバスターミナルがあった。
中国は長距離バスが町に二つか三つある、旅人にとっては非常に厄介だ。

成都行きは 今日はもう2:00PM発しかない。全然時間が足りないが、今日ここ大足で宿泊するつもりは無かったので、しょうがなくその時間のチケットを購入(79元?)。

すぐにタクシーを呼び止める。
ガイドブックの「宝頂山石刻」を見せると、運転手は指を一本立て走り出す。おそらく100元(約1300円)のつもりだろうが、メーターを使うように強くいうと、渋々メーターを使用。こういうところは油断できない。

頼みもしないのに、物凄いスピードで走ってくれた。ありがたい。34元(約440円)。

タクシーを降りた所のお土産屋のおばちゃんに、バックパックを預かってもらうようにお願いするとOK。
店の棚の下にバックを置いた後、タダではないだろうなぁと思いながら、黙って石刻に向かおうと歩き出すと、後ろから慌てたように「ファイブ ユエン(5元のこと 外国人用に数字は英語になっている)」と言ってきた。
こちらは演技で じゃあやめようというジェスチャーをすると、すぐに「ツー ユエン(2元のこと)」。
「OK!」交渉成立。このあたりのやり取りが 旅していておもしろいところ。

大足・宝頂山石刻
ここから石刻の入り口までが遠かった。
入場料80元、高い!(別の観光地 北山公園の入場料分まで入っているのだろうか?)。

大足・宝頂山石刻
ここはかなり良い。自分の好みにぴったりとハマル石像が並ぶ。色や造形のセンスが良い。

大足・宝頂山石刻

大足・宝頂山石刻

大足・宝頂山石刻

大足・宝頂山石刻

大足・宝頂山石刻

大足・宝頂山石刻
しかし、時間があまりにも無さ過ぎる。
それに加え、小雨が降っており、石像を撮る時にカメラのレンズを見上げて構えるとレンズに雨があたってしまうので、ゆっくり構図などを考えて撮っている暇などなかった。

中国人ツアー客が多く邪魔くさい。じっくり細部など観賞する事もできず、小走りに次々と撮影していく。とにかくGOOD!ここは非常にお勧めだ。

外へ出て、小走りに出口まで向かおうとすると、女性の力車に1元と声をかけられ「たった1元ならいいか」と思い 乗るが・・・・・・・・おばちゃん おせーよ。

3分程乗ったかな、それを降り、すぐに預けていたカバンを回収し、駐車場へ。
「あ~、やばい…」タクシーが一台もいない・・・。
うかつだった、来る時に使ったタクシーを待たせておくんだった・・・。
普通の乗用車の他に何台もツアーのマイクロバスが停まっているが、タクシーは無い。

大足の看板を掲げた小さなボロいバスが停まっていたので声を掛けると大足まで行くと言うので乗り込む。
しかし、自分が急いでいるということは知る由も無く、全く発車する気配が無い。乗客は無茶苦茶庶民モード。
運転手と助手に「急いでいるんだ」「時間が無いんだ」と筆談を交えて訴えるが、まわりの乗客がおもしろそうに群がるだけ。
1:50PMまでにバスターミナルに行きたいんだということが一人に伝わったようだが、無理との答え。
この時 1:40PM。

もうダメだと思い、カバンを背負いバスを降り、駐車場を出て行く車(2台)に乗っけてもらうように頼むが、ダメ。
その慌てぶりが通じたのかバスの助手のおばさんが、10元札をピラピラと見せて「コレを払えば 連れて行ってあげる」というジェスチャー。

バスに戻るとすぐに発車。
よし、これでなんとか間に合うか?と意気込んだが、これは庶民のバス…、途中 人を降ろしたり乗せたり・・・。しかも、なぜか30秒ほどの停車なのに、いちいちしっかりとエンジンを切るというエコロジーぶりを見せ付けてくれる。

「もう絶対に間に合わねー」

大足の町に着き、乗客がすべており、完全に諦め肩を落とした時、時間は2:05PM。
そんなころ、そうだバスチケットを見せれば!と今ごろになって思いつき、助手のおばさんに見せると、すかさず何かドライバーに叫ぶ。やっと急いでいた理由が解ったらしい。
おばちゃんに「あんた 無理だよ」とジェスチャーされるが、ドライバーは水を得た魚のように、今までに無い猛スピードでバスターミナルに向かう。

すると対向斜線を走ってきたバスのフロントに「大足→成都」の文字が。
ドライバーは「アレか!?」と振り返る。
「そうだ」とおばちゃんも興奮して叫ぶ。
慌ててUターンしてその長距離バスを追ってくれた。

運良く1分程度走ったところで、バスが停車しており、それに横付けしてドライバーがなにやらそのバスに訴える。
バスを降りドライバーにチケットをみせると、ドライバーは笑いながら「乗れヨ」とOKしてくれた。

振り返るとボロバスは何も言わず、助手のおばちゃんの微笑とともに去って行った。
ありがたい~、助かった~。
乗り込むと周りの乗客から奇異な表情をされる。

今回のバスは走りもゆっくり、しかも途中なぜか何度も停まってしまう。かなり余計な時間がかかった。

成都に着く少し前、席の二つ前のおばさんが新聞を広げて読んでいて、その見出しに中曽根元総理の写真とともに「中曽根敦促小泉停止拝鬼」と書いてあった。靖国参拝問題についての記事だ。
中国を旅していると、そんなニュースなど 国民が気にしているとは感じない。
7:00PM頃、成都に到着。ここでも降りるとまた客引きにあう。大きな荷物を引きずっているとさすがに目立つ。腕を掴むヤツもいるがあまりしつこくない。

ターミナルに出るとたくさんの力車に勧誘される。
ゆっくり地図を見る余裕もくれない。

少しそこから避難して、どうするか考える。
朝から何も食べていなかったので、2元(約26円)のパンを買い、パンを口にくわえながら、目が合ったタクシーを拾う。
「地球の歩き方」に載っている 一番安いホテル「交通飯店」へ。ガイドブックを見せるとすぐに場所を分かってくれた。

そのホテルに着くと(タクシー代 35元だったかな)、ドアボーイがタクシーのドアを開けた。
見ると凄く高級そうなホテルだ…間違えたか?

中に入り確認すると4人部屋30元、3人部屋40元とのこと。
珍しく「地球の歩き方」より安い。もちろん安い方の30元(約390円)の部屋に決める。
カウンターの女性も皆英語が完璧、すばらしい。

成都・交通飯店
館内はかなり高級な感じの仕様。部屋も綺麗、しかも4人ベッドルームだが客は自分だけ。
タオル・石鹸・歯ブラシ・お茶・テレビ・エアコンが付いている。シャワールームもちゃんとトイレと別部屋だし、きれいだ。1階にネットルームもある。
素晴らしすぎる!完璧だ!これでたった30元(約390円)かよ!超おすすめの宿。

中国旅行中の友人sada氏に、ここ成都で合流する為に今日まで強行スケジュールをとってきた。
上海を出てからネットカフェを見つけられずにいた、ここでやっと連絡がとれる。

ネットルームはWindowsXP、日本語が使える。一時間くらいやって10元(約130円)。

成都
夕食の為 外へ出て、大衆食堂風の店に入る。
マーボ豆腐は無いかと聞くと「没有(メイヨ~)」。仕方が無いので適当に「豆肉なんとか(10元)」を注文。
やってきたのは肉と豆腐が入ったスープ と わけがわからないほど大量のご飯(漬物付き)。
うまい…けど 多いよ!
まわりを見るとお客はみんな3人か4人できている。そりゃそうだろうなぁ。

ホテルに戻ると若い女の子とじいさんがロビーで会話をしている。
会話のなかに「Japan」という単語が聞こえてきたので、話し掛けると、女の子は日本人、じいさんは韓国人。たまたまここで知り合って会話をしていたらしい。

一緒にまざってお話。
このじいさん、世界115カ国も旅行経験があるらしい。おそろしい・・・。
女の子はまだ成都観光していないので、翌日一緒に観光することを約束して、部屋へ。

シャワーをあび、洗濯をして、日記をかいて2:00PM頃 就寝。

黄山で日本人と話して以来、ずっと中国人オンリーの時間を過ごしていた。
Sada氏の日程にあわせるように急いで上海から横断してきた・・・。
このホテルの英語環境・日本人がいるということ、そしてネットができるということで非常に気持ちが楽になった。

この4人部屋も結局自分だけのようだ、今日はゆっくり休める。



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['05中国旅行記]

2005年06月04日(土) 没有 外国人 ~外国人のいない日~

2006年06月04日 | '05中国旅行記
武漢→利川
夜が明け、朝食タイム。
トイレに行こうと皆が向かう先の建物に入ると、そこは完全にオープンなニーハオトイレ(間仕切りがないトイレのこと)。6つくらい四角い穴があり、二人がしゃがんで 一人が立ちション状態だった。
それほど用を足したいわけじゃなかったので今回はパス。

お店で皆なにやらいろいろ頼んで朝食をとっていたが、頼み方がわからないのでとりあえず蒸している肉まん(0.5元=約7円)を一つだけ買う。しかし、肉まんと思ったら饅頭(まんとう 肉まんの中身がないヤツ)で少し物足りなかった・・・。
周りはニワトリやヒヨコがいて微笑ましいのどかな風景だった。

朝食タイムが終わり、出発した後、ある男が日本人である自分に興味を持ったらしく声をかけてきた。
上半身裸の乳首から毛がだらだらと生えている男が隣に陣取りいろいろ話し掛けてくる。もちろん彼は英語力ゼロ。
その状況を見て、今まで自分のことを気になっていたが黙っていた男達が回りに急に集まりだす。Too much男性ホルモン状態。

武漢→利川
その時に自分が読んでいた小説を見たいというので貸すと、その文章の漢字部分だけを得意げに読み上げたり、ガイドブックの中国地図でなにか説明しだしたり(何を言っているかは分からん)、カメラに興味深々だったり。まあ、皆 楽しそうにしているし、悪い気はしない。
しばらく妙なやりとりが続いた。

利川
11:00AM頃、利川のバス停に到着。
目のクリクリしたドライバーに誘導されて、あるバスの前へ。どうやらコレで重慶までいけるようだ。
ドライバーはバスに入りここに座れと言った後、日本語で「こんにちは」と言って去って行った。

このバスのドライバーの助手と思われる女性に何時にこのバスは出発するのかと尋ねると、2:00PMという。またかなりの時間のロスだ。

バスを離れ利川の町を散策することに。思っていたより都会だ。ネットカフェを探そうと思ったが、見つからない(←注;この時点ではネットカフェの中国語表記をしらなかった)。

バスターミナルに戻り、トイレ入り口で1元(約13円)を払い中へ。そこは低い壁で簡単に仕切られたブース(といっても扉がないので見えられる)が並ぶ。
まあ、今まで日本でも汚いトイレというのは経験したことあるが、靴の裏が汚れようが、ニオイが多少臭かろうが、それほど気にすることではなかった。
しかし、今回は事情が違う。それぞれのブースに溝があり、そこにウンコをするのだが、溝が隣(正確に言えば前後)とつながっていて、何分かに一回 水が流れ ウンコを押し流すというシステム。
したがって、自分が下流にいる場合、上流から他人のブツが流れてくるのである・・・。
まあ、しっかりと流れるならまだいい。
それが流れずにそれぞれのブースの溝に こんもりとウンコが山になっているのだ。ニオイも尋常ではない。ウンコしないわけにはいかないので、しょうがない・・・、自分は外国人、人の国にまできて モンクをいっても始まらない・・・それにしても気持ち悪かった。

雨も降ってきたので、バスでゆっくり日記を書いて過ごす。

定刻通り、2:00PMに重慶に向けて出発。

小説を読んだりして過ごし、9:00PM頃 重慶に到着。
こんなに時間がかかるなら武漢から船、もっと言えば黄山から飛行機で飛んだ方が良かっただろう。

でもいつも思うのだがいろいろトラブルがあると、その最中はイライラや不安がよぎるが、それが過ぎた後は妙な充実感を得る。
このあたりがバックパッカーが旅中毒になる要因の一つではないだろうか。
パッケージツアーでは味わえないこういうトラブルそのものが旅となると思う。
あくまでこれは一人旅であり自分の決定が同行人に迷惑をかけるわけではない気楽さゆえに こういうことを思うのかもしれないが。

バスを降りたところには船のチケット売り場。誰も英語が通じない。
ここの重慶も例にもれず「地球の歩き方」に安宿の情報は載っていない(役立たず!)。

五人ほどの宿の勧誘に囲まれるが、こういうのを無視して少し歩くと招待所と書いてある看板に15元(約195円)と文字が見える。
その招待所の前に呼び込みをしていた女性に声をかけられるが、自分が日本人だとわかると、めんどくさそうに他へ行けと言われた(後で知ったが招待所は外国人は泊まれないらしい、多分)。

しょうがないのでついてきていた呼び込みの中で、タレント(女優?)の加藤夏希似の小柄な女の子がかわいかったので、その子は英語の数字も片言しかいえないが、交渉に応じてみる。
ついさっき一泊78元と言っていたのにいつのまにか50元になっており、試しに40元(約520円)と言ってみると、うれしそうに「OK」とのこと。
30元と言えば良かったかな。

彼女について宿に向かう。
その道すがら、初めてここが「床屋街」ということに気付く。話には聞いていたが、実際に見るとは思っていなかった。
床屋といっても、実はその名を借りた風俗店だ。中国は原則として風俗を禁止していてこういう床屋という形で店をだしているそうだ(と聞いたことがある)。室内もピンク(紫?)だし、女の子が待機しているのが外からでも明らか。
そのそばには数件、オトナのおもちゃやら避妊具らしき店の看板が見える。
どういうシステムかは知らないが怪しさだけが漂い全く そそらない・・・。

宿でチェックインを済ませた後、辺りに適当な食堂がなかったのでカップラーメン(2.5元 約320円)を買い、室内にあるポットの湯を使い おそい夕食。

宿はいかにも中国人しか泊まらないような宿。川沿いだからだろうか布団も湿っている・・・。

少しくつろいでから、就寝。


['05中国旅行記]

2005年06月03日(金) 武漢・・・英語が通じない!!

2006年06月03日 | '05中国旅行記
武漢
夜2回程 停まり、トイレ休憩。英語のしゃべれる夫婦が「W.C.」だと教えてくれる。トイレをW.Cというのは日本だけかと思っていたが、中国でもそう呼ぶことがあるようだ。

3:50PM頃 トントンと叩かれ起こされる。目を覚ますと、どうやら もうすぐ武漢に着くらしい。運転手の助手(?)がなにやら怒鳴っている。

予想よりも到着が早い。まだあたりが真っ暗の中、バスターミナルでもない普通の道でバスが斜めに停まり、そこで降ろされる。中国人夫婦と一緒に降りるのがなにより心強い。
周りには5台ほどタクシーが停まっており、ドライバーに取り囲まれる。夫婦が鉄道の駅に行くというのでとりあえず着いていく、というかこの状況では そうするしかない。

10分(?)程して駅に到着。タクシー代は夫婦に払ってもらった。
駅前の広場に転々と人々が座っていたり横になっていたりしている。駅に入ると一つだけ窓口が開いていた。奥さんに聞いてもらうと、重慶行きの寝台列車は満席とのこと。硬座ならあるとのことだが、それならバスにするということで列車は諦めた。
するとどこからともなく現れた かっぷくのいい男が来て、夫婦と話をしている。どうやら彼からバスのチケットが買えるとのこと。うーん、怪しい。

3分ほど歩いたところに彼の事務所があり、そこでチケットを買うように言われる。そうすれば、ここに簡易の宿泊設備があり、夜が明けるまでシャワーとトイレを使えて、部屋で寝てもいいということだった。
荷物をある若い男が持ってくれ、案内されたトイレは、非常に汚く、シャワーといっても その便器の真上に取り付けられているというもの。とてもシャワーは使う気になれなかった。硬いベッドにゴザと枕が置いてある部屋に荷物を置き、外へ。

武漢
本当は夫婦とここ(すぐ隣が麺屋)で一緒に朝食をとるはずだったが、旦那の方が麦アレルギーらしく、ここ一体にある店ではNGであるとのこと。
奥さんにチケットのことを詳しく聞くと、3:30PMにここを出て、翌朝に重慶に到着するバスチケットのこと。
夫婦は7:30AMの列車に乗るため、駅に行くのでお別れ。

英語を使い いろいろ話せたし、親切にしてもらったが、この親切が この後 新たなトラブルを生むことになる・・・。

武漢
部屋で軽く寝て、9:30AM頃起きる。下に降りカウンターに行き、おばちゃんから重慶行きのバスチケット(200元 約2600円)を買う。
一応再度 何時発か筆談で聞くと「3:30PM」と書く。するとそばにいた若い茶色い服を着た男が「12:00」と書く、?。
もう一人の若いタンクトップのハンサムの男が「2:00PM」と書く。
?・・・意味がわからない。
その三人とまわりの屋台の男達も含め皆英語はダメ(数字もダメ)、だからその三人が違う時間を書いた理由がわからない。
なぜ3:30PMのバスなのに12:00やら2:00という時間を出してくるのか。重慶までの走行時間でもないようだ。
地球の歩き方の巻末の中国語を使って会話を試みるが、よくわからない・・・、三人も自分に理解させようと必死な様子。タントップの男が12時のバスは「上」+「車」を指差す。
どういうことだ?
カウンターのおばちゃんは、上で寝ていろという。

せっかく武漢にきているんだ、無駄に過ごしたくない、朝の英語が話せる夫婦が言っていた「3:30PM発」というのを信用して、ここに3:30PMに戻ってくると言い残し、観光に出かけることにした。

ちゃんと確実にここに戻ってこなければいけないので、近くの漢口駅の名前を確認し(万が一のこともあり写真を撮った)、ここ武漢の唯一(?)の観光地である黄鶴楼に向かう。

ちょうど降りたところに模型屋があり、入ってみるとガンダムのバッタモンのプラモがあって笑えた。

武漢
入場料○○元を払い、黄鶴楼に入る。江南三大名楼の一つだそうだが、うーん たいしたことは無い。
登る為エレベーターに入ると、エレベーターガールがいた。あいかわらず愛想のカケラも無い。なにかシャカシャカ音が聞こえると思ったら、MP3プレイヤーで音楽を聞いていた。こんなエレベーターガールいらねぇ・・・。


最上階からの景色は、微妙・・・。

地上に戻り、意外に広い園内を歩きマッタリしながら外へ出る。

土産物屋で10元のキーホルダーを買う、別にすごく笑顔がかわいい ねーさんがいたからではない・・・多分。

武漢


タクシー(13元くらい)に乗り鉄門関の写真を撮り、中国銀行が近くにあったので、T/Cを現金化しようと入ったが、もっと街中の銀行にいけとのこと。

タクシー(25元くらい)に乗りモールのある街の中心地に行く。
中国銀行で15000円分を交換。1135元になった。なんかコピーをとったり(セルフ)めんどくさかった。

マックで2元のソフトクリームを買う。
この辺りは秋葉系の電気街だ。ネットカフェを探すが見つからない。少し高級そうなホテルならネットが使えるかと思い、カウンターに行き、「インターネット」と言っても通じない。
あきらめてタクシーに乗り漢口駅へ。

3:10PM チケット屋に到着。
到着するなり、例の二人の若い男があわただしく動き出す。あれだけ愛想が良かった二人なのに目もあわせてくれない。状況から3:30PMにバスは来ないんだなということは分かる。
「3:30PM」と筆談したおばちゃんはいない。茶色の服の男が険しい表情でスクーターで走っていった。タンクトップの男は店番。
歯を磨きたいので預けておいたバッグを返してくれと言っても聞いてくれない。3:30PMを過ぎてももちろんバスは来ない。
タンクトップの男が何度も電話をかけたり、かかってきたりして話している(茶色い服の男が携帯からかけていると思う)。

突然、タンクトップの男が やっと話し掛けてきてバッグが置いてある部屋まで案内し、バッグを返却される。
そして、男は店のお金を掴み、一緒についてくるようにジェスチャーする。わけがわからないが着いていくしかない。

まず市バスを乗り、10分程して降りる(バス代は彼が払った)、そこに茶色い服の男が待っていてなにやら二人で会話している。

タクシーをつかまえ、5,6分してついたところはバスターミナル。
男についていくと汚いバスの前までいき、勝手に僕のバッグをバスの荷物置場に入れる。この寝台バスの中に入るように言われ、一番後部の広いスペースのベッドを指し、ここだ という。

とりあえずバスを降りると数人が集まっている。
どういうことだか経緯を聞きたいがみんな英語がダメ。紙とペンをバスのドライバーらしき男に渡すと、ごにゃごにゃと英語と思われる字で 自分のサインを書き したり顔・・・ふざけるなぁ!周りの男達も珍しい日本人旅行者を面白がっている。

そばを通りがかった若いカップルの女の子に「Can you speak English?」と声をかけると、初めは「No」と言ったが、自分が困っていることが分かると、なんとか通訳をしてくれた。
いろいろ聞くと、ともかく自分は重慶行きのバスに乗り遅れたということらしい。それは人数がいっぱいになると発車するバスらしい(←本当かどうか不明)。
もっと早く ここへ来なければいけなかったようだ。朝の英語夫婦もカウンターのおばちゃんも3:30PMにチケット屋の前(もしくは駅前)にバスが来ると説明していたのに。
このバスは重慶まで行かずに途中の利川ところに行くバスで、そこで乗り換え、重慶は明日の夜に到着予定とのこと(当初の予定は翌朝重慶着だった)。
チケット代としての200元はドライバーが誘導してくれるので、追加で払わなくてもいいとのこと。タンクトップの男は凄く申し訳なさそうな顔をしている。

おそらく僕が勘違いをしてこうなったんだろう。チケット屋の若い二人の男はアフターケアとしては一生懸命に動いてくれたのがよく分かる。別に騙そうというわけでもないので彼らを恨むことは出来ない。
まあ勉強になった、街のチケット屋でなく、普通にバスターミナルでチケットを購入すればよかったのだ。
それにこういう時 つくづく一人旅でよかったと思う。自分がした判断で同行者に迷惑をかけたと悩む必要は無い、怒る相手は自分しかいないからだ。

一番後ろのベッドに行き出発を待つ。昨日の寝台バスに比べると格が落ちる。
次々と客が乗り込んできて、5:00PM発。もちろん中国人オンリー。

車内で 溜まっていた日記を書こうとしたがやはり振動で震えて字が書けない。
なぜ中国の道路は舗装されているのにもかかわらずこうもガタガタなのか。30分に一回ほど大きく5cm程 身体が浮く。だから、暗くなり横向きに寝ようものなら、5cmジャンプでアバラを打ってしまう。

トイレ休憩やごはん休憩(なぜか夜中12:00)の時など、僕がバスから降りる際にドライバーがわざわざ どういう休憩かジェスチャーで教えてくれる。
ご飯はどうも夜中なので食べる気はしなかった。



['05中国旅行記]

補足

2006年06月02日 | '05中国旅行記
毎回 旅から帰国するたびに 会って旅話や写真を見せる友達さえも勘違いしていたので ここで補足します。

ここ数日 アップしているのは いまから一年前にした
中国→ネパール→インドの70日間の旅日記を更新しています。

今 中国を旅行中ではないですよ。

2005年の6月2日の旅日記を 2006年の6月2日の分にUPしているので
確かに 紛らわしいかもしれませんが・・・。

更新は不定期ですが 生暖かく見守って下さい。

2005年06月02日(木) 黄山 登山

2006年06月02日 | '05中国旅行記
黄山
用意を済ませ、6:30AM頃、宿を出る。なぜかカウンターに主人がいないので、キーデポジットを返してもらえない。とりあえずカギだけ返して、Mr Huのいるレストランへ。

Huはいなかったが、奥さんに荷物を預かってもらう。
少し待つとHuが慌てて出てきて、少し歩いた先で、すでに中国人二人が乗っているタクシーをつかまえ、乗せられる。

10分程(?)走り、二人の乗客を降ろし、前山(西側)の登山口となる慈光閣で降りる。メーターをあげておらず、20元(約260円)を要求される。他の客がいたんだから、もう少し安くして欲しかった・・・。

入場料200元(約2600円)を払い、7:20AM登山開始。
玉屏ロープウェイ(高度差753m)に乗るつもりだったのに、いきなりコースを間違えることになる。
慈光閣を出て、そこの従業員が指差す方向に行くがロープウェイらしきものは見当たらない。
途中分かれ道があり、ちょうどそこを歩いていた運び屋さん(山の上の売店に品物などを運ぶ人達)のおやじに、「地球の歩き方」のロープウェイ(玉屏索道)の文字を見せると、迷わず この先だ と指差す。しかし これは間違いで、結局ロープウェイを使わず登頂することになる。

黄山
急な階段を永遠登りつづける。朝 起きたばかりで身体がまだ暖まっていない状態でのこの運動は非常にきつかった。何度も休憩をしながら登る。

半山寺というところで まだロープウェイの終点である玉屏楼までの中間地点にも達していないことが判明。まだ半分も行っていないのかぁ。
このとき、あまりに辛かったので玉屏楼に着いたら、ロープウェイで帰ろうかなどと考えていた。

黄山

黄山

黄山

黄山

黄山

黄山
あるところで休んでいると、中国人のおじさんが話し掛けてきた。中国語で話し掛けてくるので、話を折るように「日本人(リーベンレン)」と言うと「そうかぁ」と顔をするが(中国語の)会話をやめない・・・。

彼が離れる時に、飴をくれ「しばらく休んでろ」というジェスチャー。相当 疲れている顔をしていたらしい。

玉屏楼へ着く直前、ようやく素晴らしい景色に出会った。同時に、悠々と登っていくロープウェイを発見。「くそー、楽しやがってぇ」。

黄山・玉屏楼
10:25AM、玉屏楼に到着。
そこには、たくさんの中国人がぞろぞろ。明らかにツアー客と思われる お揃いの帽子をかぶった人達が、記念撮影をしたりガヤガヤさわいでいた。
ペットボトルを購入(たしか10元)。15分くらい休憩しただろうか、すっかり体力は復活し、この黄山の最高峰の蓮花峰(標高1864m)に向かうことにした。
そこに行かなければ、黄山に登った意味が無い。

黄山

ある程度歩き、蓮花峰の頂上を眺めた時、目を疑った。大きな岩肌に急な階段が貼り付き、ほんの小さく見える人達が登っていくのが見えた。本当にあんなところまでいけるのか?とりあえず行くしかない。
玉屏楼で休憩してから、非常に元気になり調子が出てきたが、若い中国娘がせまい階段でなんどもへたりこんでいて、なかなか自分のペースで登れない。

黄山

黄山
もう少しで蓮花峰というところで、上から降りてくる、日本の古い一眼レフを二つ首にかけたおじさんとすれちがった。もしかしたらと思い「Are you chinese?」と尋ねる。「No」。久しぶりに日本人に会った。

彼は、ある出版社のガイドブック作成の為に取材にきていた。ロープウェイを使用した彼は、3時間程度でここまで登ってきた自分に対して驚いていた。(ネットではいえない出版社のことなど)いろいろ話して、お別れ。

黄山

黄山

黄山・蓮花峰の頂上
12:00PM頃、蓮花峰に到着。
小さい面積しかなく大量の中国人で溢れかえる。日傘を差して座っているおばさんたちのせいでで余計にせまい。
お約束で頂上の石碑と一緒に記念写真を撮るが、よくみるとレンズに虫がとまっていてがっかり。

黄山
登ったのと反対側の階段で降りる。
その途中、初めて外国人(中国人・日本人以外)を見つけた。イギリス人の男とアメリカ人の夫婦だ。彼らは、今朝 山頂のホテル(自分がこれから向かう方向にある)を出発し、ここまで来たようで、東側のロープウェイ(雲谷索道)までは、結構なだらかで、それほど大変ではないらしい。また、ロープウェイが閉まる4:00PMまでに着くことは可能かどうか尋ねると、なんとか大丈夫とのこと。
これで後山まで突き抜け下山することに決定。

黄山
ここからは非常に順調。ほとんど休憩せずに歩くことが出来た。
景色も素晴らしい。あるアングルから玉屏楼を見ると「ここはマチュピチュ?」という感じに見えたり。

遠くに宿泊施設が見えたあたりで、どういうわけか道を間違え、誰もいない道を10分ほど歩く。明らかにここは違うだろうということでUターン。
ホテルの裏口のボロボロの木で出来た階段を登り、正規の道に戻る。どこで間違えた?

ロープウェイまでの道を2,3人に尋ね確認しながら、2:50PM頃、雲谷ロープウェイに到着。
○○元を払い中へ。ロープウェイというから次から次へと人を乗せていくと思っていたら、ある程度 人を集めて一気に降ろすようだ。
待っている人の中に、蓮花峰までの道で会ったおじさんがいた。かなり長い時間ロープウェイを降りる。

3:00PM、麓に到着。このおじさんは、なぜかタクシーが4:00PMにここに迎えにくるように手配しているらしい。それまでの1時間、売店でペットボトルのお茶(おごってくれた)を飲みながら雑談。
彼は、20年くらい前に外国を放浪しながらの旅をしていたそうだ。中近東の国での遊牧民と過ごしたエピソードなど、面白かった。

4:00PM車にのり、湯口へ。てっきりタダ(おじさんの分のみ)かと思ったのに(おじさんもそう思っていた)、「他人30元(約390円)」と言われ、料金を請求されるがおじさんが払ってくれた。

湯口に到着したところでおじさんとお別れ。メールアドレスを交換したので、また連絡がとれるだろう。

車を降りると昨日会ったサムソンがいた。またもや日本語レッスンが始まる。

Mr Huのレストランに戻り、さっそく夕食。メニューに無いチキンのチャーハンを注文。携帯の充電もする。白人二人が先客でいたので、料理が出てくるまで凄く時間がかかった。
こんもり盛られたチャーハン、これで10元(130円)、安いし美味い。

食べた後、東方酒店に行き、キーデポジットを返してもらう。

Huのレストランに戻ってくると、彼は また5人の白人女性軍団を店に連れてきていた。どうやら彼は英語が話せるという能力を生かして、町についたバスから、自分がそうであったように、英語で声をかけ 店に連れてきているようだ。

6:00PMのバスの時間になったので、Huが電話で車を呼んでくれ、それに乗り2分程のとことに停まっている長距離バスの前で降ろされる。そこにちゃんと「武漢 行き」のバスが停まっていた。
通常、Huのようにバスを降りてすぐに声をかけてくる人は観光客を騙す場合が多いと思うが、今回は「当たり」だったようだ。宿も悪くなかったし(宿泊代100元が正規の値段かどうかは大いに疑問だが・・・)、彼のレストランの食事は うまかった。チケットもちゃんと正直に手配してくれた。彼に感謝。

一応、バスの行き先を再度 確認する為に、そばにいた女性に質問すると苦い顔をしながら「あゃ?」と言われる(←中国 旅した方は分かりますよね この反応)。
すると、隣にいた長身の男が「Can I help you?」と言ってきた。話すと彼らは中国人夫婦で20年アメリカに住んでいたことがあるようだ。
今回のバスの移動は、英語ができる彼らがいるので安心できる。

黄山
バスに乗り込む、中国初めての寝台バス。
なんだコレ!?縦に3列、作り付けのベッド(足が前方を向く方向、頭側が少し斜めに高くなっている)が並んでいる、凄い。
席は自由、英語夫婦の隣に場所を確保。

6:30PM 出発。自分がデジカメの写真をモニタで見ていたら、男が興味を持ってきた。彼もEOS KISS(旧型)を持っていた。写真を見せてもらった。彼は黄山の山の上のホテルに泊まり、雲海を撮影していて、凄く綺麗だった。

明るいうちは小説を読み過ごした。
暗くなっても黄山の登山で疲れていたのになかなか眠れなかった。


['05中国旅行記]

2005年06月01日(水) 黄山へ移動

2006年06月01日 | '05中国旅行記
蘇州・バス
チェックアウトし、タクシーをつかまえ、バスターミナルへ。
肉まんを一つだけ買い、朝ご飯。杭州行きのバスに乗る。

11:30AM頃(?)抗州に到着。思ったより早かった。
天気が良ければ、ここには綺麗な湖「西湖」があるので、それを少し観光するつもりだったが、ひどい雨だったので、中止。
降りたバスターミナルは、東ターミナル。インフォメーションの女の子に聞くと、ここでは黄山行きのバスが出ていないとのこと。いつものようにガイドブックを指差して説明しようとしたら、英語がしゃべれるこだった。珍しい。
いろいろ話しながら、西バスターミナルの乗り場を教えてもらう。
ミニバスに乗る。こことかなりの距離があり、30分くらい乗っていたかな。

西バスターミナルについて、黄山行きのバスチケットを購入。
少しだけ待っただけで、バスに乗れた。チケット売り切れじゃなくて良かった。

黄山
4:00時頃(?)、黄山に到着。
バスを降りると、沢山の客引きが群がってくる。その中の一人、身なりがしっかりした小柄な男が英語で話し掛けてきた。
いつもはこの手の男にはついていかないのだが、英語が使えるという安心感から、彼の勧める宿へ。

東方酒店という宿、その男に部屋を案内される、一泊100元(約1300円)。おもわずOKしてしまったが、今思えば、もっと交渉すれば安くなった。部屋に荷物を置き外へ。

黄山
彼のスクーターの後ろに乗り、1分程 坂を降りたところに彼の経営するレストランがある。実は、彼はホテルの従業員ではなく、ここのレストランのオーナーだ。
朝 食べた一個の肉まんから何も食べていなかったので、すぐに10元(約130円)のヌードルを注文。
わけのわからないあやしげな黒っぽい野菜が上に載ったラーメン。でも うまかった。彼の奥さんが料理を作っている。
男の名前は、Hu(フー)。ガイドブックではわからない情報などを聞いた。黄山の登山は一日で登って帰って来れること(二つのロープウェイを使えば、8~9時間)や入場料や登山口までどうやって行くかなど、英語でいろいろ説明を聞くことが出来た。

ここのレストランを出て、彼に教えてもらったスーパーで買い物。ジュースやスポンジケーキなどを購入。

黄山
橋のあたりで、ふらついているとサムソンと名乗る20歳前半くらいの男に日本語で声をかけられる。普通、旅先で片言の日本語で話し掛ける人は信用しないが、彼は純粋に日本語を勉強しているようだ。熱心に自分に日本語のフレーズを聞いてくる。幾つか日本語のおかしいところなどを教えてあげた。
最後に、お腹がすいているか?などと聞かれた、やはりレストランの勧誘だったのだろうか・・・。

宿に戻る、今日は移動で疲れたし、明日の登山に備え、特に何もすることなく、9:00PMに就寝。



[関連記事]中国娘とおばあちゃん


['05中国旅行記]

2005年05月31日(火) メイヨ~の洗礼とガッカリ蘇州

2006年05月31日 | '05中国旅行記

昨日、遅くまでしゃべっていたので、目覚ましを無視して、うだうだと寝つづけてしまった。
8:30PM頃、ようやく起きて、シャワーを浴びる。
部屋に戻ると、同室の(多分)イスラエル人(彼は日本語ペラペラと昨日判明する)が起きていた。
パッキングを済ませ、チェックアウト。

歩いて、川南中路駅でメトロに乗り、上海駅へ。
思ったよりもデカイ駅だ。英語がOKなNo41のカウンターで蘇州行きの11:26AMの切符を買う。電光掲示板を見ると、その時間以外は赤い文字で「完売(←これとは違う文字だが 意味はコレ)」を示す文字が。あぶなかったぁ、買えてよかった。

なぜか荷物検査用の機械に通す。だれも中身を確認している様子でないが、なんなんだろう。
ホームに行くとひたすら長い列車。二階建てで結構綺麗だ。切符を買うとき、なにも聞かれなかったが「軟座」(←座席クラス)だ。向かいの席になぜかバレリーナの格好をした5歳くらいの女の子。お母さんも派手だ。なんだろう??

12:40PM頃、蘇州駅に到着。駅の外に出ると、呼び込みが凄い。中国はこういうのは無いと聞いていたが・・・。
自分は初めからユースホステル(45元=約195円)に泊まるつもりだったので、200元(約2600円)の部屋などを勧めてくる彼らは無視。
しかし、しつこくついてくる。何メートルか歩くと交渉もしていないのに65元まで下がっていた。

すると、オレはタクシーの運転手だという男が現れ、ユースホステルのパンフレットを見せると、ここを知っているという。そこまでの値段を尋ねると10元(約130円)だという。まあ、悪くないのでOKした。

彼についていくと、車はタクシーではなく、普通のワゴン車で、そこに荷物を載せてしまう。釈然としないまま乗ると、ドライバーとは別に細身の男が、自分の横に乗り込んだ。
するとすぐさま地図を広げて、「ユースホステルは、町の中心から遠い、オレが紹介するホテルはココだ」というジェスチャー(彼は英語話せない)。
さっき10元(約130円)でユースへ連れて行くと言ったはずだろと主張するが、相手は同じことを繰り返す。
モンクを言い、車が発車する直前に車を降りた。
うーん、有無を言わさず車を走らせ、別の宿に連れて行けばいいものを・・・ここが中国人の甘いところか、それとも 悪者になりきれていないということか。

今度はちゃんとしたタクシー乗り場に行き、ユースホステルへ。
思ったよりも遠い、17元(約220円)。昨日の中国人からの親切で気分が良かったので、1元チップ(中国ではチップは必要ないが)をあげた。


ユースにチェックイン。かろうじて英語が通じる。もらった番号のベッドが誰か使った跡があったので、モンクを言ったらすばやく対応してくれた。グッ ジョブ。

まずは、明日の黄山までの切符を買うため、バスセンターに向かう。実は、宿をユースにした理由は、このバスセンターに近いからでもある。
地球の歩き方に従い向かうが、そこには無い・・・。また騙されたか・・・。
近くにいたマンションの警備員(?)に尋ねると、困り顔。地球の歩き方の巻末に載っている「長距離バス」の中国単語を指差すが、分からないようだ。
困って 少し歩き始めると、警備員の一人がランニングシャツの男を連れてきた。どうやら片言だが、英語が話せるようだ。
こちらの意味がわかったらしく地図を描いて貰い、「南門バスターミナル」を教えてもらった。ここから1Kmとのこと、まったくぅ・・・。

言われた通り1km程歩いたところに、バスターミナル発見。
インフォメーションカウンターで地球の歩き方の「黄山」の文字を指差すと「没有(メイヨ~)」とのこと。うそだ!ガイドブックには朝の7:30AM発のバスがあると書いてある。
上海のホテルで「没有(メイヨ~)といわれても別の人に聞け!」という教訓を得ているので、もう一度、今度はチケット売り場に直接 尋ねると・・・「没有(メイヨ~)」・・・ヤバイ本当だ。
しかし、この売り場のねーちゃん、「歩き方」の「蘇州」のページにしっかり「黄山行」が載っていることを不思議に思って、他の英語の出来るベテランらしき人に確認してくれた。しかし、やはり無いとのこと。また「歩き方」に騙された・・・。いや04~05年度版で1年分古いからか?

まあしょうがないので、杭州行きの8:20AMのチケットを買うことにする。抗州からなら黄山にいけるだろう。しかし、一日余分にロスになりそうで心配だ。
やっとチケット取れたぁ・・・ふう、という顔をしたら、受付の子が笑ってくれた。中国人はなんでこうも愛想がいい子と悪い子の差が激しいんだろう。

外へ出てタクシーを拾い、拙州園へ向かう。女性ドライバーだ。19元だったので、20元払い 相手が1元お釣りを払おうとしたところ、君に上げるというジェスチャーをしたら、すっごく喜んでくれた、1元(約13円)だけどね・・・。


ここはNHKの世界遺産の番組でやっていた「拙政園」、入場料は70元(約910円)、高いなぁ。明日から6月に入るので50元だったのにおしい。
期待して中に入るが「・・・。」
なんだろうねぇ・・・。特に何の感動も無い。




結構広くて写真も撮ったが、昨日の周荘で味わった興奮は無い。


外へ出て、次に「獅子林」に向かう。リキシャなどの客引きが凄い。
一人わけのわからないことを言いながらついてくる。「ウー・リュー・チー(5・6・7)」に似た言葉を繰り返しつつ、手でおっぱいのふくらみを示すジェスチャーをする。風俗の勧誘か?でもこんな昼間からそれはないだろ?100メートルくらい、同じ単語、同じジェスチャーを繰り返しついてきた。
それにしても、外国人を勧誘するなら、英語くらい話せるようにしておけよ。




「獅子林」に到着、入場料30元(約390円)。ここも、うーん・・・。なんであのNHKの番組はあんないい感じに撮影できたんだ。ここはただのテーマパークじゃないか・・・。


外へ出て休んでいると、一人の男が声をかけてきた。どうやら人力車のドライバーだ。次に1kmくらい先の「北寺塔」に行こうとしていたので、いくらか尋ねると、20元という。バカ言うな!さっきバスターミナルからタクシー(車)で、5km以上走って19元だったのに、そんなことがあるか。
「5元」と言う、そんなんありえないという無粋な顔をしながら「ダメだ、15元」といってきたので、呆れて歩き出すと(←本当は歩いて行くつもりは無い)、
「わかった、10元でどうだ?(←中国語)」
「No!5元」
「じゃあ、8元」
 無視
「わかった、5元、乗れよ」
交渉成立。






人力車も結構悪くない乗り心地。
「北寺塔」に到着。入場料25元払って中へ。すっごく高い塔で期待して登ったが、たいして綺麗な景色ではない。
ダメだ蘇州・・・。
ここは、自分の中の世界三大ガッカリに登録するとしよう。

そこから歩いて宿に戻る。歩く距離じゃなかった・・・、非常に疲れた。
宿に到着するとカギが見当たらず、英語が通じないレセプションで必死に説明して合鍵をもらうが、部屋に戻るとジーパンの後ろのポケットの奥からカギが出てきた。

どうも今日はいろいろと上手くいかないイマイチな日だった。
同室に中国人の男が入ってきて寝る様子だったので、寝ることに。


['05中国旅行記]