ただ今、着々と準備中。
頭の中ではあるはずの作品が、倉庫からなかなか出てきません。
公平な、客観的評価を得た受賞作品を年代順に並べるのが、のしてんてん絵画の流れを一番よくわかってもらえるのではないかと思いついたのはいいのですが、肝心の作品が倉庫に埋もれて観つけるのが大変です。
おかげで、かなり倉庫の中も整理が出来ました。
今まで振り返ったこともなかったのですが、いい機会だと思って、埃まみれになっています。
上の作品は1994年の受賞作品です。
あらためて見ると、こんな絵を描いていたのかと、我ながらビックリ。鉛筆一本と思っていたのが、アクリル絵の具を併用した頃もありました。
この作品は箱だけは鉛筆で描いているのですが、背景は水彩アクリルでした。
懐かしいなあと、つい手を止めて見入ります。
画像では愛想のない作品に見えますが、この作品のいのちは白い空気です。鉛筆の黒い空間に対抗して描いたもので、いまもその白い空気は健在です。
良し、私の中では古くなっていない。
これもまだ、私の一部として生きている。
これ、展示します。
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