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五次元講義 1

2018-11-11 | 5次元宇宙に生きる(一人旅通信)

五次元講義、レジメ1ページ  今回は緑の枠まで

 

五次元とは何なのか、

そう問いかけて、私が真っ先に伝えなければいけないことは、これは大学の講義のように新しい知識を伝授するというような、難しい理論を考えようというのではないということです。同時に特殊な宗教の世界に誘うものでもありません。

それは私達自身の感性が、新たな気付きを得るという、そのことに尽きる話なのです。難しく考えず、ただ自分の感性に従って、その声をきくという思いでお付き合いください。

 

次元という言葉を使うと、それだけで引いてしまう方もおられるかもしれませんが、決して難しいことではありません。単に世界の大きさを思い描く能力の強さを測る言葉と考えてください。

ここで使う次元という言葉は、要するに、ものごとの大きさを思い浮かべるための道具だということです。

 

私達がクジラの大きさを思い浮かべる時、どうしますか?

 横に立っている人と見比べるというのもありですが、誰にでも通じるのが?

そう、縦と横と高さを測ることですよね。

 

シロナガスクジラの体長は8mと言えばたいがいのひとは、その大きさを思い浮かべることが出来ますね。

実はこの思い浮かべる力は、私たちが無意識のうちに三つの道具をつかっているからなのです。

上にどこまで高いのか (縦向きの次元)どんな高さで

横にどこまで大きいのか(横向きの次元)どんな長さで

幅はどこまで大きいのか(奥行きの次元)どんな胴回り?

 

この道具のことを次元と呼びます。

3つの道具(次元)を使って大きさを測っていますから、この場合私達はクジラを三次元空間の中で思い描いている(認識している)ということになるのですね。

想像してみてください。このうちどれが欠けても、私達はクジラの大きさを認識することが出来ないということが分かります

私達人間は何気なく三次元空間をあたりまえのように思っていますから、かつて苦労して習得した三つの道具のことなど思い返すこともありませんし、あらためて聞かされると、そんなややこしいこと考えたくもないと思うこともよく分かります。

つまりそれだけ3次元空間は私達人間にとって骨身にしみている概念ということが出来るのです。

 

五次元を考えるにあたって、私達はまずこの常識となってしまった概念から考えてみたいと思います。 

レジメで分かりますように、私達の常識である三次元空間という認識は、0次元から一ずつ次元を習得して成長してきた歴史があります。

思い描く道具(次元)の偉大さを理解していただくために、0次元から3次元まで成長してきた私達人間の歴史を振り返ってみましょう。

 

始まり=0次元

 この宇宙が生まれた時、大きさを思い描く道具はまだありませんでした。道具がないということは、大きさを知ることは出来ませんね。自分が点として存在していること以外に何も分かりません。

それは宇宙に生まれた一つの点なのです。その点になり切って想像してみてください。一体どんな世界を思い浮かべられるでしょうか?その時私たちの認識は「無」そのものです。

私達が今、目にすることが出来る0次元の存在は天空の星たち、あるいは身近にある草木ですね。これらは世界のある一点を占有して動かないものたちです。

星は動いているぞと言われるかもしれませんが、そのことに気付いていない星達にとっては、0次元から上の次元は想像も出来ないのです。

かつて、人間はここから出発した。私はそう思っています。

 

成長第一段階=1次元

 宇宙に生まれた点(生命)は長い時間をかけて、一つの道具を手に入れます。自分は動いているということを自覚したのです。

動きは点のつながり、動いて行く一本の線。それを得ることで「無」から一つの無限の広がりを理解出来るようになったのです。これは劇的な進化と言えるでしょう。

一次元を手に入れるだけで、生命は全く違った(次元の違う)生き物に進化したわけです。自分は動いているという気付きが、自分の向う方向にどこまで行っても存在する奥行きを感じ、一本の無限に広がる世界を手に入れたと言っていいでしょう。

身近にはどんな生き物がいますか?

ミミズなどは実感ですね。一次元の世界は、地中を這うミミズやモグラが世界を見ている風景と同じだと想像することが出来るのです。

どこまで行っても前がある。どこまで行ってもやってきた後ろが存在する。

これが一次元にいる生物の持っている世界観だと言えます。

0次元の生き物と比較してみてください。この違いが、次元の力と言えるのです。まさに新生物の誕生なのです。

  

成長第二段階=2次元

 ミミズはある日、気付くのです。

あれ?ボクここから真っ直ぐにいけるけど、右にも左にも行けるんじゃないかと。

実際に動いている一本の線(奥行きの次元)の他にもう一本、想像の線を思い浮かべることが出来ると気付いたのです。

実際に行かなくても、行けるという想像が二番目の次元を手に入れるきかけとなった。

二つの次元で思い描くのは無限に広がっていく平面の世界。それは線だけの世界からすれば、まさに次元を越えた大きな世界観を得たということを意味するのです。

身近にいるものでは、犬や猫など、地面を走る動物たちですね。どこまでも無限に走っていける地平を思い浮かべることが出来る世界観を意識してみてください。これが二次元平面に生きるものたちの持っている世界の大きさなのです。

一次元生物と比較すれば、その大きさは劇的なものです。

横に向かって無限に拡がっていくことを想像することができる。という能力に気付くことで新たな 「横向きの次元」を手に入れたのです。このたった一つの次元の力が生み出した世界の大きさを実感出来るのではないでしょうか。

 

成長第三段階=3次元

 ある日犬は庭に雀を見つけます。飛びかかると雀は空に逃げて行きました。そして気付くのです。自分は飛べないけれど、空を自由に飛ぶ想像をすることが出来るのだと。

その気付きは、二次元の意識の中に新しい次元を生み出すきっかけとなりました。

空をどこまでも進んでいける。そう思い描くことが出来るという気付きが三番目の次元に他なりません。自由に行くことが出来る領域が「奥行き」と「横向き」に加えて「縦向き次元」が与えられたのです。

大事なことは、実際にそこに行くということではなく、行けるという想像。それが次元をつくり出しているということを忘れてはなりません。私達は飛べなくても、三次元空間を認識するためには、空を自由に移動できるという空想で充分なのです。

もしかすると私たちの認識はすべてにわたって、この次元の上に成り立っているということが出来るかもしれません。

三番目の次元、「縦方向にどこまでも進んでいける世界がある」という気付きが飛ぶという意識を生み出しました。

これは、平面が最大の世界だと思い描いている二次元の生き物から見れば、飛躍的に大きな世界を手に入れた三次元生物の誕生と言えるのです。三次元の生物は平面から飛躍して空間の意識を手に入れたのですね。

具体的な生き物としては鳥を思い浮かべることが出来るでしょう。その鳥を見て人間は飛行機をつくり出した。

次元が空想から科学を生み出したのです。

これは科学を重んじ空想を軽んじてはいけないということを意味しています。空想は人間の原点であり、科学はそこから生まれたかわいい子供なのです。

今も空想が次元をひろげて空間を感じさせ、私を私たらしめているということに思いを寄せて見るのもいいでしょう。

 

今回はここまでにいたします。

次回、いよいよ我々の世紀をつくり出した四次元の誕生と、それを越えていく五次元の話へと進みたいと思います。

 

      

 

 

 

 

 


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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
次元って?? (もこりん)
2018-11-11 10:00:03
博士!?
五次元って威張ってますが、宇宙には十次元だってあるとききましたでヤスよ。

今日の話しではまだ五次元まで行ってませんけど、五次元まで行ってもまだ途中じゃないでヤスすか。

ほんとに五次元だけで大丈夫なのでヤスかねえ??
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もこりん へ (のしてんてん)
2018-11-11 10:13:42
もこりん、よく勉強してるね。
宇宙の成り立ちは何かという話で、科学者がいろいろ考えているんだけれど、数学や物理の世界の理論上の話しなんだね。
物理の理論で八次元とか十次元と言われても想像がつかないよね。
つまりいくら次元を増やしても、頭の中でその世界が思いうかべられなければ、生きていくうえで意味がないんだよね。

今、具体的に想像できるのは三次元と、時間という四次元の世界。それ以上の世界を思い浮かべられないと言われているんだ。

だから五次元は、人間の次の一歩になる可能性があるんだ^よ^
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それじゃ・・・ (ぴょんた)
2018-11-11 12:57:54
それじゃ、その10次元とかいうのは意味がないというのですか?

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意味は大いにあるんだよ (のしてんてん)
2018-11-11 13:06:33
科学で研究している次元の話は、とっても大事なことなんだよ。

それはこれから人間がもっと大きな世界を知るようになる準備なんだからね。

五次元というのは、いよいよ人間が四次元から卒業して次の次元の世界を思いえがける準備が出来ているってことなんだよ。

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五次元 (もののはじめのiina)
2018-11-12 09:05:04
なしてん、人はこんな難しいことを考えるのでしょう・・・( ^ω^)

[ インターステラ― ]を見ておもいました。
アインシュタインの相対性理論では「座標」をもつといいます。
0次元は点の世界、1次元は線(長さ)の世界、2次元は縦と横の世界なので面の世界だ。 3次元は縦、横、奥行きからできた立体であり、空間のこと。
空間に時間を加えて、われわれがいる4次元になる。空間に時間軸が加わったと申します。

返信する
インターステラー?!! (のしてんてん)
2018-11-12 19:03:08
宇宙好きの子供でしたが、大人になっても思いは変わりませ^ん^
インターステラーご覧になったのですか。私は見ていませんので、というより、もののはじめのiina様のコメントで、はじめて映像をかじりました。是非見てみたいと思いました。

それにしても、難しいことを考えるのが人間の性だとは思いませんが、
どんなことに対しても「何?」と思い始めると、考えの上に考えを上塗りしていくというのが「考える」という性なのかも知れませんね。

私が思うのですが、こんなめんどくさい能力が何故あるのかということなんですけれど、腑に落ちる時の喜びのためなのかもしれないということなんです。

腑に落ちたら、目の前が明るくなって嬉しくなる。その階段を上るための褒美があるからなのではないでしょうか。

何故五次元?というと、四次元ではどうにも腑に落ちないからかなあ~

もののはじめのiina様の四次元の説明、まさにその通りと私も思います。

めんどくさいですけど、一緒に五次元を考えていただけません^か^
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分からないだス (ぐうすか)
2018-11-12 19:09:53
行けると想像するだけで次元があるというのがよく分からないだス

想像出来ないと次元はないのだスか?
想像出来たらあって、出来ないとないというのはそのぅ・・つまり次元はあるのだスか?ないのだスか?

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ぐうすか へ (のしてんてん)
2018-11-12 19:31:24
これはとても大事な質問だね。いいところに気付いたね、ぐうすか。

この宇宙に次元はあるのか無いのかという質問になるのだけれど、私の考えではそれは「無い」と答えるのが一番真実に近いだろうね。
私達がいるこの宇宙は、ただ在るだけとしか言いようのないものなんだ。それを切り分けたり、何かの形に入れたり出来るものではないんだね。

でも人間はそれを理解しようと思う。
理解しようと思うから、宇宙を測る道具が必要になるんだね。道具は宇宙ではない。人間が想像で創り上げた人間にとって便利なもの、それが次元なんだよ。

だからぐうすか、人間が想像出来なければそんな道具はどこにもないということだ。

逆に言うと、
想像(空想と言ってもいい)出来るなら、実際そこに行けなくても頭の中に思い描くことが出来るだろう。それが次元となるんだね。

宇宙はどこまで大きいのか、人間はいろいろな次元を手に入れて想像の世界をひろげてきたのだよ。

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お早うございます (延岡の山歩人K)
2018-11-13 07:55:01
五次元世界
難しいけど・・・
とても分かりやすいご解説
最後までしっかり読ませていただきました
なるほど・・と 頷きながら
少しは わかったつもりになりました
ラストの
 >空想は人間の原点であり、科学はそこから生まれた・・
まさしく
そのとうりだと思いました。

返信する
延岡の山歩人K様 (のしてんてん)
2018-11-13 08:24:57
頭の中にある山に登って頂いたのです^ね^
ありがとうございます。

山歩人k様は、アウトドアの、それこそ本物の山歩きをされて、美しい紅葉に会いに行かれる。これ以上の喜びはありませんよね。

常々うらやましく思っておりましたが、この度はインドアの心の山にお越しいただいたことに喜びを感じます。
アウトドアとインドアがつながった感じがするので^す^

是非心の山の散策、一緒に歩いていただけたら最高です。

心に浮かぶことも、紅葉と全く同じなんです。難しいと思わないでただ眺めるだけでいいのです^よ^。。
ちょっと変わった紅葉ですが眺めているうちに自分なりの答えが見えてくるんです。

そこがインドアの面白さなんですね。

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