エラリー・クイーンの「Yの悲劇」を読み終えました。
この本の主人公はいつものエラリー君ではなくて、ドルリイ・レーンという老俳優。今まで、ドルリイ・レーン物は何となく敬遠していたのですが、今回思いっきり後悔です。
むちゃくちゃ面白いよぉ~。
若造エラリー君と比べて、老俳優の言う一言一言は非常に重みがあり、事件の悲惨さとあいまってストーリーを奥深くしています。
特に気に入った登場人物は扮装係のクェイシー。こびとでせむしの不気味な老人ですが、ドルリイを鮮やかな手際で変装させる手腕の持ち主です。彼の活躍話をもっと知りたいと思いました。
ドルリイ・レーン物は全4冊あるようですね。他の本も図書館で借りてくるのが楽しみです。