先日、ふらりと訪れた佐賀市の重要文化財である旧古賀銀行で「江崎利一とグリコのおもちゃ展」が開催されていた。江崎利一氏は、江崎グリコの創設者で私たちが子供の頃の定番のおもちゃのおまけ付きキャラメルの生みの親だ。昭和の時代の旧佐賀駅前にあったロータリーの中心には、確か”一粒で300メートル”といったキャッチコピーでランニングシャツ姿のランナーのシンボリックな看板が建っていた。そう、大阪の道頓堀にある有名なネオン看板の元になったような看板だったような記憶がある。館内に足を踏み入れると、ガラス張りのショーケースの中に大正10年から現代までのグリコの懐かしいおもちゃがずらりと並んでいた。当初は紙やブリキのおもちゃからプラスチックへ移り変わっていく様が時代順に並べられている。ほんの2~3㎝ほどのちいさなおもちゃだが、会場となっている旧古賀銀行の大正期の洋風モダンと見事に調和し懐かしく思わず見入ってしまった。この展示会は、7月31~8月28日まで開催されている。
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