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去年の10月からスペイン語学校に通い始め、ずいぶんな時が過ぎた。
宿題がたんまり出るし、先生やクラスメートの言うことはさっぱりわからないし、ほとんどノイローゼになりながらもよくがんばったと自分でも思う。
以前は、とにかく自分の持てるすべての語彙を駆使してとりあえず言いたいことを伝えることはできたが、その返答が理解できず会話不成立、という情けない事態だった。
最近は単語力が増え、耳が慣れてきたせいか、相手の言っていることがだんだんわかるようになってきた気がする。
その代わり、その相手と同レベルで発言したいという欲求がむくむくと涌いてきて、それができないジレンマに陥るようになってしまっている。
ま、これって成長の証よね、と勝手に納得してはいるけれど。
それでもやはり母業と学業の両立はなかなか大変で、ちょっと学業を休憩することにした。
自主退学、である。
山のような宿題と、授業の緊張感から解放されて、気持ちがすーっと楽になった。
でもこの学校でとってもいいアミーガス(amigas お友だち)ができた。
もちろん国籍は様々だ。
イタリア、フランス、ドイツ、韓国、カンボジア。
みんな歳が近く、陽気でポジティブで、不思議に話が合う。
学校をやめてしまっても、月に一度集まって食事をしたりしている。
イタリア人マダムの家でパスタをごちそうになったり、韓国料理の会によばれたり。
手巻き寿司パーティーで彼女らを招待したこともある。
もちろんレストランめぐりもしたりする。
好き勝手なスペイン語を撒き散らしながらゲラゲラ笑うおばちゃんグループは、街でさぞかし浮いているだろう。
でも他人の目を気にしてる余裕は私にはない。
そんなスペイン語会話さえ必死、必死なのである。
彼女たちと余裕の会話ができるようになる日がいつか来るのだろうか。
文字を全部覚えて来るという宿題が出ているのに、いまだ覚えれず!
だって、忙しくてと言い訳している私の周りには、韓流スターグッズで身を固めたおばさまが、広告の裏紙で単語帳作ったり、ファンレターを書いてきたり、授業はそれは、それは熱気で溢れています。
いいねえ。
そのおばさまがたのように、強い動機が必要ですよ。
あこがれのヨン様とデートしたいから!とかね。
ありえんから。そんなの。
言っとくけど。