タブラオは何度訪れても楽しい。
フラメンコを間近で観るにはやっぱりタブラオである。
カフェ・デ・チニータス(Cafe de Chinitas)は、「食事をする客の席」と、「ドリンクのみの客の席」が分かれており、その真ん中に舞台があり、どちらからも見やすくなっている。
タブラオによってはやっぱり食事までしてくれる客の方がよい席というところが多いのだけれど。
私たちは他で食事を終えてから席につき、赤ワインを飲みながらショーの始まりを待った。
ステージが近いので迫力がある。
踊り手さんの眉間のシワまではっきり見える。
変わったフォーメーションのセビジャーナスはとても魅力的だった。
まったく別の踊りに見える。
こってりたっぷり楽しめてショーチャージ25ユーロ+ドリンク6ユーロ~というお値段は、とってもリーズナブル。
それにこのタブラオはグラン・ビアからもほど近く、観光客にも行きやすいロケーションだと思う。
帰り道はまるでダンサーさんが乗り移ったかのように、眉間にシワ、手首クネクネのフラメンコ・モードでタクシーに乗り込んだのだった。