スペイン母子家庭生活奮闘記☆毎日ドキドキ@マドリッド

夫の仕事でマドリッドにお引越ししたものの、諸事情によりスペイン内別居生活。
母は毎日がんばるよ!

パンプローナのクリスマス

2007年12月30日 | おすすめ~な観光名所

年末のパンプローナに行ってきた。
夏の牛追い祭りの喧騒とはうってかわって、静かなクリスマス風景だった。
マドリッドと比べてイルミネーションは地味だが、かえって真摯な思いのようなものとか、温かさとかを感じて好ましかった。



↑これはパンプローナの市役所。
普段からなんとなくいい感じの建物だが、クリスマス用におしゃれをしてますますかわいらしくなっている。



町一番の広場、プラサ・デ・カスティージョ(Plaza de Castillo)では、恒例の市場が開かれている。
アクセサリー、お菓子、酒、植木・・・。
様々なものが売られている。

プラサの正面には大きなツリー。



パンプローナはマドリッドより随分北に位置するだけあって、この夜はマイナス6度にもなった。
足元の芝が真っ白に凍って、歩くとザリザリ音がした。

翌朝は町の立ち木がすべて樹氷のように白くなって、まるで花が咲いているかのようだった。
写真を撮り損なって残念。
凛と張りつめた冷た~い朝の空気の中で、白い白い街路樹の列はちょっと神聖な雰囲気だった。

気がつけばもう今年もあと2日!
皆様よいお年をお迎えくださいね。
そして2008年もどうぞよろしくお願いします。





進化するクリスマスツリー

2007年12月12日 | 季節の風景

12月の6日から9日まで祝日と週末が合わさって4日間の連休だった。
マドリッドのセントロは人、人、人で身動きがとれないほど混雑しているとわかっていても、やっぱりクリスマス気分を味わいたくて街に出かけてしまった。
 


↑今年のコルティランディア(Cortylandia)。
ソル(Sol)のエル・コルテ・イングレスの壁面に作られた飾りが歌ったり踊ったりする毎年恒例のショーだ。
狭い通りが見物人であふれる。



街でクリスマス市に出会ったら、ツリーのオーナメントを一つ二つ買い足す。
あの年のあの場所で買ったものだと、ツリーを飾りながら毎年なつかしく思い出すのは楽しい。



↑15年前にバルセロナのサグラダ・ファミリア前のクリスマス市で買った、とっても雰囲気のある玉飾り。
超お気に入りで大切にしている。



↑去年マドリッドのプラザ・マジョールで買ったもの。
カツラを買いたかったがちょっと恥ずかしくて断念し、その替わりに。
カツラも買えばよかった。



↑今年近所のホームセンターで見つけた飾り。
枯葉の切れ端のようなものがびっしり貼り付けてあってよく見ると気味が悪いが、離れて見るとキレイ。

来年はどこで、どんな飾りを買おうかな。
だんだんにぎやかになるツリーがうれしいのは、子供たちではなくて実は私なんだけど。


アルマグロの午後

2007年12月07日 | おすすめ~な観光名所
スペインで一番美しい広場がサラマンカのマジョール広場だとすれば、いなかの広場で一番美しいのがアルマグロのマジョール広場なのだそうだ。
・・・そうかな。
上の写真がそのアルマグロのマジョール広場だ。
確かに広場を囲む木造の2階建てが一風変わっていて、窓枠が緑色なのが印象的ではある。
その木造2階建て、どんな建築家が設計してどんな大工さんが建てたのか知らないが、今にもくずれそうに窓のラインがグニャグニャ曲がっている。
ま、それも「味」と言えないこともないかも。

アルマグロはマドリッドから電車で約2時間。
ドン・キホーテの舞台となったラ・マンチャ地方の旧都である。
ここには17世紀に建てられたヨーロッパ最古の劇場があり、今も毎年7月に国際古典劇フェスティバルが開かれている。



またボリージョス(bolillos ボビンレース)がさかんな町としても知られ、マジョール広場を囲むみやげ物屋にきれいなレースの小物がたくさん売られている。
このボリージョス、実は恥ずかしながら私、マドリッドで習っている。
レースだなんてガラじゃないんだけど、なりゆきで習うことになってしまい、それなりに楽しく通っている。





レース編みはかぎ針でするのだと思っていた。
もちろんそれもありだが、ここで習ったのは全然違う。
糸を巻きつけた細長い棒をあちこち移動させて編むのだ。
説明がなかなか難しいのでこれに関してはまた後にしようと思う。
とにかく繊細なレースの作品がお店にたくさん並んでいるので見ているだけで楽しいし、次に何を習おうかと励みにもなったりする。



しかしどこの町に行っても、マジョール広場というのは市民の大切な場所なのだと温かい気持ちになる。
老若男女がいつのまにか集い、ひと時を共にすごし、そしてまたそれぞれの家へ帰ってゆく。
たぶん昔々から毎日毎日それの繰り返し。
そしていつしか悠久の時が流れ、私たちがたまたま今ここにいる。

神秘だ。







クリスマスがまた来てしまう

2007年12月04日 | 季節の風景
クリスマスのイルミネーションが点灯し始めた。
街の中心では各カジェ(calle 通り)に様々なイルミネーションが施される。
前の年と同じようだったり今年はリニューアルされていたり、どのように決められるんだかわからないが、それぞれのカラーが打ち出されていて面白い。



↑ホセ・オルテガ・イ・ガセット(José Ortega y Gasset)通りはエルメスやルイ・ヴィトン、カルティエなど一流ブランドが軒を連ねるきらびやかな通りだが、やっぱり派手なデザイン。



↑アルカラ(Alcalá)通りは2色展開でひときわ目を引いている。



↑このかわいらしいのはセラーノ(Serrano)通りだったかな?



↑エル・コルテ・イングレスも毎年キラキラ。

でもこのにぎやかな灯りを見ると、気持ちがそわそわというか、ざわざわというか、どうにも落ち着かなくてダメ。
年末年始にかけてしなければならないことが山積みだとイヤでも思い知らされる。
お世話になっている人たちにクリスマスプレゼントを買ったり、年賀状を書いたり。
掃除とか洗濯とか・・・あ、それは普段と変わりないか。



しなきゃしないで済んでいきそうな気もするけど、そうはいかないよね・・・。