スペイン母子家庭生活奮闘記☆毎日ドキドキ@マドリッド

夫の仕事でマドリッドにお引越ししたものの、諸事情によりスペイン内別居生活。
母は毎日がんばるよ!

サッカー・・・

2008年06月25日 | スペインを知りたい!

スペインに住みながら、サッカーに関しては恥ずかしいくらい無知である。
レアル・マドリーの試合はまだ一度も見に行ったことがない。
未だにオフサイドの意味がわからないし、スペインリーグの行方も関心がない。

先日2008年欧州カップの準々決勝でスペインVSイタリアの試合が行われていたのも知らなかった。
夜、愛犬の散歩に出て、通りが異様なほど閑散としているのをいぶかっていると、周りの住宅から一斉にどよめきというか雄叫びが立ち上がり大騒ぎになって、それでようやくああ、みんなサッカーの試合を観ているのね、と思ったくらいである。

大接戦の末、宿敵イタリアを破ってスペインが勝利したその試合の翌日は、通っている語学学校の恐い先生も上機嫌でビックリするほど優しかった。
それほどまでに多くの人々がサッカーを愛しているのに、どうして私は興味が持てないのだろうと自分のことながら不思議でちょっと哀しかったりする。



家のすぐ近くにとてもきれいで手入れの行き届いたサッカー場がある。
芝が青々としていてやたら広い。
いったい全部で何試合できるのだろうかと数えてみたくなるほどだ。

毎朝その脇を通って子供たちを学校へ送る。
時々結構な人だかりがしているのをさほど不思議に思うこともなく、少年サッカーチームの練習を熱心な親が見守っているのだろうくらいにしか考えていなかった。
それがアトレティコ・マドリーの練習場だったと知ったのはM市に住み始めて1年以上も経ったあとだった。

まあ、レアル・マドリーもろくに知らないのにアトレティコ・マドリーのことなど知るはずもなく、その練習場だと知っても、「ふうん」くらいにしか思わなかった。
息子の友だちのサッカー少年Aちゃんはさすがに「・・・す、すげえ・・・」と感動してくれたけど。



サッカー好きの日本人マダムの中には、選手の練習スケジュールをチェックし、練習の終わる時間を見計らって練習場に現れ、金網にへばりついてお目当ての選手を待ち、つかまえてサインをねだったり写真を撮ったりするのをマドリッドライフの大きなお楽しみにしている人もいる。
3~4年前まではレアルの練習場も近くにあったらしく、ベッカムとのツーショット写真は結構みんな普通に持っていたりする。
それはさぞかし楽しいだろうなあとうらやましく思う。



日本人学校で娘のクラスメートに、アトレティコ・マドリーに才能を買われ、その下部組織に入団して頑張っているRくんがいる。
わずか11歳ながらそのプロ根性たるや驚くばかりである。
将来を嘱望されている彼の頑張りを感じるにつけ、私ももう少しサッカーのことを勉強したほうがもっとここでの暮らしも楽しくなるのだろうなと思わずにはいられない。

うちの近所にレアルの選手が何人か住んでいると聞くので、顔と名前くらいはわかるようになっておけば、スーパーでばったり遭遇してなんだかハッピー♡って感じのワクワクが味わえるかも。
これは今年の宿題だ。







パラグアイの桃?!

2008年06月08日 | おいしいコト

ヘンテコな形の桃。
市場で見つけて買ってみた。
その名もパラグアジャ(paraguaya)。

パラグアジャとは「パラグアイの」とか「パラグアイ人」とかいう意味だが、この桃がパラグアイと何か関係があるのかどうかはよくわからない。

上からゥンギュ~と押して潰したような不細工な形をしている。
見た目重視タイプの人には決して選ばれることはないだろうと思われる不憫な桃。

ところがこれがうまかった~。



皮を剥くと日本の白桃のような瑞々しさ。
やわらかくて甘~い。
よく熟れている。
種が小さく、へちゃけた形が幸いしてかえって食べやすい。

そしてなにより香りがとてもいいのだ。
キッチンのドアを開けると果物かごのこいつが存在を主張する。
あまりにその香りが強くて、桃の香りの芳香剤かと思うほどだ。

スペインには見た目はイマイチでも安くて美味しい果物がたくさんある。
外見にとらわれず、まずは思い切って試してみる。
思いがけない幸せな出会いとなるかもしれないのだから。