家から子供たちの通うマドリッド日本人学校までに、大中小合わせて計12個のロータリーがある。
このまぁるい交差点、くるくる回っている車を見ているとなんだか楽しそうに思えてしまうのだけれど、いざそこへ入っていくとなるとちょっと勇気がいった。
ロータリーに入るときは何があっても右へ入ると決まっている。
入ったら時計と反対回りに進む。
丸いロータリーから放射状に道路がのびているので自分の進みたい道への出口で出る。
ただそれだけのことなのだが、慣れないうちは難しい。
ロータリーの手前で一時停止し、先客の動きを確認する。
とりあえず自分の左から来る車が切れるタイミングを見計らって入る。
なんとなくそれは大縄跳びを連想させる。
タイミングをとりそこなっていると、延々輪の中に入れず後ろには何台も待ちの車の列ができてしまい、クラクションを鳴らされますますちぢこまってパニクる。
朝や夕方のラッシュ時は車が数珠つなぎになって入るスキがないのでいっそう大変だ。
交通量の多いところだと、ロータリー自体が2車線3車線にもなっており、バームクーヘン状態である。
内側の車に優先権があるので、内側から
「オレ様が出るゼィ!」
的な合図が出されたら外側の車は道をゆずらねばならない。ボーっとしているとすごい顔で睨まれる。
最初は緊張でカチンコチンでそれが運転にも影響し、学校までのわずか7~8km、時間にして約10分のドライブで娘は車酔いをしてしまい、ヨロヨロと降りた直後にゲロってしまった(失礼)。
毎日泣きそうになりながら
「入れてくれ~ィ!」
と叫ぶワタクシ。
それでも2週間も経つと徐々に慣れてきてタイミングがわかるようになった。
そうしてみると、ロータリーというのはうまいことできているもんだわと感心する。
四方八方から来る車をなるべく止まらないですむように捌くにはよい方法かも。
実際、道さえ混んでいなければどこへ行くにも途中で止まることはない。
最近では自分でも達人の域に達しているなと思うほど入り方がスマートになってきた。
それもそのはず。毎日いったいいくつのロータリーを回っていることか。
ぐるぐる、ぐるぐる。ぐるぐる、ぐるぐる。
同じ方向にばかり回るのに結構飽き飽きしてきた。
時々無性に反対回りがしたくなって、危険な今日この頃なのだ。
昨日、服部さんにこのブログの題名、ファンタナランジャって、どーゆー意味だろね??とふったら、ファンタオレンジと即、回答でした。ほーー。
どうして、ファンタオレンジ???
ブログのタイトルがなかなか決まらなくてこれも仮のタイトルのつもり。
これについてはまたブログ内で話そうと思っていたんだけど、Hみがいつもレストランやバルで頼むので…なんとなく。でもそのうちタイトル替えるから。
服部さんスペイン語できるの~?
妹の友人がそろそろスペイン旅行予定だけど何か運び屋する?