サッカーに疎い私も、さすがにユーロカップ2008の決勝スペイン対ドイツはテレビで観た。
そしてなんだかとっても興奮してしまった。
結果はご存知の通り、スペインが1対0でドイツを下し、44年ぶり2回目の優勝を果たしたのだが、おかげで何人かの選手の顔と名前をおぼえることができた。
だって、ゴールを決めたフェルナンド・トーレス君がすごーく可愛かったんですもの。
彼は確か、つい最近までアトレティコ・マドリーに所属していたはず。
ってことは、ウチの近くの練習場で日々研鑽を積んでいたのだ。
もっと早く彼の存在に気づいていれば毎日楽しかったかもしれないのに。
残念。
でもキーパーのカシージャスもなかなか落ち着いて気品と風格のある容姿をしていて好みのタイプである。
シルバも好きだ。
やっぱり一途にボールを追っている姿は皆一様にカッコイイ。
眉間にググッとシワを寄せるニヒルな感じがたまらなかったのはドイツのレーヴ監督。
結局サッカー自体にはやっぱり興味はない私。
優勝の瞬間、すべてのご近所さん宅から歓声が湧き起こり、私たちもベランダに出て一緒に喜び喝采をしているとなんだか皆オトモダチ状態で、思いがけない一体感が味わえてまた喜びを新たにした。
熱心なファンはたいてい行きつけのバル(Bar 居酒屋)で大勢と一緒にテレビで観戦する。
その方が盛り上がるしそれはきっと熱くなれることだろう。
いつのまにか隣の見知らぬお客と抱き合ってこぶしを振り上げていたりして。
期間中ずっとマドリッドのプラサ・デ・コロン(Plaza de Colón コロン広場)に特設会場が設置されており、サッカーファンが集まって一緒に大スクリーンで試合を観戦する様子がテレビ画面にも時折映し出された。
優勝のお祭り騒ぎはそれはそれはすごかったらしい。
また、翌日空港からの凱旋パレードがそのコロンに着き、選手一人ひとりがステージで簡単なスピーチをしたりしていた。
せっかくマドリッドにいたのだし、私も見物に行けばよかったかな・・・とちょっと後悔。
行けば行ったでチビな私など人波に押しつぶされるのがオチだったことだろうけど。