野良耆の見聞記

いなか暮らしの野良着生活

古びていくものには味わいがある。そこに小さな歴史があるから・・・・・

善光寺の地蔵尊

2018-06-09 | いろいろな石仏

善光寺の境内には石燈籠や石仏などいろいろな石造物があります。

大本願の中にあった地蔵尊です。

本理院殿とは、徳川家光の御台所で鷹司孝子です。

慶長7年(1602)に生まれ延宝2年(1674)に没。

京都から嫁がれたが、家光とはうまくいかず、別居状態であったようです。

墓所は小石川の伝通院ですが、遺骨の一部がこちらにあったようです。

興味があったのは、現在の善光寺上人は鷹司誓玉大僧正ということです。

末裔といことになるのでしょうか。

さて、次の写真は?。

この写真は

飯田市内の峯高寺(ほうこうじ)にあるお墓の写真です。

徳川家康の孫女にあたる「福姫」です。家康の孫ですから、家光と同じになります。

小笠原家に嫁いだのに、葵の紋が彫られています。

飯田城主小笠原秀政に嫁ぐも、疱瘡のため31歳で亡くなりました。

慶長12年(1607)でした。

小笠原秀政は松本深志城に移封されていますから、

それまでは飯田城主小笠原家の菩提寺だったのでしょう。

余談ですが

案内板の下の鬼瓦は、小笠原家の家紋の「三階菱」です。

といことで

同じ時代を生きた德川家の悲運な女性二人を結び付けてみました。

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