幸せに思う事

終活ちょいなか暮らし

「突然死」

2018-04-16 | つぶやき
時計の針は確実に時を刻み
陽が昇っては暮れる。
今日が何日だか何曜日だか
あれから何日が過ぎたのか

静けさの中の、
吹き抜ける風音や打ち付ける雨音は、
表面に出せない私の気持ちそのものだ。
抜け殻になっている妹の横で、
平常心を保ちながら、
たわいもない話をしている。

お線香の煙の向こうでは
ちょっとはにかんだ甥っ子がこちらを見ている。
ゆらゆらと漂う匂いは、
現実と夢の境を彷徨っている妹を包んでいる。

やらなくてはいけないことを
1つずつこなして行く。
そうする事でこの世からいなくなってしまったことを
確認して行くのだ。

独りになってしまった妹を
この先支えていけるだろうか...

なる様にしかならない。
悲しみも受け入れて、ただ生きるのみ。





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