石原延啓 ブログ

seeking deer man

nobuhiro ishihara blog 

ウィーン郊外へ

2010-03-29 17:12:35 | Weblog


3/26
エドガーの歯医者さんが郊外にキャッスルを持っている(!)ということで、そこを訪ねる。ピックアップすると言っていたエドガーからスカイプで「今、ルーカスと一緒にドローイングをしているからこないかい?」とメッセージが入る。
すぐに身支度をして地下鉄に乗った。
エドガーのアトリエで3人のコラボレーション・ドローイング。楽しかったな~。
余りに楽しくて既に出発予定を1時間超過。心配する私に対して
「いいかい、ノブ。かたぎの人たちはアーティストは変わった奴だと信じているから1時間くらいの遅刻は大丈夫。逆に約束の時間通りに間に合わせたら、君は二流のアーティストということになってしまうよ。」とエドガー。半分は冗談としても「せっかくルーカスとノブと三人でドローイングのセッションをやっているのに、パーティーのひとつくらい遅刻したって関係ないよ!」は結構本音。それくらいルーカスはエドガーにとって大切な友人なのだ。



甘美な時間は刻一刻と過ぎ去りさすがに出発。高速道路に乗ってしばらくすると「携帯を忘れた!」とエドガー。一応ディレクションは紙に書いてもらったが心もとない。時間的には引き返せないからなるようになれだ。
それにしてもオーストリアの田舎は驚くほど美しい。かつてイタリアで観た列車からの風景も美しかったが、何の史跡などなくとも、この車から見る風景には感動させられた。



エドガー曰く「日本は美しい国だけれど田舎は汚いよねえ。」耳が痛いが全くもって同感。歴史的文化的にうんぬんは抜きにして、いまでもなお風情ある田舎の風景は残っているところはあるにせよ、やはり日本の地方における景色の崩壊は目に余るものがある。「経済的な豊かさ」が唯一の価値観となった弊害だろうか?皮肉なことに高度経済成長期ではどうでもよかった「風情」みたいなものが今は「お金」になるのにねえ。おっと、そんなこと考えているからダメなんだよね。



そうこうするうちに何とか1時間ほどで到着。
お城ではなかったけれどもでかい、広い。ビックリです。かつてこの辺りの大地主が使っていた建物が時代の移ろいとともに朽ちていたのを件の歯医者さん(名前をよう覚えれんかった)が買い取ってリノベーションしたらしい。ちなみに彼女は凄く気さくな乗りのいいおばちゃん、と思いきやよくよく尋いてみれば同い歳でした。。。こちらの歯医者さんは儲かるらしいねえ。夏のパーティー用の建物、クリスマスパーティー用の建物、それ以外にもまだまだあった。。。遠目に鹿やら野兎が歩いているのが見えた。

やいのやいのするうちに我らは次のパーティーの為にウィーンへ戻る時間。
今度はアーティストThomas Feuersteinの家へ向かう。がエドガーが道に迷ってしまい、てんやわんや。ブツブツ言っているのが可笑しくてプッと吹くとテンパッているから笑わないでくれと怒られた。こりゃすみません。しかしコテコテのアーティストだねえ君も。
ウィーン市内に入って約1時間後( ..... )にやっと到着。パーティーは2、3のキュレーター以外はほとんどがアーティスト。言葉の問題や睡魔との戦いはあるにせよ楽しかった。トーマスの部屋は格好よかったなあ。あとでウェブをチェックしたらやはり面白い作品をつくっていた。



朝5時まで飲んだくれて解散。ルーカスは明朝早々にラトビア・リーガへ移動するとのことでお別れだ。ルーカス、エドガー、私は丁度3歳づつ違いでなんだか兄弟みたいだった。寂しい。最後はハグしてお互いに涙ぐんでしまいました。ビッグブラザーとしばしのお別れだ。いつか、どこかで、また。

写真は美しい車窓からの眺め。黄色い建物が歯医者さんの別邸。広くて薄暗い空間はクリスマスパーティー用建物の内装。おどけたルーカスがいるのがメインのダイニング。ご馳走さまでした。緑のタンクはトーマスの酵母(?)の作品。彼のキッチンにもこのペットボトル版が置いてあってコポコポ酸素吸入されて元気に生きてた。

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