第二子の長女が生まれて親の目はどうしても赤ん坊へ向いてしまう。4歳になる長男が色々と我慢して頑張っているので週末は彼へのサービスにあてることにした。
土曜日は妻の実家でピックアップした後に世田谷区民祭りへ直行。まずシンケンジャーのショーを観る。ほとんどテレビを観ない我が家では息子もシンケンジャーを知らなかったようで反応が悪い。っていうか音声と俳優さんのアクションが今ひとつ噛み合っていなくて素人目にはギクシャクしていて何をやっているのか分からなかった。それでも30分肩車しながら最後まで観劇。優しい息子は「面白かったよ」と言ってくれた、ホッ。
そのまま屋台で昼食。日本各地から名産品がどっさり集まってきていてこちらはパパが大興奮。焼き芋やら烏骨鶏の焼き鳥やらを食して最後は青森のホタテ焼きそばで締めました。ビールが欲しかったけれど美味かった~。
次に子供向けのワークショップを目当てに世田谷ものづくり学校(IID)へ移動。
インドネシア風の影絵のワークショップは最高でした。一つの光源の前に立ちスクリーンに影を映すだけなのだけれど、元になる素材のデザインの特徴からか簡単に即興の寸劇が作れてしまう。光源に近づくだけで影が巨大化して子供に襲いかかる。もちろん長男は大興奮。スタッフの皆様、本当にありがとうございました!
それにしても影というのは不思議だ。何かこう影自体に意思があるように見えてしまう。仮面なんかもそうだけれど、よく祭りなどに使われる理由が垣間見えた気がした。
その後、違う部屋へ移って写経ならぬ写仏をした。子供ってのは不思議な生き物で、ここでも彼は異常な集中力を発揮して1時間かけて仏様を写しとりました(写真参照。)「心を静めては如何」というキャッチコピーだったが教官のお坊さんがやたらパシャパシャ記録写真を撮っていて気が散る気が散る。それでも楽しいひと時でを送らせてもらいました。
家に帰って一風呂浴びてから夜にはJリーグ観戦に等々力競技場へ。相撲の次にサッカーが好きな息子は以前より試合観戦を楽しみにしていたのだが、今回は思い立ったのがつい5日前。実は川崎フロンターレとFC東京の”多摩川クラシコ”は人気カードらしく立ち見席のチケットしか手に入らなかった。なんくるないさーとタカをくくって行ってはみたものの、4歳の子連れには少々厳しい観戦環境だったので前半途中で帰りました。(試合はその後盛り上がったらしいけれど。。。)
絵本を2冊読んでから即消灯。グゥ~ッ。
翌朝は珍しく良く寝てくれて(それでも)6時半に起床。
ゆっくり朝食(パパ作)を食べてから横浜へドライブ。しかし雨に降られて公園で遊ぶ企画が頓挫したのでアンパンマンミュージアムへ。ここは私の好みではないが息子が楽しそうなので良しとしよう。その後私の仕事場へ移動してお絵描き。その後実家へ送り届けて終了、ふう~っ。夕食はあちらでご馳走になりました。
この二日間移動中は退屈しないように信号待ちでは後ろ手にカエルをつくって息子に裏声で話しかける。すると彼はこの「かえる君」が大好きになってしまい延々と話しかけてくる。運転最中は手が塞がっているので声だけで応対する。それにも疲れて会話を止めると「パパじゃなくてかえる君は~っ?」とせがまれる。これには自分が二役やっているはずなのに何だかかえる君に嫉妬してしまった。息子は息子でパパが二役やっているのは分かっているはずなのに、話かける口調まで親しげに変わってしまって妙にかえるくんにリアリティーが出てくる。やはり子供ってのは夢と現実との境界を生きてるのかな。
それにしても子供に体力がついたのには驚きで我ながらハードな週末でした。