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大雨が降ったら・・・・

2013-06-27 14:52:20 | しばらく遠出・・・・

 沖縄以外、まだ梅雨が明けません。 梅雨の前半、少雨傾向だった雨は今や大雨状態。 しかも西日本・九州は大雨、東日本・東北は小雨傾向です。 連絡によると、梅雨の明けた沖縄県地方、宮古島は空梅雨状態だったそうです。

 

 同じ場所のネタばかりでお叱り覚悟でいますが、また白子川を題材にブログります。 白子川の川口街道近く(成増)より、上流から下流を見た写真です。

 これは下流側の三園付近です。写した方向は同じです。

 この川を最初見た時、変な感じがしました。 都心部の川を見慣れている人には「ごく普通の川じゃん!」て、言われると思います。 しかし私には”巨大な水路”に見えました。 遠い記憶をたずねてみると、東京の川はこれが当たり前だったのを思い出しました。 巨大な水路の代表は”JR山手線 お茶の水駅”前の、地下鉄丸ノ内線が一時顔を出す鉄橋のある風景(外堀だけど)でしょう。

 つまり、三面コンクリート張りの川です。しかも川の断面が四角形で多量の水を一気に流しやすい形です。 ”洪水調整目的の河川”は大雨時に、あふれた水(表流水)を短時間に下流側に流す形になっています。 コンクリートジャングル(ちょっとレトロっぽい言葉)の東京に限らず、全国主要都市の河川も同様の理由で”短時間に流れやすい川”になっています。 最近は周辺の景観との兼ね合いから、岸辺にはアシなどの水草を配した(ビオトープ)ような自然っぽい形にしていますが、あくまでも、計画基準の大雨が降って河川が増水しても、あふれずに流れるように川の形状は計算されて作っています。

 では、宮古島はどうでしょうか? たまには宮古島の話を出さないと”ブログお題に偽りあり”と評判が立ちますので・・・・・・

 ”河川のない島”宮古島にも川はあります。 このような川。

 川を渡るために橋もあります。

 川底に草が生い茂っているのは、普段水が流れていないからです。 つまり、正確には川ではなく水路です。 目的は大雨時の表流水を海に流すために作られています。 たぶん川底はコンクリート張りしていないので、少量の雨なら地下に浸透しますが。

 つまり、宮古島の川(水路)も東京(と埼玉)の白子川も同じような目的を持つ川です。 もちろん白子川は用水取水など他にも多くの目的があると思いますが。

 宮古島”川”の末端です。 溜池があるのは雨で土砂などが流れ、”赤水”となって海に流入しないようにいったん池で受けて、泥を沈殿させてから海に流すためです。 ”カルデラ湖”を思わせるような形をしています(宮古島市城辺)。

 

 雨が降らないと、水不足になる。 大雨が降ると洪水対策に追われる。 降ってあふれた水の対策(洪水・土砂災害・復旧)に人間は力を使います。 でも降る雨を調整できないところに、自然に勝てない人間の限界があるんでしょうね。

 


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