脱サラ陶芸家の干支ワールド/「つち団子ブログ」

干支の置物づくりの様子をご紹介/登り窯を焚く/深山焼 深山工房つち団子(ミヤマヤキ)

益子にて窯焼き

2015-10-27 | 登り窯
ただいま、登り窯焚きに、
栃木県の益子におります。

のどか村やきもの四人展の
終了と同時に電話が鳴って、
「あのさ~」
「窯焼き~、手伝ってくれない?」
「窯詰めを、
夜中の3時までやってたらさ~、
腰やっちゃって~」

という訳なのです。

最近、連チャンでやってるけど、
やっぱり、窯焚きは楽しい!

昨日、夕方4時に焚き始めて、
ナント夜11時に、大口に蓋をして
一旦、止めてしまいます。
そして、今朝4時から再開。

これは、他ではやらない方法。
だって5時間窯焚きを止めるんですよ。
他では絶対やらない。
何でそんな事するかと言うと~

それは、寝れるからです!

益子焼小宅の窯焼き その1/am6:00~10:00/2015年10月27日

午前11時、
助け穴を開けて
そこから、薪を入れます。
目一杯に入るだけいれます。
大口に燠を貯めるのが目的。


益子焼小宅の窯焼き その2 / 助け穴から薪を投入

火掻き棒で、下の燠をかき回してみると、
黒っぽくて、あまり良くない状態の燠。
益子焼小宅の窯焼き その3/燠 オキの色


薪を入れる本数を減らして
燠を少し減らして、綺麗な燠にする。

今朝の焚き始めから12時間経過。
夕方から風が吹き出して、煙が流れる。
こんな、窯焼きの方が良いものが出るかも。

1番の部屋は還元。2番の部屋は火前が中性で、ごほん手が採れて、裏は酸化になり織部が緑色に。
こんな違いがあります。

益子焼小宅の窯焼き その4

窯主は、
腰痛にもかかわらず、
窯焼きしながらの薪割り作業。

ご苦労さま。



下の2つの炎が、大口の助け穴からの火。上の2つ炎が、1番目の窯から出る火です。
今の窯の焚き方は、
上の炎が弱く出なくなったら、
大口に薪を助け穴から投入します。
2本づつくらい。


午後7時で、1番の益子黒が光り、溶け始めている証拠。

午後7時10分から横ざし、攻め焚きです。
右下の穴から入れます。

薪は、
奥、真ん中、ハナに、
4本、4本、5本づつです。


午後8時、助け穴を閉じました。
良い燠の状態、キラキラしてます。
(写真では、分からない)




そして、2番の部屋、抑えにはいりました。4本、4本、5本。

横ざし、本数は少なめで、2本2本3本。
午後8時30分。
真ん中は、焼けてるから
「ハナで粘る」
中に2本、ハナに5本。


夜、午後9時

益子焼小宅の窯焼き その5/21:00 /2015年10月27日


午後9時50分
1番、
壁際にあるゼーゲル8番が、
動いたので焼けました。

二番の部屋に。

「薪、足りないか?」
主人は、また薪割りに。

午後11時40分
ぬか白が、割れて膨らんでいる感じ。
午前0時30分
壁際の8番が半倒。
ほぼ、終わりなんだけど、
「裏に置いた、
ぬか白がまだなんだよな~」

益子焼小宅の窯焼き その6/終了

1時30分 終了
楽しかった~。


深山焼 深山工房つち団子
金田利之

〒992-0776
山形県西置賜郡白鷹町深山2530

TEL090-2955-1939

陶芸体験、陶芸教室の詳細は、
こちらHPから。
http://www.dango-miyama.sakura.ne.jp

ブログ
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枝先や葉はいりません。直径5cm以上、腕の太さくらいまで。








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