脱サラ陶芸家の干支ワールド/「つち団子ブログ」

干支の置物づくりの様子をご紹介/登り窯を焚く/深山焼 深山工房つち団子(ミヤマヤキ)

ぶらり車中泊の旅/宮崎から山形/干支の神社

2017-12-04 | 宮崎で窯つくり
午前中の作業を終えて、山形へ帰る事に。

カンヤ君、ガンバってくれ!

長崎さん、煙突はお願いします。


初めて火を入れる初窯には、ぜひまた来たいものです。


午後1時に出発!

さぁ帰るぞ。車で約1600kmの長旅。

さよなら宮崎。
さよならヤシの木と知らない木。



せっかくだから、ぶらぶら寄り道しながら帰ろう。
いざとなれば、
途中の敦賀港から新潟港までのカーフェリーに乗るって手もあるしー。

先ずは、
カンヤ君がオススメの別府温泉を目指す。
竹瓦温泉

歴史を感じる佇まい。


入浴料100円!

風呂場には、湯船以外に何もない。
洗い場なんて無い。
地元民は、直接に湯船からケロリンの桶で
汲んで、シャンプー頭を洗い流すのでありました。



地元のスーパーで、
ソウルフードとり天を頂く。

美味し

そして、さらに北上し、
関門海峡を渡ります。

北九州市門司は、“海賊とよばれた男”の町。


ここまでで、
山形〜東京間くらいの距離がある。

この橋を渡ると本州上陸。

さよなら九州。

「きっとまた来るよー」


夜中に、広島県の尾道市に到着。
一度は訪れてみたかった街。


眺めが良いらしい千光寺に到着し仮眠。

夜明け前、ウォーキングの人が登っていくのに同行し展望台へ。

尾道市 千光寺展望台夜明け前



雲間からのオレンジ色と、町の灯に感動!
箱庭のような街並み、尾道水道を行く舟の波紋。
この時間でないと、見れない風景です。

だから、ぶらり旅は止められない。

坂の街、尾道と言えば、
大林信彦監督の尾道三部作、
転校生が思い浮かぶ。


その撮影現場の神社の階段。
尾美としのり、小林聡美の2人が
転げ落ち入れ替わりました。


毛細血管のような路地、尾道の坂道はキツイ。
地元民は、きっと健脚であろう。

また、山陽道で東へ。
サービスエリア、きび団子の所らしい。
(金太郎いや、桃太郎だ)


ケンミンショウで見た、金時豆パン。
甘さ控え目でうまい!。

また、さらに東へ。

備前焼へ。


伊部(いんべ)地区に窯元が集中している。


散策してると、神社を見つける。

焼物の狛犬



ヘビ

ウシ



ひつじ

イノシシ

トラ

境内には、備前焼の干支がいっぱいで、
伊部の窯元さん達が
ずっと大事にしてきた神社だと分かります。


子宝のイヌ


しっかり、お参りしてまいりました。


古い窯跡


デカイデカイ窯。

脇から立ったまま入れる。

材料店へ行って土を買う。




マルeという土10kgくらいで2600円ほど。
焼き上がりは、


とても親切な、店の人。
藁の巻き方を教えてもらう。





柔らかくした藁を巻きセロハンテープで止めてる。
普通に酸化で焼けば良いらしい。
薪窯でなくてもいいんですねー。



そして、さらにさらに東へ。
世界遺産の姫路城。

いい加減、運転に疲れ、
やっぱり、敦賀港から新潟までカーフェリーに乗ることにする。


インターネット予約もあるのだか、
電話して予約を入れる。

すると、

「明日は、出ない?」

「えー?!」

フェリーって、毎日、運行しているわけじゃないんだー。

(新日本海フェリー、敦賀〜新潟秋田便は、
月曜日のみ運行)

という事は⁉︎
クルマで帰るしか無いってことかー。


「はぁー」ため息。

覚悟を決めよう。

日が暮れる頃、
瀬戸内の姫路から
ナーバス気味に出発。

京都府の山中、舞鶴若狭自動車道を走り
日本海側の舞鶴を目指す。

ガソリンの警告灯が灯る。

対面通行でパーキングも無く、とても暗く寂しい道、ガソリンスタンドなんて無いんじゃ?

京都の山中でガス欠なんて、
何か、もののけに化かされそうだなぁ。



不安の中、
やっとSAサービスエリアに、たどり着き給油。



安堵して、京都名物?の、柿の葉寿司を買う。

京都って実は日本海側あるんですよね。
そして、やっと日本海側に到着。


パーキングで仮眠をとることに。

外は強風で、みぞれ雪。
でも、なんだか嬉しい!




朝、能登半島を過ぎる頃には、
もう、帰って来た気分!

「おはよう!日本海」

荒ぶれる白波の海!
鉛色の空を飛ぶカモメ!
路肩に残る雪!

実に、寒々しい!

「ただいまー!」

思わず「みちのくひとり旅」から
「津軽海峡冬景色」のメドレーを口ずさむ。

「♬さーよならあなたー私は〜帰ります〜」

やっぱり日照時間は少ないのが好き♡



長すぎる新潟県を200km走破して、
新潟県関川村。


という事で、山形に無事到着して、
只今干支いぬ制作に奮闘中。

教訓
山形から宮崎に行くには、飛行機が便利です。
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登り窯つくり その2

2017-12-01 | 宮崎で窯つくり
「宮崎にて登り窯づくり」


側面の基礎。穴を掘る。

左側


右側





こちらは、煙突の下の基礎。
ここに、左右2本、高さ4mの煙突が立つ。
かなりな重さになる。
きっちり基礎を固めないといけません。


だが、
ドンツキ(タコとも言う)で、
叩いて固めようにも
水が湧き出てきてどうしようもない。

水対策。
型枠をつくり、コンクリートを打設。


清武石を入れる
(宮崎県清武から産出する石で、大谷石に近い)


さらに、また、
型枠をつくり、側壁面にコンクリートを流し込む。

余ったコンクリートを
その都度、その都度入れたので
段違いの不恰好なってしまったが、
地中で水の侵入を抑えてくればOK。

清武石をもう一段積む。
(訳は、後ほど)



レンガを積む前に、グラインダーで平らに削る
長崎さんにお願いする。




清武石を大まかに
タガネでハツる。


優れものダイヤモンドカップ。5千円弱。



こちらは、狭間穴の部分。
レンガを仮置きする。


ふんどう

水糸の交差したところが、レンガの角。

水糸

バカ棒という。
この水糸から、どれくらい下か、
目安になる。




水平器は、必需品。



ここは、レンガ一丁幅の狭間穴のになります。


完成したら、こんな感じ。

お城からきていると思う。
外からの敵を攻撃した穴。
丸形は鉄砲狭間。四角形は矢狭間という。


こちらは、
大口部分のレンガ積み。

(大口とは、燃料の薪を燃やす部屋の事)



2段3段と積む。




けっこう進んだ。

だか、なんと
窯全体が、20センチ低い事が判明!

既に入れた大きな清武石を、
もう一度、取り出して、
グリ石、砂利で20センチかさ上げすることに。

後ろ煙突の方は、もうコンクリートで石を固定していたため、清武石をもう一段積む事にする。
大口は、レンガ3丁高く積む事にする。


大仕事!

でも、
でも、そんなの関係ねー。

屈強な強者が控えているので安泰。

ぜーんぜんNO問題ないのだ。_φ( ̄ー ̄ )



料理人の中村さん、絵描きの大野くん、
農業チケンさん、不思議系よっちゃん、
髭なやさん、登山の長崎さん。
あとー山崎さん?

頼むぜー。七人の侍達!



結果的に、かなり強固な基礎となり水対策にもなったと思う。





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宮崎グルメ

2017-11-25 | 宮崎で窯つくり

宮崎の旨いモン喰いました!

友人家族には、ホントに感謝してます。


青島漁港で伊勢海老を買って
小学校4年生の息子さんがさばく。



刺身は、初めて。


ミソがすごく美味い。


霧島にて。



卵の白身が〜プルっとしてる。
もっと喰っとけばよかったなー。

なごみうどん

宮崎のうどんは、
ふにゃふにゃ~。
全くコシがなく柔らかいのが当たり前。


宮崎の繁華街、一番街。




老舗のお店、丸万

宮崎地鶏
これ、癖になるくらい美味い。

タタキ

刺身は、覚悟が必要。


かなり寂しそうな焼酎。





残念ながら、
宮崎マンゴーは、終わってしまい、
日向夏ミカンにはまだ早い時期の滞在だったのですが、

宮崎グルメを腹一杯いただきましたー。

そして、
日向夏を栽培してるチケンさんに
送ってもらう約束しました。

よろしく〜。

あんまり見た事ないジュース。
愛のスコールマンゴーの味
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登り窯つくり、基礎作り。

2017-11-23 | 宮崎で窯つくり
山形を12日の夜に出て早10日、
ブログの更新をする余裕が、やっと出てきた今日この頃であります。

11月14日

宮崎市の郊外、加江田渓谷の程近い場所に
登り窯を築いております。
窯屋根。

この頃、基礎の清武石(大谷石に近い)を据え付けるための穴掘りを、延々と続けております。




一番大事な、丁張り。
設計図を現場に書くようなこと。


センター、両サイドなどから、水糸を張ってあります。
その高さから、何センチ掘れば良いか
目安になります。


ドンツキで地面を固めます。


砕石や、ガラと呼ぶ焼物の破片を入れます。


110センチ掘って、地面の水平を出します。
砕石、ガラ、砂の順に12センチ入れて固めます。
その最終の高さ98センチ。

石を入れます。
けっこうな力仕事。


次々と、、、、、。



晴天。日中は汗かくほど。


名曲「穴ホリデー」

🎵僕の仕事は、穴掘り、
いつもの場所で穴掘り🎵





山形では、雪が積もったそう。

10度は暖かい宮崎に居られる幸せ⁉︎

にも、すっかり慣れてしまい、

やっぱり、朝晩の冷え込みに、

寒い!寒い!


でも、宮崎で窯作りできる事、
こんな肉体労働の日々も幸せな事なのです。

「皆さん、幸せですかー」

「ぼちぼちですー」


足腰や腕に、「幸せ」が溜まっていくのを実感している五十路の私であります。


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出発! /宮崎で登り窯づくり

2017-11-13 | 宮崎で窯つくり
宮崎へ、

ETCの夜間割引のため、夜中の0時に出発。
3割引きは大きい。

日本海東北道で、
途中、寄り道して信楽焼を目指します。

富山のサービスエリア。

ケロリンのグッズがたくさん。
富山の薬売り。

そして、ます寿司。
うめえ。


立山連峰から日が昇る。
登りたい憧れます。


そして、福井のサバ寿司おにぎり
鯖を京都まで歩いて運んだ
サバロードがあるらしい。

現在地、赤いところ。

また、進んで、
ここにもきたのか!芭蕉の句碑。

琵琶湖の脇を通って行きます。


信楽焼に到着。

これ、あの古谷道生の息子さんの作品!


材料店へ。



黄の瀬土の産出地

古い欄干

これ黄の瀬土に見える⁈
もう枯渇した筈。

そろそろ、フェリーに乗るため神戸へ。
約100kmある。

神戸の街に、
ただただ、カッコいい印象を受けなから、
フェリー乗り場に到着。



乗船

車と共に、



しっかし遠かった〜神戸。


一人でビール飲んで、
そのまま雑魚寝で就寝。

おやすみなさい。

zzz zzz ZZZ

ZZZ ZZZ

ZZZ

船は、足摺岬の沖を航行。


ZZZ ZZZ


そして、おはようございます。


ちょっと雨模様です。

山形は、みぞれが降ったが、
こっちは、半袖でもいけそう。




朝食


500円



そうしているうちに、宮崎港に。


下船。
こんなに、トラックとか積んで、
よく沈まないものだ。

素朴な感想です。



下の階へ。



無事、九州宮崎に上陸。



なんと!

街路樹が、ヤシの木!



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
深山焼 深山工房つち団子
金田利之

〒992-0776
山形県西置賜郡白鷹町深山2530

TEL090-2955-1939
携帯メールdango.01@i.softbank.jp

陶芸体験、陶芸教室の詳細は、
こちらHPから。
http://www.dango-miyama.sakura.ne.jp

ブログ
blog.goo.ne.jp/noborigamaaruyo

◯深山焼の特注承ります。お祝い結婚式などの引出物をオーダーメイドで制作いたします。打ち合わせて色形の決定後、焼き上がりまでは、3ヶ月ほど。

◯深山焼をもっと深く知るには
「仕事旅行」をご検索してみて下さい。
「陶芸家になる旅」です。


◎伐採した木、お引き受けします。
・深山工房まで運搬願います。
・赤松が希望。
・広葉樹OK。杉はNG。
枝先や葉はいりません。直径5cm以上、腕の太さくらいまで。


「脱サラ陶芸家の干支ワールド」
山形放送news evelyニュースエブリー
2016年1月4日放送


NHK山形放送局
「被災した窯を後世に」
NHK やまがた6時
2015年11月20日放送








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Road to 九州宮崎 /登り窯つくり

2017-11-05 | 宮崎で窯つくり
来週から、なんと!九州の宮崎県へ。

窯作りに行くのです。

やきもの屋の友人の新しい窯です。


彼は家族3人で、栃木県の益子に住んで作陶しておりました。
よく遊びに行ってましたが、
東日本大震災で、登り窯が崩れてしまい、
現在は、九州の宮崎県で作陶を続けております。

そして、念願の登り窯の築窯に取り掛かることになったのです。



Road to …宮崎。


半月ほど行っている間、
私にとって絶対必要不可欠なモノ。
それは、スマホとクルマ。

なので、車で行く事に。

高速道路を使って、ノンストップで17時間40分。

あまりの遠さに、痺れますー。(≧∀≦)

という事で、神戸からカーフェリーに乗船することにしました。


追伸、
干支いぬ作りは、宮崎の友人の工房で進めてきます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
深山焼 深山工房つち団子
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