さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

京都講座

2009年09月13日 | 日記
以前立命館東京キャンパスの京都講座を受講したことがあり、
2009年度の講座のご案内がきた。

「激動の政治空間・幕末京都に迫る」

第1回 薩長同盟再考

第2回 幕末の京都政局と薩摩藩

第3回 幕末の京都政局と民衆

第4回 龍馬暗殺

第5回 幕末の政治空間京都

前回受講した「京の乱」も大変面白かったので、
かなり惹かれている今日この頃♪

一蝶リターンズ♪

2009年09月13日 | アート♪
生誕とか没後とかはあるが、「島げえり~」のアニバーサリーとは(笑)

さすがいつも面白い企画で楽しませてくださる板橋区立美術館♪

江戸文化シリーズ25
御赦免300年記念「一蝶リターンズ」 元禄風流子英一蝶の画業を拝見した。

昔、「英一蝶」という名を知った時は、
ずいぶんと素敵な名前だと思った。

前名は多賀朝湖、「英一蝶」とあらためたのは、
将軍代替の御赦免で三宅島から帰ってからだそうだ。

京都生まれの一蝶、15歳で江戸に下って狩野安信に入門。
しかしその才能はやはり狩野派の中では満足できず
新たな画境を求めた。

俳句もたしなみ其角とはお友達♪
なかなかの風流人で幇間のようなこともしていたらしく、
そのことも島流しになる一因であったようだ。

島から一蝶が其角におくった句

「初松魚(ハツガツオ)カラシガナクテ涙カナ」

其角からの返し

「其カラシキイテ涙の松魚カナ」

好きだなぁ~こういうの♪♪♪

配流時代の画を「島一蝶」と呼ぶそうであるが、
「吉原風俗図巻」や「四季日待図巻」は画材の乏しい中で描いたものとは
思えないほど明るくおおらかで素晴らしい。

肩の力がぬけているというか軽妙な筆使いは
観る者をとてもたのしく和ませてくれる。

神様も仏様も六歌仙も僧も町民も農民も武士も貴族も…なんだか楽しそう♪

いろいろなタイプの絵を残しているが、
やはりご本人は風俗画が一番お気に入りだったのでは?と思った。