ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

通天閣の新しい『公式ガイド』

2022年06月21日 | タワー
通天閣のパンフレット『通天閣公式ガイド』が新しくなりました。


4月10日付けの「『新世界』情報ブログ」で「通天閣公式パンフレットがあたらしくなる」との記事を見ていたので、入手できるのを楽しみにしていました。

コロナ禍の中、通天閣へ出かけることはできないので、オークションに出品されるのをずっと待っていました。

6月になる頃から出品が急に増えて、無事に入手することができました。表紙には新しいアトラクションのタワースライダーも描かれています。

「地上22mのEV塔の外周を周りながら地下1階(地上-4.5m)まで、約10秒で一気に滑り降りる(斜度約30度)全長60mの体感型滑り台です。」

これまでの公式ガイドです。


もう一つ前の公式ガイドです。


基本的な形は同じで、表紙のデザインと内容を変えて発行を続けています。これはコレクターにとっては絶対に集めたくなりますね。本当は訪塔して入手するのが正当なのですが、なかなか行くこともできないので、今はオークション等で入手しています。

その他の少し古いパンフレットも3種類入手できました。




どのパンフレットも初めて見るデザインではありません。3種類とも同じデザインの色違いのバージョンがあります。

最初の『通天閣御案内』のパンフレットの色違いです。


展望台入場料金は大人100円、小人50円です。『通天閣30年のあゆみ』によると、この料金改定は昭和36年10月1日でした。


表紙は同じですが、展望台入場料金は大人120円、小人60円に改定されています。『通天閣30年のあゆみ』によると、この改定は昭和39年11月1日でした。

このパンフレットには展望記念スタンプが押してあり、訪問日は昭和40年11月27日でした。


青の表紙に変わっていますが、内容は上のパンフレットと同じです。

今回入赤の赤のパンフレットの展望台入場料金は大人(中学生以上)80円、小人(小学生以下)40円でした。このパンフレットが一番古いことがわかります。この料金改定は昭和34年9月1日でした。

展望料金は、昭和36年10月1日に大人100円、小人50円に改定されていますから、この間の発行になります。

2番目のパンフレットの色違いです。


展望台入場料金は大人250円、小人130円でした。見開き面にはフィッシュセンターの記事がありますから、昭和43年8月1日以降の発行になります。

今回入手のパンフレットは表紙文字の色が違うだけで、デザインは見開き面も変わっていません。展望台入場料金は大人200円、小人100円なので、こちらの方が古いです。

3番目のパンフレットの色違いは今回入手のもので3種類になります。最初に青色バージョンです。



入場料金は、大人450円、学生 大・高・中学生300円、小人(無料)でした。なお、大人の部分がマジックで消されています。料金改定があったものと考えられます。

また、見開きのページには、地下には囲碁将棋センターがあります。「昭和51年10月にオープン !! 日本一の設備と広さ、娯楽の殿堂で、ぜひ一局。」と記されています。

次の色違いのパンフレット、オレンジバージョンです。



入場料金は、大人500円、大学生400円になりました。高・中学生300円、小人(無料)は変わっていません。

見開き面は青色バージョンと同じです。

今回入手した赤バージョンの入場料金は、大人450円、学生 大・高・中学生300円、小人(3才以上小学生)150円でした。

見開き面です。


右下の地下の紹介は「囲碁将棋センター」ではなく、「フィッシュセンター」でした。

「昭和43年8月、地下にフィッシュセンターが完成。いろいろな熱帯魚の生態をご鑑賞いただけます。」

これらの情報から、この赤バージョンが最も古く、次に青バージョン、オレンジバージョンがいちばん新しいと推定できます。

かなり細かいことにこだわりましたが、通天閣は昔からパンフレットが頻繁に改定されており、その歴史をたどることが楽しいです。

『タワーめぐりの旅』更新しました。通天閣のページでは今回入手のパンフレットも含めて発行順に掲載しています。

タワーめぐりの旅


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