4月16日(水)、高階良子先生の『高階良子選集』第21集 [魔界樹 1]が発売になりました。収録は表題作のほか「哀島洞窟」「樹霊の窓」の計3作です。
ボニータ・コミックスα 平成26年4月30日 初版発行
カバー折り返しのことばです。
「表題作になっている「魔界樹」は/だいぶ昔のものですが、/けっこう気に入っている作品です。/「哀島洞窟」は描いた当時はページがきつくて/だいぶ端折ってしまった部分があるので/今回はそんな所に少し手を入れてみました。」
「魔界樹」は、講談社の『なかよしデラックス』に昭和60年(1985年)から61年(1986年)にかけて、掲載されました。コミックスは全2巻の収録になり、今回の選集でも2巻に分けて収録されています。
「第1部 暗黒編」は『なかよしデラックス』の昭和60年9月号に掲載されました。雑誌掲載時は「魔界樹<フローラの誘惑>第1部 暗黒編」だったと思います。第2部の「光明編」にも<フローラの誘惑>が付けられていましたが、コミックス収録時にこの副題は外されています。
なお、選集では「第2部 光明編」の初出を『なかよしデラックス』の10月号としていますが、10月号は光明編(前編)50ページ掲載で、(後編)は11月号に掲載されています。
コミックスの発行日は昭和61年1月9日となっています。発売は昭和60年の12月中でしょうか。
講談社コミックスなかよし 昭和61年1月9日第1刷発行
「第3部 月の魔力」の連載前なので『魔界樹 1』とはなっていません。なお、後の版では2巻の発売に合わせて巻数「1」が入りました。
「気に入っている作品」ということもあってか、「ミステリーロマンセレクション」にも収録されました。
講談社コミックス KCデラックス 1995年3月13日 第一刷発行
また、ポケットコミック(文庫版より少し大判)の「幻想ロマンセレクション」にも収録されています。
講談社コミックス KCデラックス 1999年11月12日第1刷発行
この「幻想ロマンセレクション」には、「「魔界樹」を描いたきっかけは、月に魔力があるという内容の本を読んだことでした。」で始まる興味深い「あとがき」が載っています。また、付録の絵はがきも魅力的でした。
同時収録の「哀島洞窟」「樹霊の窓」はともに『ビバプリンセス』掲載の作品です。
「哀島洞窟」は昭和60年(1985年)1月発行の別冊冬季号に、「樹霊の窓」は昭和62年(1987年)発行の2月号に掲載されています。
コミックス収録は2作ともプリンセス・コミックスでした。
『蜜の森』プリンセス・コミックス 昭和61年4月1日初版発行
雑誌掲載時の「哀島洞窟」は50ページでしたが、今回の選集収録では52ページとなり、2ページの描き足しがされています。
『インカ幻帝国』プリンセス・コミックス 昭和63年6月10日初版発行
コミックス収録の「樹霊の窓」、今回の選集ともページ数は35ページで変わりありません。雑誌掲載時は33ページだったように思いますが、後で確認してみます。
巻末の「あとがきのかわりの雑談」は「ニュージーランド旅行記 その1」、2ページです。
ホームページも更新しました。
『高階良子の部屋』
ボニータ・コミックスα 平成26年4月30日 初版発行
カバー折り返しのことばです。
「表題作になっている「魔界樹」は/だいぶ昔のものですが、/けっこう気に入っている作品です。/「哀島洞窟」は描いた当時はページがきつくて/だいぶ端折ってしまった部分があるので/今回はそんな所に少し手を入れてみました。」
「魔界樹」は、講談社の『なかよしデラックス』に昭和60年(1985年)から61年(1986年)にかけて、掲載されました。コミックスは全2巻の収録になり、今回の選集でも2巻に分けて収録されています。
「第1部 暗黒編」は『なかよしデラックス』の昭和60年9月号に掲載されました。雑誌掲載時は「魔界樹<フローラの誘惑>第1部 暗黒編」だったと思います。第2部の「光明編」にも<フローラの誘惑>が付けられていましたが、コミックス収録時にこの副題は外されています。
なお、選集では「第2部 光明編」の初出を『なかよしデラックス』の10月号としていますが、10月号は光明編(前編)50ページ掲載で、(後編)は11月号に掲載されています。
コミックスの発行日は昭和61年1月9日となっています。発売は昭和60年の12月中でしょうか。
講談社コミックスなかよし 昭和61年1月9日第1刷発行
「第3部 月の魔力」の連載前なので『魔界樹 1』とはなっていません。なお、後の版では2巻の発売に合わせて巻数「1」が入りました。
「気に入っている作品」ということもあってか、「ミステリーロマンセレクション」にも収録されました。
講談社コミックス KCデラックス 1995年3月13日 第一刷発行
また、ポケットコミック(文庫版より少し大判)の「幻想ロマンセレクション」にも収録されています。
講談社コミックス KCデラックス 1999年11月12日第1刷発行
この「幻想ロマンセレクション」には、「「魔界樹」を描いたきっかけは、月に魔力があるという内容の本を読んだことでした。」で始まる興味深い「あとがき」が載っています。また、付録の絵はがきも魅力的でした。
同時収録の「哀島洞窟」「樹霊の窓」はともに『ビバプリンセス』掲載の作品です。
「哀島洞窟」は昭和60年(1985年)1月発行の別冊冬季号に、「樹霊の窓」は昭和62年(1987年)発行の2月号に掲載されています。
コミックス収録は2作ともプリンセス・コミックスでした。
『蜜の森』プリンセス・コミックス 昭和61年4月1日初版発行
雑誌掲載時の「哀島洞窟」は50ページでしたが、今回の選集収録では52ページとなり、2ページの描き足しがされています。
『インカ幻帝国』プリンセス・コミックス 昭和63年6月10日初版発行
コミックス収録の「樹霊の窓」、今回の選集ともページ数は35ページで変わりありません。雑誌掲載時は33ページだったように思いますが、後で確認してみます。
巻末の「あとがきのかわりの雑談」は「ニュージーランド旅行記 その1」、2ページです。
ホームページも更新しました。
『高階良子の部屋』