しんまい先生の徒然日記

剣道を通じて、子ども達と共に修練を積み重ねた日記・記録です♪

六段昇段審査会in福岡

2014-09-02 12:08:29 | インポート

平成26年8月31日(日)福岡市民体育館で行われました。

前日に洗って干していた袴をアイロンがけして防具の準備。この袴は購入して一度も洗ってないのでゴワゴワして気持ち悪いので程よくなりました。

前日は、旧泉河内小学校の校庭清掃作業&バーベキューで飲み過ぎには気を付けてましたが話が盛り上がり夜の22時まで外で飲んでましたwしかし、前日の緊張がほぐれて気楽になりました。

当日は、9時受付なので7時半に家を出るつもりが7時45分に・・・まぁ間に合うだろうとスイスイと目的地に進むなか、「イヤー!!!」っと車内で声のチェック。うんうん声の調子はいいね♪そうしているうちに到着。適当に駐車場を見つけて会場へ入ったのが9時前。受付を済ませ、着替えて準備万端。前日のお酒は全く残ってなく、コンディションはベスト!!準備運動は、待ち時間があるだろうからそこでUPしようと思いました。

会場は、京都に比べて狭いので人がごった返してます。素振りや打ち込みをするスペースがない・・・それと知り合いが結構居ました。大学の3つ上の徳〇先輩、1年まで一緒だった清〇、後輩の谷〇、石〇、京都で一緒だった田〇先輩。筑豊地区では、大〇先生、森〇先生、などなど。審査会場では、中島先生、岡田先生、高橋先生が、形会場では後輩の星丸七段が立会人で「形会場で待ってます♪」と声を掛けてくれました。開会式等は無く、全体での諸注意が終わったところで早速審査開始です。

「それでは、番号を呼ばれた方から前に来てください!357番!357番!!」

あれ?聞いた事ある番号。もしや・・・自分の受付カードに目をやると、ゲッ!!!俺やん!

はーい!と返事をして前に行く。何度も番号を読んでいたのか、不機嫌そうな係員。

「はい、401Aです。」と垂に番号札のシールを張られる。なんと、一発目!!完全に油断してた。

アップもしてなければ心の準備も出来てない。直ぐに面を着けなければ・・・慌てずに、落ち着いて、深呼吸をしながら面を着けました。田川の長末くんが見に来ていました。彼は勉強熱心で、昇段審査の分析等をやってました。「えっ!一番ですか?!頑張ってください!」と励まして頂きましたがアップ出来ていない自分を見ると「もう、開き直るしかないですね!」と言ってくれました。その時、ホント開き直って思いっ切りやるしかない!!と思い、少し気持ちが楽になり緊張が解れました。

面を着け、会場へ行くと椅子が用意してあります。

そこに腰を掛け、「前に・・前に・・稽古でも良い面が出てた。初太刀!」数日前からユーチューブの動画を見て、イメージを描いていました。「力を抜いて、慌てずに・・でも、初太刀の面は取る!」

さて、一斉に礼をして審査開始です。

三歩で開始線まで歩む中、「もう、審査はこの時点から始まっているんだよな。」と思い、ゆっくりと呼吸を整え、蹲踞。

「はじめ!!」の号令でスッと立ち上がり、大きく呼吸を吸い込み丹田に力を込め8割程のボリュームで発声。相手の発声を丸め込んだ感触はありました。

触刃の間合いで中心を取り合いますが、その間落ち着いて相手の全体が見えてきました。

「相面勝負だ!!」そう心の中で相手の打つ気配を感じ思いっ切り面を打ち込みました。

「バクッッ!!!」相手の出小手がさく裂したと同時に私の面もガッツリ打ち込んでいました。

あちゃ~出小手かなぁ?よし!もういっちょ面じゃ!!

すり抜けて構えを整え、先に攻め込みます。相手の剣先を抑えて面!

相手が受けたと同時に私の胸に両腕パンチの体当たり!!丁度私の両足は宙に浮いていたらしく、スコーンっとすくわれ背中から床へドーーン!!「あちゃーこけちゃったよー」立会人の「やめ!!」が聞こえた。

でも、気を取り直し、スッと立ち上がると相手がお詫びの右手だしポーズをとって頭をペコペコしていた。私も軽く一礼をして構え直し「はじめ!!」の合図と共に攻め直します。

次は、面を誘ってみる。グイグイ攻めて「面を打って来い、、、」

面に来た!抜胴!!タイミングは良かったのですが詰まっていました。「ん~こりゃ一本じゃないな・・・」さぁ時間が無い!あと1本だ!!

またもや先に攻める。グイグイ・・・また出小手を狙ってるな?!

スッと打つ気を見せて大きく振りかぶり小手抜面!!「バクっ!!」んんん・・・それも詰まってたな・・・そこで終わりの号令。一人目は、相手の方が優勢だな。。。

気を取り直して二人目を待ちます。私はAでしたので次の相手はDです。なので、待ち時間が4分程あります。おまけにDの試合内容もじっくり見れますので、落ち着けました。すかさず立会人で待機されていた中島先生が近寄って、倒れた私に気遣って声をかけて頂きました。その時「しっかり中心を攻めて!」っと囁くように言ってくださいました。先ほど倒されたと言う事は浮足立ってる証拠です。作戦は、しっかりと腰を据えて一人目と変わらず、攻めて中心を取って初太刀の面です。

さぁ二人目です。相手は呼吸が乱れているようでした。その間攻め入ります。ちょっと長めの中心の取り合い。打つ兆しが見えた!と同時に相面!!わずかに私の面がかすったかな?!

その後は、小手を誘い小手刷り上げ面を狙うも相手が面を打ってきたので不発。もう一度相面・・・ガチャ・・・不発、その後も相手が何かガチャガチャやってたのでそれを捌いていました。

やばっ、時間が無い・・・最後に決定打が欲しい!グイグイ攻めて交刃の間合いまで入ったところで「やめ!」の合図。

 

良い所なし。間違いなく今回も落ちた。。。。

15組あたりまで来ると中間発表があります。合格した人は形会場へ行きます。番号が無い方はご帰宅です。まぁ番号無いだろうけど一応見ておこう。

その間、清原や長末くん、佐藤さん、那須さん達と色々話をして今までの六段審査の経験談を聞いているうちに本当に落ちたと思うと同時に、皆さん何度も受審されて、研究して、剣道を磨いていらっしゃる事が分かり逆に勇気づけられ「よし!俺もまた一年間稽古に励んで再審査に臨もう!!」と決意いました。

いよいよ中間発表です。張り出された瞬間、隣にいた佐藤さんが「番号あるやん!!」

「あら?」「え?」「ホント???」間違いないよね~401A~

何が良かったのか悪かったのか、考える間もなく形会場へ・・・

会場へ到着すると後輩の星丸七段が、大変喜んでくれました。

しかし、受かる事をあまり考えてなかった私は、殆ど形の稽古をしていませんでした。

まぁ、いつも通り堂々とやろう!と言い聞かせていましたが、ここで落ちたくないなぁ~受かって帰りたいなぁ~と弱気の心が見え隠れ。いかんいかん!!

6人づつ一組に分けられての形審査です。私の順番は、4組目だったので前の人たちの方を見て予習が出来たのでリラックスしていたのですが、次、私の組となったところで私の相手が、ツンツンと突いて来て「私の打ち太刀の7本目の足捌きは右、左どちらからでしたかね?」なぁーんて聞いてくるんです。その顔は緊張で引きつっていてかなり不安そうでした。「左からですよ。」っと答えると安心したようでしたが、心の中では「ちょっと勘弁してよー!!!今頃そんな事言うなよー!!」多分、彼は自分が仕太刀と思って仕太刀ばかり見てたら並んだ時に打太刀に変わったのでパニクったと思う。おいおい六段を頂こうって奴がそんなんでいいんか?!下手な方と当たると巻き添えを喰らって落ちる事があるのです。

案の定、打ち始めると呼吸は合わない、間合いは遠いはで、こちらが緊張しました。ホントにめっちゃ緊張しました。

他の組では、巻き添えを喰らって落ちている人がいまいた。本当に可愛そうでした。が、終わった後にブイブイ文句を言っていたので、剣道の神様はいるんだなぁ~と思いました。

何はともあれ形審査も無事に合格しました。受審者938名、合格者237名の25.3%でした。前回は受けた京都は18.2%でした。

今後は、この思いを読み返して、落ちたと思った時に考えた事「また一年間稽古に励もう!」の気持ちを忘れず、修練して行きます。それに今回、何故合格できたのか実感がありませんので、周りから見ても「六段に相応しい剣道、言動、振舞い、」を心掛けていきます。

子ども達と一緒に基本を重く置いて稽古に励んだこと、出稽古に行って先生方かたアドバイス頂いた事等を素直に聞き、取り入れ、実践した事が今回の結果に繋がったと思います。

指導して頂いた先生方に大変感謝しております。次は6年後の七段を目指して日々精進していきます!!!


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