真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

性理題釋~六十五、諸経中いずれが最も好い

2022-08-22 19:23:43 | 性理題釋

六十五、諸経中いずれが最も好い

経典を見るのは、原来(がんらい)法を求めるためで、既に法を得ておれば、経典を読まなくても妨げはありません。

ただ一点の性霊(せいれい)を守る事が肝要であり、この一点の性霊こそ一巻の無字の真経(しんきょう)であります。

仏教の経典は、総数五千四百八十巻もあるので、況(ま)してそのような多数の経典を、一日一梭巻ずつ読んでも、十五年を費やしてようやく読み終わる訳であります。

日月は梭(ひ)の如く早いもので、そのような時間がありましょうか。

然しながら経典は読んだ方が良い訳であります。

経を読んで経に依(よ)って行うならば、正に有益であり損は致しません。

大学・中庸・論語・孟子・金剛経(こんごうきょう)・法宝壇経(ほうぼうだんきょう)・道徳経及び清静経(せいせいきょう)等の経典を読めば、皆大いに智慧を開くので参考書として読むべきであります。

続く


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