真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

五戒~六、酒戒(二)最終回

2023-12-24 19:19:00 | 五戒~活仏師尊慈訓

酒戒(二)

(11)善人が遠くなり悪人が近づきます。…類は累を呼びます。共に集まったのは皆、酒肉の友達です。

(12)心身が散乱し、正定から遠く離れる。…新進は定まることができずに、いつも非現実的なことを考えます。

(13)非法をたくさん行い、正法から背く。

(14)思うようにいかないことが多くあり、憂いや苦しみが増加する。…戒を犯した後、良心は安ずることがなく、恐怖に襲われ、心に気にかかることがあり、心が平らかにならない。

(15)時間を無駄にしてしまい、悪習はなかなか改めにくい。

(16)身体を壊し、命が亡くなり、死んだ後地獄に堕ちる。

三、病気を治す必要のために、薬の中に酒をまぜても大丈夫ですが、酔わないようにします。

外用薬に酒を加えても大丈夫です。

四、ポリタビンなどの酒精成分の含んでいる薬は飲んではいけません。

飲むと非常に強壮(強健)で淫慾が増加するのでよくありません。

五、酒戒を犯す果報

(1)神智はすがすがしく、静かで落ち着き安寧です。将来講師となり、判断力があり、思いが乱れず、ぼんやりとせず又、精神が分裂しません。

(2)四重を善持して重罪を犯しません。…殺、盗、淫、妄の四戒を持戒するのが容易になり、更に重罪を造りません。

(3)来世は天道の人として生まれ、三途に堕ちません。

AD


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五戒~六、酒戒(一)

2023-12-22 17:49:02 | 五戒~活仏師尊慈訓

酒戒(一)

一、酒は葷ではありませんが、一切の罪悪の始まりです。

酒を飲むと、神智がはっきりしなくなり、殺、盗、淫、妄が発生し、酒から覚めるともう物事が起こってしまっています。

ゆえに必ず停止しなければなりません。

このことを遮戒と言います。(遮は停止の意味です。)

二、飲食をするとどんな過失があるのでしょうか。

なにゆえ仏はこれをもって戒となすのでしょか。

(1)資産や財産を失い、福徳がだんだんと減ります。

酒は自分で飲んではいけません。

又、人に送りと届けてもいけません。

持戒している人がもし酒を買って人に送りますと、五百世にわたって手がなく、ミミズなどの軟体動物になります。

外国に行っても人に頼まれても持って帰ってはいけません。

(2)諸根が愚昧で物事がわからず、智慧が失われる。…年老いた人は当時娯楽が少ないのでお酒をたくさん飲み、仏法など立派な教育を受けることができずに、ゆえに五根が暗く明らかでなく、比較的愚かです。

龍発堂の患者は前世、酒を飲み過ぎた結果であります。

(3)現在、病が多く、飲食が少なくなる。…お酒を飲むと肝臓病、糖尿病、胃病などを患いやすくなります。

(4)嗔心、争い、殺害が増加します。…酒の勢いを借りて気が大きくなり、殴り合いの争いに、淫乱、みだりに小切手を切るなどの罪悪を犯します。

食べる、飲む、楽しむなどの嗜好は修道人の心の中の邪魔物です。

智慧を以て克復し、商売上のお付き合いの中で円満に方法を講じて、飲料やお茶をお酒の代わりにするように。

(5)淫欲が極めて盛んになり、もろもろの慾が生じます。…あ酒に酔った時、色々な幻想に心が奪われ、どんな礼節もなくなってしまいます。

(6)礼のある態度が失われます。…家をでる時、きちんとした服装を着ていますが、三杯飲めば千鳥足になり、三字経を口に出し、たくさんの醜態をさらします。

或いは花柳界で遊んでたくさんの家庭問題を引き起こします。

(7)秘密を漏洩し、事業は成り立ちません。…商いの場は戦場の如くで、お酒を飲むと商業上の機密を漏らし、店の主人にくびにさせられます。

もし自分が店の主人であるなら、福報が足りないので二ヶ月ですぐにだいなしになるかもしれません。

(8)父母を侮辱し、師や目上を敬わない。…お酒を飲むと神智がはっきりせず父母を殴り、甚だしきに至っては父母を殺し、血のつながりも分からなくなります。

(9)父母は喜ばず、身内はいやがります。…お酒に酔っぱらって近寄りがたい悪臭がします。

家族にいやがられ、又子孫にも遺伝します。

(10)三宝を信ぜず、破斎し、戒を犯します。…お酒を飲んだ後、どんな斎戒も分からなくなり、戒律も守れなくなり、仏法僧の三宝も尊敬できなくなり、はなはだしきに至っては道の三宝を漏洩します。

続く


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五戒~五、妄語戒(三)

2023-12-21 19:47:30 | 五戒~活仏師尊慈訓

妄語戒(三)

二十一、軽々しく他人を信用し、心のうちを話してはいけません。

以て以後あることないことが伝えられないように防ぎます。

たとえどんな場所でも最もよいのは他の人を称賛することです。

他人の悪口を言ってはいけません。

このようにすればいさかいを避けることができます。

二十二、舌は軟らかいといえども刀に比べてもっと鋭利になるときがあります。

多くのいさかいや怨みはすべて口、舌より招きます。

「禍は口より生ず」もし禍を免れたかったら口に三つの封印をして、役に立つ話をすることです。

もし不注意にも悪口を言ってしまったら、後で懺悔をし、慚愧の心を以て補わなければなりません。

二十三、失意の人は他人の関心を必要としています。

それ故に、その人の立場に立ってもの事を処理しなければなりません。

自分の立場や意見を以て他人におしつけてはいけません。

これは利己主義です。

二十四、物事に対してははっきりと観察し、いいかげんに結論を下してはいけません。

ある弟子が孔子様の為におかゆを作っている時、ご飯の上にものを落としてしまいました。

弟子は孔子様が食べてお腹を壊すといけないと思い、手を入れてつかみ出しました。

孔子様はちょうどごらんになっていて、彼は礼儀を知らない、師がまだ食べていないのに、どうして弟子が先に食べることができようか、とおっしゃいました。

その弟子が真相を話した後、孔子様は弟子たちをお集めになられて彼らにおっしゃいました。

「私自身の目で見ていても、他人に無実の罪を着せるのに、ましてや他人からあなたの耳に伝わった第三者を経た話は事実が捻じ曲げられないことはないでしょう。」ゆえに判断を下す前に必ず先に真相を調査し、他人の一方的な言葉を聞いてはいけません。

又猜疑心をもって疑ってもいけません。

そのようにして始めて是非を生ぜず、他人が試練を受けて倒れてしまう事がありません。

聖人も事実を見誤ることがあるのに、まして凡夫俗子においてはなおさらではないでしょうか。

二十五、政治家は将来大変な果報を受けます。

修行人は政治から遠く離れなければなりません。

人と一緒に街頭を回ったり、あるいはさがわしく宣伝を行ってもいけません。人心を惑わす話をしてはいけません。

もし身内が政治にかかわったとしても、できるだけ参与はいけません。

二十六、若い坤道(女)が人を済渡し、成全する時、慈悲心を用いるだけでよいです。

彼が誤解して、あなたに気があると思われるので、感情が存在してはいけません。

もしお互いに気持ちがあるなら誠実に交際することです。

二十七、妄語戒を犯す果報

(1)三悪道に堕ちる。

(2)多くの毀謗をうける。…すすぐことのできない無実の罪を受け、いつも人の排斥受ける。

(3)たぶらかされる…容易に他人に騙され、指摘され攻められる。

(4)自分の意見が受け入れられない。…自分の話したことが他人に受け入れられない。

(5)言葉が不明瞭です…生まれながらにしてみつ口で、舌が短く話がはっきりしません。

(6)果をあかすことができません。…どのように修行をしても果をあかすことができません。

(7)口臭が強いです。…全癒できない口臭によって体中が臭くなります。もし素食を食べていればだんだんと軽くなります。お肉を食べていると臭気は増加します。

二十八、妄語戒を持戒するよい果報

(1)口は常に清浄で優鉢羅(蓮の花の一種ですばらしい香りを発する)のような香りがします。芳香剤を噴霧する必要はなく、自然に香りを発生します。仏は冗談を言いません。顔全体をおおうように舌が伸びます。火葬した時に、歯が一つ一つみんなきれいに残っています。

(2)世間の敬いと信用を得る。…普遍に多くの人の尊敬と信任を得る。

(3)自己の心は歓喜し、他人の心は悦ぶ。…妄語を言わなければ歓喜の生気が真実の生活の中にあります。

(4)未来世では常に心地よい音を聞きます。来生耳元であなたを惑わせて、煩悩の為に吐息が出るようなことはありません。

(5)自らの威徳が増し、弁論に支障がありません。智慧が無量にわきだし、論才に支障がありません。

続く


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五戒~五、妄語戒(二)

2023-12-20 17:38:10 | 五戒~活仏師尊慈訓

妄語戒(二)

十一、妄語戒は比較的戒律を行持しがたいです。

平常の話の中で、人の自尊心を傷つけたり、人を怒らせたり、うそ、偽りを言ってはいけません。

くれぐれも他人の夫婦の和を破壊してはいけません。

夫婦の事は当事者同志のことです。

干渉してはいけません。

そうしないと運が悪くなります。

舌はできるだけ内に収め、外に放ってはいけません。

人に益を与える「善なる心の言葉」や「益を潤す言葉」をたくさん話すことです。

十二、常に他人を毀謗しないよい言葉を話せば、広く善縁を結ぶことができます。

十三、次のいくつかは口によってお金を儲けます。

修行人はこれらに従事しないことです。

(1)弁護士、検察官…古人は「一世話役人になったら九世にわたって牛になる。」と言います。

この職業に従事する人は往々にして一言で人の生死を判定するので、客観的、又公平にあるかを注意し、賄賂の行為があってはいけません。

もし権勢によって是非を判断するなら容易に人命をいい加減に扱うようになります。

(2)占い師…占い師は常に「あなたがもしこれこれのようにしなかったら、これこれのような結果にあうでしょう。」というような話をしますが、これは「悪口」です。

この種の仕事をしている人は、話すことを婉曲にして、客観的に忠告することがよいです。

(3)風水師…容易に「もしあなたが修めなければ何年後にはこのようになります。」のような決定的言い方をし、他人を傷つけます。

(4)道士…祖先が亡くなった時、道士に法律を頼み祖先を超渡します。

もし彼が本当に超渡できるなら、閻羅王は彼に対して容赦するでしょうか。

三世因果の業力をどうやって清算するのでしょうか。

ゆえにこれは習慣、風俗で、人々を安心させるだけに過ぎません。

もしお経を読むなら持斎し、修行している方に来てもらう事です。

もし持斎をしていない人は自分の罪業が山ほどあり、自分を渡す事ができないのにどうして他人を超渡することができるでしょうか。

十四、三世に渡り妄語を行なわなければ、舌の先は鼻に触れることができます。

舌が赤くつややかで唇の厚い人は比較的人情味があり、親切です。

女性の門歯が幅広く厚いなら夫を助け、家の財産を守ることができます。

歯に隙間があると財産を浪費します。

歯が鼠のようだと心機が多いです。

歯が長短出入りがあってふぞろいなのは前世にたくさん妄語を言ったからです。

女性の声がかん高いのは猛々しく狂暴であり、声が低く沈んでいるのは事がうまく運びません。

女性の声が柔和であると一生涯福報があり高貴です。

眉毛が目をおおっていれば家族の庇護を受け又後代を庇護することができます。

十五、修道人は占いをせず、而して命を運転します。

命運がよくなくても、改造することができます。

命運を改造するには心を改造することから開始します。

たた外相(例えば紋眉のたぐい)をかえても効果はないのです。

顔形がきれいでなく、はっきりと話ができず、口才なくても、もし妄語戒を守ることが出来れば、将来間違いなく話がうまくなります。

十六、清口は素食を食べるだけではありません。

素食を食べることを「斎食する」と言います。

清口は悪口を言わず、両舌をせず、綺語はいわず、妄言をしないことです。

十七、男性は「三字経」を口に出してはいけません。

女性は夫を罵ったり、子供を叱ったりする時には限度があります。聞くにたえない言葉で罵ってはいけません。

十八、他人が家庭問題で悩んでいる時に、その人に離婚を勧めたりその人を刺激することを言ってはいけません。

もしこれが原因でその人が自殺したら、妄語戒を犯しただけではなく殺戒も犯したことになります。

十九、衆生を救うため、あるいはその人の煩悩を除くために善意の噓は犯すうちに入りません。

二十、修行人は悪口(人を罵ったり、低俗な言い方をしたり、耳触りな話し方や、三字経のようなもの)から遠く離れるべきです。

人の心を乱し、悩ませる言葉(他人の心をかき乱し、その人の魂の抜けたような状態にさせる言葉)や事を壊す言葉やその人を苦しめる言葉(人に苦しみを与える言葉)から遠く離れるべきです。

続く


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五戒~五、妄語戒(一)

2023-12-19 20:03:27 | 五戒~活仏師尊慈訓

妄語戒(一)

一、妄語は悪口、二枚舌、お世辞、うそいつわりを含みます。

二、珠のような妙語を言うことができたり、人々がその人の話を聞いて天道の貴さを知り、発心して道務に励むことができて始めて成功した演説家です。

弁舌の才が流暢で、辨才に妨げがないようにしたいなら、必ず三世にわたって妄語を言わないで始めてできます。

三、妄語が多過ぎると感応を招き、その業報は話ができないか、あるいははっきり話せないことです。

四、商売人は最も容易に妄語を話し、この戒を修めることは比較的難しいです。

最もよいのは、彼が飲み食い、女買い、賭け事に使ってしまうお金を私が儲け、そのお金を彼に代わってお布施することを考えることです。(当然、本当にお布施をしなければなりません。)

このようにして妄語の過を補うことができます。

五、男の人が奥さんを慰めるために、耳ざわりのよい、甘いきれいな言葉をはなすことを愛語といいます。

妄語には当たりません。

他の女性に対して言う事を「綺語」といいます。(耳ざわりがよく、きれいな偽りの言葉)

六、政治家の選挙の時、鳥を殺してごちそうし、口からでまかせに当選したら何々をると言い、弁舌をふるい、もって名誉を勝ち取り、地位を保ちます。

教育家は人心を浄化しなくてはならないのにかえって商業化に走ります。

映画スターや歌手は言葉を誇大し、自分を修飾します。

これらはみな妄語の因果を負います。

七、人を度するには、求道させた後の指導については、実在的な一面(真理)を以て客観的に分析し、人を成全させる必要があります。

「あなたは求道あるいは仏堂を設置したら病気はよくなるはずだ。」といった話をしてはいけません。

八、自分の能力の範囲内で話すことです。

自分の能力を超えた話をしてはいけません。

哲学者は「一句の偽りを話すと十句の偽りを話して表面を繕わなければなりません。」と言っています。

いつも偽りを言っていると自然と習慣になり偽りを話すことが好きになり、過を口から招き、残虐なことを平気でするようになります。

九、暇をもてあまし、あちこちへ行き、役にたたない話をすることは生命の浪費になります。

十、他人のプライベートを暴いたり、人が落ちぶれてつらい目にあったことを話してはいけません。

坤道(女)は犯し易く、ゆえに死後は口から先に腐乱します。

続く


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする