真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

性理題釋~四十四、西天東土

2024-06-06 20:36:12 | 性理題釋

四十四、西天東土

西天の意義は、西方は五色の白色に属しているのを取ったのであります。

おおかた白色は色の原地でありまして、人の性の中は本来染まる所なきものであります。

一切の情や縁を所有するのは、皆後天の世俗をなすのであります。

そこで“存心養性(ぞんしんようせい)”の工夫を用いて、本原に返還しなければならぬのであります。

初めに何処(いずこ)より来るかを知って、亦そこへ帰っていかなければなりません。

地球上を東土と申すのでありますが、東土は元をなして春をなし、仁をなして能(よ)く万物を生むという意味であります。

世間に“東で作って西で成す”という説がありますが、これも亦この意味であります。

続く


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