弥勒浄土に至るまでは、儒教の『周礼』礼・楽・射・御・書・数をそれぞれ礼儀、音楽、弓術、馬車を操る術、書道、算術の六芸としてきました。
現在、人類の進化に伴い、以下の十八芸を生活に活かすよう推奨されています。
一、心の中の空間は清潔に美しく保持する。外の庭は何時もきれいに掃除し清潔に静寂に維持する。
二、車での送迎は規則を守り平安になごやかに楽しく、顔は何時も慈悲に満ち、飲食はひかえ目に、心づかい気配りに注意する。
三、詩情豊かな情緒を忘れず、泉の沸き出でる如く、文筆に長け徳行があり思慮深く綴る。
四、花木の栽培に興味を持ち、肥料を上げたり水をかけたりして、庭園をあざやかな花壇にする。
五、料理に気をくばり、色の配合、香ばしさ、調味等、酸っぱさ、甘さ、しぶさ等、適当にその料理の特徴を出す。
六、人種を問わず、四海皆兄弟である。心が通えば相通じることができ、活発に自分から片言でもよいから話しかけおぼえる。
七、天候に合わせて適した服装で安心して出かける。裁縫、ほころび、必要に応じて直に作れるようにする。裁縫ができるようにする。
八、古より今日に通じる五音六律、美しいメロディーで聖歌を歌い、衆生を改悪・改善に導く。
九、道親の往来接待をとどこおりなく円満にし、立ふるまいをスマートに且つ活発に動く。
十、古の聖人賢人の銘言、徳行を学び、理路整然として相受け入れ、己を正して且人を成功に導く。
十一、一挙一動実に修道者としての姿を表し、上を仰ぎ下を慈しむ。偏らず、偏見があってはならない。
十二、清秀な外貌(がいぼう)内面の智慧で以って精確に物事を観察し細微に聴き取り、乱れた所を整え、過ちを治め正し、気持ちあせらず、また怠慢せず。
十三、各層各階級の応待を滞(とどこう)りなく務め、いろいろな出来事があっても皆が喜び満足するように服務する。
十四、開班、会議等の事務は順序を立て、発起承受転達合同等すべて自分の手のひらの如く明瞭であるべし。
十五、道親の喜怒哀楽の表情及びその一挙一動を細かく観察し励ましたり、いさめたり、目だ達に人知れず感化して善向させる。
十六、物事の道理を整然として上の言い付けを承り、下の人を啓発する。
命令を承り、明確に消息を伝え正しく整えて、与えられた使命を全うする。
十七、元宵節、中秋節、端午節等、道親を集め真理の研究をする。
節日に因ンで、かざりつけをし、縁起のよい絵をかざる。
十八、元気溌剌(はつらつ)として思慮に長け賢明である。
責任を担い些(いささ)かも漏らすことなく適応する。
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