真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

第二章 天人一貫の妙理 (一)三開天の概略とその機能

2022-05-31 22:14:23 | 天道の淵源

(一)三開天の概略とその機能

天と申しますと、われわれは宇宙全体を連想してしまいがちですが、天道ではこれを「気天界」と称しています。

宗教に入信されている方ならば、神霊の世界を称して天界としていますが、この神霊界にも準気天に属しているものと、完全なる真理の天とがあります。

天道では後者の天を「理天界」と申しています。

物質有形体の人間界も形として存する以上、これも「象天界」と称し、これを三天に大別しています。

神霊界であっても純陰性を帯びる面があるので、ここを「地獄界」と称しています。

気天界と地獄界は人間生存中に為した因果の報いによって上昇なり、下降なりして存在する境界ですから、いずれも地球の象天界と切り離してはその存在の意義がありません。

気天には有気気天と無気気天とがあります。

無気気天とは以上述べた霊界でありますが、因果の繰り返しが続いている有限性の天界です。

有気気天には太陽とその周囲をまわる天体、すなわち地球のほかの水・金・火・木・土の五星と天王星・海王星・冥王星の惑星・彗星(すいせい)・惑星をまわる衛星、それに流星群や太陽周辺にある塵・ガス・銀河系の微光星の集団・恒星・変光星・新星・星団・アンドロメダ星雲など八万四千星座の広範囲の世界が含まれています。

夜空に散在する無数の綺羅星(きらぼし)、古代神話の英雄や怪物にかたどって名付けられ、八十八に区分されている星座、これらはいかに広く大きくてもそれなりに限度もあります。

形としてすでに観察され、究められるところの天界は、もう一つ上の無限の世界「理天界」の創造と支配に基づくものであります。

古今東西の天文学者はあらゆる機会を利用し、多大の労力と知能を傾けて天体現象を貪欲に追い求めています。

整然たる太陽系内の運動法則、華麗なる銀河系内の天体の配列、そして広大なる星雲宇宙の規模、一つも無駄なく秩序と調和に満ちてそれぞれの軌道を転運しています。

この有気気天の支配せる星座に個々の象天が成立している訳であります。

地球人間界を「象天」と称していますが、この理・気・象三天は別々に絶縁された存在ではなく、理天を主とした大きな連携帯を形成しています。

それが巧妙にも小さな人体とは切っても切れない密接な続き柄になっており、われわれの生命もこれと寸分も離れられない関係にあるのです。

つまり天人同一、または天人一貫している訳であります。

われわれにはこの地上数百キロの高さに電気を帯びた電離層があり、昼夜、四季に正しい変化をきたすことがわかります。

太陽銀河および惑星以外の天体にも今まで約二千の電波、孤立電波源が発見されていることもわかります。

ところが理天界から無量・無尽蔵の霊子・霊光が千億万条の放射状となって降り注いでいて、その光の速度は秒速三十万キロで、一年かかっても達する距離を「一光年」といいますが、これより何千万倍速い速度をもってわれわれに降り注いでいることを案外知らないようであります。

ここにわれわれの故郷であるところの理天を説明し、造化の妙と人体成立に及ぶ一連の構造を述べてみます。

老〇様(ラウム)の在します真理の天を無極と称し、真空妙有の天界ですので別の名を「理天」と称し、至上最高の極楽の境界であります。

理天は太極気天を貫き、欲界・色界・無色界を包含し、主宰しておられます。

またあらゆる欲界・色界・無色界の界外を超越しており、巍然(ぎぜん)として宇宙に満ち塞いでいます。

仏典では欲界を地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人間および六欲天を含む総称としています。

これらの世界は食欲・睡眠欲・淫欲の存する世界です。

色界は欲界の上に位し、欲界に比べて貪欲から離れていますが、未だに無色界のように物質を離れた純霊界にはなっていない中間の気的世界を言います。

この色界には禅定の深浅粗妙によって、初・二・三・四の四禅とし、十八天に分けています。

無色界は形式がなく、受・想・行・識の四蘊(しうん)のみがあり、空無辺処(くうむへんしょ)・識無辺処(しきむへんしょ)・無所有処(むしょうしょ)・非想非非想処(ひそうひひそうしょ)の四天があるとしています。

理天はこの無色界を含んで無限無尽の天界です。

始めもなければ終焉もなく、常住にして変わらず、万物・万有を養って遺しません。

天体はいかに広大であっても有限ですが、無極真理の大は外囲なく、小は内臓の所がありません。

偉大なる力をもって絶えず静と動の両極を主しています。

ここにある欲界とは人間界およびその因果の天界を指し、色界は大は宇宙全体、小は原子核・陽子・中性子・電子の小型微子を含んでいます。

もちろん、天体電波から電磁波・中性微子、パイ・ミュー各中間子、光子などもこの範疇に(はんちゅう)に属しています。

理天は、独一不二であり、相対性ではありません。

常静・常動体であり、純陽性を帯びて生ずることも増減集散もありません。

経典にある無色界の性質はかなり悠久性を帯びた天界あることがわかりますが、受想行識の四蘊が存在する純霊界とあるのを見ますと、気天界のことであって、ここでいう理天界とするわけにはゆきません。

参照図

続く


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家人経(三)

2022-05-31 22:09:43 | 家人経(家族経)

家人経(三)

師母様曰

乾坤男女は分別があります。

それは性理的な仕組みが異なることによって考え方の方式が異なることによって、プラス歴史・文化の加えるものがある為に、人類が両性別の戦争を生み出すのも仕方ない。

聖書によると以前、上帝は、楽園の中でアダムを創りだしました。

上帝はアダムが淋し過ぎないようアダムの体の中から一つの骨を取り出してイブを創り出しました。

ヘブライ文章によると、イブの元の意味は生命という意味です。

その中からわかった事は、上帝がイブを創ったのは生命を続けさせるためである。

生命

上帝の一番素晴らしい創作です。

そして生活はすなわち人類自体の芸術の創作です。

両性別を考え、思考の創作によってまるで互いに補うようにできています。

あなたの欠陥は丁度相手の長所であり、長所は丁度相手の欠陥です。

両方の凸凹の異なる物体は丁度素晴らしい組み合わせになっています。

歴史文化から社会現象まで、皆さんに覚醒してほしい事は、いかに互いに尊重すること、互いに補うこと、圧迫しすぎると必ず強烈な反発を生み出すことになります。

乾であろう坤であろうが、にもかかわらずみな強気の姿勢ではいけません。

あるいは相手をコントロールする、あるいは圧迫する態度を取ってはいけません。

陰陽互いに契合する剛柔は並用する。

結局人間性の中にこの両面を持っている。

まるで坤道の母親を例に挙げると、人に想像つかない位の勇気を発揮することがあります。

乾道の父親としては、意外な細やかさを持っていることがあります。

あなたの一番光明な一面を発揮しなさい。

あなたはすなわち一群の中でとても昭和の雰囲気をもたらす人になります。

皆さんは人類がいかに戦争が好きかわかりますか。

このような議論があります。

イブはアダムの助骨から創り出されたものです。

そのためアダムはイブよりも大きい。

アダムは荒っぽくイブは細やかな芸術品である。

その為にイブはもっと知恵をもっている。

理屈はあるけれど、そのようなことは言葉を使った論争に過ぎない。

乾道は、このように女性は才能がなければ得であるというが、人をコントロールする、誰をコントロールするというような考え方は正しくない。

いかに異なる中で互いに続けて扶け合う事を努力することです。

それは皆が続けて努力することです。

自分に照らして考えたことがありますか。

良い所があれば励ましとして、悪い所は反省して、強い人、弱い人と考える必要はない。

中和の道として考えます。

生活を担当する時に担当する。譲る時に譲る。

すなわち一件はとても良い点で完成します。

まだ道場(生活の場)に男尊女卑が残りますか。自分の理念から調整しましょう。

自分の家人から調整しましょう。

正しくない習慣、正しくないやり方、時に合わない文化、それも転じて中庸の道にしましょう。

不正確な他人に対する観点から改変する。

続く


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