真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

性理題釋~十八、三期末劫

2024-04-21 19:38:44 | 性理題釋

十八、三期末劫

天地開闢してから、天が窮り(きわ)まり、地が尽きるまで、その間を一元(いちげん)と申します。

一元は共に子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二会でありますが、一会は一万零八百年であり、一会ごとに気象の変遷(へんせん)があり、又、数期の劫運がります。

現在は午の会が終わりを告げ、未の会が始まろうとしております。

天地開闢して以来、約六万余年になりますが、すでに三期に分けられ、第一期は青陽期と申し、伏羲(ふくぎ)時代でありました。

第二期は紅陽期と申し、周の文王の時代でありました。

第三期は白陽期と申し、午未(うまひつじ)交替即ち午の会から未の会にかわる現在であります。

劫運は期ごとに共に降りて、善良な人は渡して、道を修行せしめ、罪悪な人は劫難の中に追い込むのであります。

寅の会に人が生まれて来てから、今日に至るまで、衆(もろもろ)の原子は生々死々して、幾度も生まれ変わり死に変わりする中に、紅塵(こうじん)世界の仮の景色を貪恋(どん連)して、本来の自分の霊性は迷ってしまい、既にどこから来たのかを知らないばかりでなく、又、帰って行くべき路も知らないのであります。

苦海にいよいよ溺(おぼ)れ、益々迷い、その迷いによって、社会は破壊され、世風は非常に衰え、人心は険悪になり、詐(いつわ)ること極点に達したのであります。

このようにして、空前の大劫難が醸(かも)し出されましたが、これを三期末劫と申すのであります。

続く


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