かいつぶりの日々

山林関係に強い不動産鑑定士「合同会社鳰不動産鑑定」のブログです
お問い合わせ 077-516-8907

【海外】ロンドンの不動産市場

2024年03月01日 | 日記
新聞でフレディマーキュリーの邸宅が売りに出されたそうで、その額は日本円で57億円というだそうです、これは、彼の死後管理していたメアリー氏(映画でもご紹介ありましたね)が管理が負担になってきたことなどから売却を決断したとのこと、
高いか安いか、という話になると、職業柄気になるわけで、
概算、机上のデータのみである程度検証してみようと思います。
彼の住んでいる場所はロンドン中心部の「Garden lodge」という場所、これは周辺地域がKensington and Chelsea といういわば宮殿に囲まれたエリアであり、住環境は極めて良い環境にあるエリアですね。
最寄り駅まで3.2㎞なので利便性も悪くなく、また、幹線道路が整備されているので自動車利用の利便性は高いです。


結果としてロンドン市内ではかなり高額な地価のエリアとなっています。
2016年当時の平均価格ですが、19,439 ポンド/㎡となっており、日本円で3,693,178 円/㎡となります。
面積が1583.75㎡であり(机上概測)
これに単純に土地平均価格単価を乗じると
1583.75㎡×3693178円/㎡≒58億4907万658円となりますね。
彼の死後、管理されているとはいえ相当経過しており、建物の状況から考えると、57億円の売り出し価格には「プレミアム価格的」なものが介在せず、通常の価格で市場に出たのかなと思います。

歴史的な物件であるが、利便性も居住性も良好なこのエリア、
57億円ならすぐに売れそうな感じがしますね。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿