かいつぶりの日々

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【気候】猛暑の年

2022年08月03日 | 実務
暑中お見舞い申し上げます

猛暑が続きますがご自愛ください


今年も夏がやってきて、
例年通り(?)暑いです、
滋賀県でも熱中症アラートが出まくりで、外出する気になれず、事務所でひたすら作業(書類整理)とかしております。

「猛暑」という言葉、2007年くらいにできた言葉らしいですね、熱中症というワードもこのあたりから(我々の子供時代は日射病でしたね…)

温暖化の影響かどうかですが、確実に毎年暑くなってます。
超暑がり&汗かきなんで毎年この季節は憂鬱になりますねw
いつから日本は暑いんだろ?という疑問から少し調べてみました
見づらいですがw、グラフは1910年から2020年までの、夏の35度以上の猛暑日の年間日数を表してます。(気象庁データより抜粋)
こう見ると1990年以降からどんどん増えてますね。
ちなみに1994年が観測史上最も暑い年、次が2018年になってます。

暑い年の地価はどうなるか?

1994年はバブル経済崩壊直後、景気は底を打ったとか言ってましたが、回復のスピードは緩やかすぎて実感がわかないものでしたね。
当時の地価調査地点(滋賀県の大津(県)5-14大津市馬場一丁目)をみると
平成2年は1,700,000円/㎡(+61.9%)、平成2年はおそらく猛暑のスタートのの年、バブル崩壊の平成5年では1,000,000円/㎡(△16.7)、その翌年の観測史上最大の猛暑日は900,000円/㎡(△10.0)となっておりました。
多くの地点も猛暑のスタートに連動して下落基調になってます。
バブル崩壊と猛暑と…パッとみたら相関関係があるのかな?と思ってしまいそうですね。

ちなみに最も暑い街、熊谷を見ると(地価調査熊谷(県)5-4 熊谷市筑波二丁目)、

平成2年は2,880,000円/㎡(+7.9%)、平成5年 2,500,000円/㎡(△13.2)平成6年では1,950,000円/㎡(△22.0)

猛暑の年は下がり方が大きいですね。

ちなみに、観測史上2位の2018年では
滋賀は258,000円/㎡(+0.4)
埼玉熊谷は223,000円/㎡(+0.5)

動きは同じですが、膳所の方が高くなってましたね(笑)

気候と地価、価格形成要因ですが今後もこの暑さが続くとウェイトも変わってくるでしょう

動向を注視します。