以前の記事で取り上げた自作の「流動式フィルター」
http://blog.goo.ne.jp/nikko_iwana/e/743bd7f95058e096143f51be56639f6a
早速採用して試してくださる方もいらっしゃるようです。
結果の如何にに関わらず、こういうのは一人より複数で検証した方が確かですから、
私も必要な情報はどんどん発信したいと思います。
現在、秋水ペア水槽と次期種親水槽で稼動させていますが、ようやく生物濾過が立ち上がりました。
特にペア水槽ではスポンジを撤去して流動濾過のみで回していますが、調子はすこぶるいいです。
下のスポンジを新品に交換しても安定してますね。
種親120水槽では3基目を立ち上げ中です。
120水槽はこんな感じです。奥にスポンジフィルターが見えますが、2基目が立ち上がったら
撤去する予定です。
ここまで使ってみた雑感ですが、一度立ち上がると濾過能力は高そうですね。
通水量はスポンジフィルターと同程度ですが、フィルター上部に出た水は真上に拡散していく
だけなので、故意に水流を作る事はできません。
よって狙いを持って水流を作りたい場合は別のエアレーションなど工夫が必用です。
そして何よりのメリットは濾材が常に動き続ける事。
上部や外部の濾過槽は濾過掃除をすると必ずスラッジが溜まっていますが、流動濾過ではそれが
皆無な訳です。流動床は物理濾過がまったく期待できないのですが、そこを逆手に取ることで
ディスカス飼育のメリットに繋げると…
濾過槽に溜まった汚れが引き起こすバクテリアの過剰な増殖や病原菌の発生、濾材の目詰まりと
オサラバできるかも知れません。
それはつまり、ディスカス飼育の一番の難題を克服できる可能性があるという事です。
まあ、検証を始めてまだ数ヶ月ですから確かな事は言えないのですが、ディスカス飼育において
十分に通用する濾過能力の高さを確認できれば、固形濾材を使った従来の上部濾過や外部濾過を
過去の物にしてしまうかもしれません。
ただし…それにはもっと濾材の量や濾過槽の容積、濾材の流動スピードなどの条件を詰めて、
効率を追求する必要がありそうですね。
そもそも水処理で行われる流動濾過は閉鎖された処理槽に汚水を溜め、一定時間攪拌させた後に
次の行程に排出するらしいので、アクアリウムの濾過装置とは運用方法が違います。
生物濾過として大きなメリットを持つが、物理濾過としてまったく機能しない流動濾過。
一方で強力に物理濾過をこなすけれども、生物濾過の補助が必要なマイクロバブル濾過。
このふたつを組み合わせる事で、濾過における問題の様々なキーワードがクロスワードのように
当てはまって来たような気がします。果たしてその先に最適解はあるのか?
アイデアと構想は既に固まり、現在図面を引いている段階です。
最後に、流動濾過の動画をアップしておきます。
百聞は一見にしかず…
なぜに濾過槽に汚れが溜まらないのか?流動濾過に関しては私のわか難い文章よりも、
実際に動いている所を見たほうがいいと思いますので。
それではまた。
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飼育水の透明度が良いですね。
羨ましいです。
自分もろ過環境を考えようかな?
流動式炉材とマイクロバブル、うまくいってそうですね。
魚も水も調子よさそうです。
どうせならマイクロバブル槽に流動式フィルターをインしてしまったら水槽内がすっきりしていいかもしれませんね。
それとひとつ気になったのですが、目詰まりせず、メンテナンスフリーの流動式フィルター、吸水部分にスポンジをつけてしまうとスポンジを洗う必要がでてきて、せっかくのメンテフリーというメリットが無くなってしまわないでしょうか。
又はスポンジがないと米とぎシェイカー内にスラッジが溜まってしまうのでしょうか。
余計なことでしたらすみません。
今後も経過報告楽しみにしてます。
こんばんは。
水の透明度のキープ、意外と難かしいですよね。
濾過環境の見直しは思わぬ効果を生む事もあります。
ディスカス飼育においては物理濾過の徹底とメンテのしやすさが肝だと、
新しい濾過のテスト過程で思えるようになってきました。
こんばんは。
マイクロバブルも流動式も、ようやく一様の成果を確認できた段階です。
次は組み合わせのテスト…まだ先は長そうですね。
マイクロバブル槽の生物濾過に、このまま投げ込み式の流動濾過を投入…確かに効果高そうですね。
ただ、もう少しそれぞれのテストを続けてみたいと思っています。
流動式のメンテフリーな特性を考えると、確かにスポンジの洗浄はメリットを損ねてしまいますね。
米研ぎシェイカーの中にフンやハンバーグカスが混入しても、流れの中で細かくなり、やがて排出されるので問題もありません。
今は物理濾過のみの用途としてスポンジを取り付けていますが、交換をサボッてスポンジにバクテリアが湧いては本末転倒、流動濾過の意味が?な話にもなってしまいますしね(笑)
いずれスポンジを外しての運用もしてみようと思います。
助言、ありがとうございます。
米とぎシェイカー面白そうですね。
携帯でお気に入りにしてるので、見てましたが。
マイクロバブルについては、工作苦手なので、無理ですが、米とぎは、実験させてもらおうかと。
報告書は、提出します(笑)
濾過については、まだスポンジフィルターの数 増やして、溶存酸素量増やす工夫で、
種親水槽、好調過ぎて、両サイド産卵したりと、ひやひやしてますが(笑)
ディスカス飼育は、高温飼育による溶存酸素の低下を、どう克服するかが、今、考えてることですので。水温、低くすることによる雑菌の繁殖UP。
マイクロバブルも、経過、楽しみに、してます。
かなり、メンテナンス軽減出来そうですね。水のミネラルの部分が、どの程度まで、水替え控えれるか、データ取り大変そうですが。
釣りに、行った時に、流れる水見てたら、自然にはかなわないなあ と思いながら
ディスカス飼育も、もう少し簡単に、ならないといけない時期だと思いますね。
基本的な飼育方法が、確立されてないのが現状ですから。
頑張ってください。応援してます。
長らく放置してしまいすみません。
米研ぎシェイカーの流動濾過は、既に私の水槽ではメイン濾過です。
安く手軽に出来ますので、どうぞ一度お試しください。
マイクロバブルと流動の組み合わせは、間もなく製作に入りますが、組み合わせのテスト結果は上々です。
完成すれば上部も外部もスポンジも、私の中では過去の産物になりそうです。