ニホンオオカミの正体!

1905年に絶滅したはずなのに、生き残りの噂が絶えないニホンオオカミのことについて考えます。

みなさんはどう思われますか?

2011-04-10 08:30:27 | 日本犬
今日は中型日本犬について考えてみるとともに、みなさんの意見をお聞きしたいと思います。中型日本犬は、紀州犬、四国犬、甲斐犬、北海道犬が天然記念物にしていされていて、他には琉球犬などがいます。中型日本犬は南から台湾、琉球、日本と渡ってきた犬(縄文犬)に朝鮮半島から渡ってきた犬(弥生犬)が交じり合って日本各地に根付いたといわれています。その土地ごとに縄文と弥生の血の比率が違いますが、これはその地方の犬の特色で良いのではないでしょうか。このそれぞれの特色を混ぜて消してしまって中型日本犬を柴犬のように一本化しようという暴論を唱えた人物がいました。私は一時この人物が作ったある保存会に所属していましたが、こういう考え方や自分達の保存会の犬以外は偽者で、他の地方独自の地犬を保存している人々(保存会なり、愛好会なり)を雑種化した犬を集めてどうするみたいな言い方をすることにたいへん失望し、退会しました。そこの保存会の展覧会はとにかく外見の優劣にこだわり、会員の愛犬に対する気持ちを思いやる気持ちがあまり感じられません。(いやになる人が絶対出てくると思いますが)この会が目指そうという方向性も一理はあると思いますが、愛犬家としてここまで偏った考え方の会に身を置くことはできないと思い退会にいたりました。いろんな考えの方があると思います。でも今の現状は日本犬各種に独自の保存会、愛好会なりがあり、その地方独自の犬を残そうという人が存在しているということです。(私はこちらの考えです。)私は四国在住ですが、四国犬にも本川系、幡多系がありまして、その個々の系統を残そうと頑張っていらっしゃる方がいます。美濃柴犬も、山陰柴犬もそうです。私はこれからもそういう活動を応援したいと思っています。


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6 コメント

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考え方を考える (三太郎)
2011-04-12 13:29:48
銀狼さん、こんにちは。世の中には色々な人がいて様々な考え方を持っているものですが、一つだけ言えるのは、これが正しいと言い切れるような理屈は存在しないと言うことだと思います。ただそれと矛盾するようですが、明らかに間違ったことを主張している人は存在します。その保存会の会長さんは、犬に見てくればかりを求めて他の考えを認めない訳ですよね。その方は明らかに間違っています。そもそも世の中には色々な尺度物差しが存在し、我々人間も進化の過程で極端な特殊化を避けてきたからこそ、今の繁栄があると思います。・・・私は曼荼羅を見ながら四国山地や熊野を歩くのを趣味としている者ですが、人類の意識の進化の過程でその会長さんのような考え方は常に発生してきたし、これからも発生してくるのでしょうが、そういう方向に向かった個人や集団は短期的な隆盛を見ることはあってもいずれ滅びるものだと思います、周りに害毒を撒き散らしながら。
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エゴなのかもしれません。 (銀狼)
2011-04-12 23:41:02
三太郎さん、この件に関しては、正解はないのかもしれません。この保存会の言うように、柴犬のなかで、問題のある犬が多く作出され、問題になっているのは紛れもない事実です。それに警鐘を鳴らしているのは解るのですが、その犬を飼っている人のことも考えてほしかったわけです。甲斐犬の場合も日本犬保存会の規格に無理やり入れようというのを潔しとせず、精神面の保存と共に本来の大きさを保存の本質と考え、甲斐犬愛護会を作ったそうです。結局は改良の余り加えられていない日本犬は各地方のありのままにというのが良いと思うのですが。結局、飼っている犬を意のままにしたいという飼育者のエゴにより被害を被る(展覧会の規格に合わないと、処分、飼育放棄etc)のは犬のような気がします。
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実感として考える (三太郎)
2011-04-13 07:24:58
銀狼さん、私は以前面白半分で柴犬愛好家に声をかけて、近くの高校のグランドで、柴犬に100m競争をさせていました。犬が本気で走るわけないじゃないか、と思われるかもしれませんが、それが走るのです。まず柴犬をスタートラインにつかせます。次に彼らにスナック菓子を与えます、勿論ドッグフードでもいいです。彼らが菓子を食っているうちに飼い主とストップウォッチを持った私はゴールライン先まで走ります。彼らが食べ終わって誰もいないのでキョロキョロしているところを見計らって、飼い主さんに名前を呼んでもらいます。彼らは嬉々としてこちらに全力疾走してきます。そこを私がタイム測定するのです。中部の山地に住んでいた胴長で脚の短い柴犬は弾丸のように走ってきます。胴の長さが歩幅の長さに加味されるうえに、強靭な筋肉を持っているため、草原の狩人を思わせる走りっぷりです。タイムは10秒くらいだったと思います。ただ飼い主に近くなってくると流し走行しますので、実力はそれ以上でしょう。一方品評会用の小型柴は、パタパタと走ってきます。胴長柴のような躍動美もありません。12秒くらいかかったと思います。どちらが野生種か、実感から申し述べれば、明らかに胴長柴は原種だと思います。・・・いずれにしろ、彼らを本気で走らせるには、この方法が一番です。
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地犬は大事に (銀狼)
2011-04-13 19:14:23
三太郎さん、おもしろい話ですね。今、日本犬保存会で標準を設けていますが、まああれはあそこの展覧会用の柴ちゃんのためにあるということで。お話の胴長の柴犬も地方名はないかもしれませんが、その地方の地犬かもしれませんね。 柴犬を含め日本犬は元はみな猟犬ですから、各地方の地犬の生き残りは大事にしてほしいですね。
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インテリさんにはついて行けません (やまいぬビリーバー)
2011-04-13 22:05:33
基本的に三太郎さんの「考え方を変える」のコメント内容につきる気がします。

最近、妻が「勉強するほど、自分の無知さを思い知らされる」というのです。
標準化みたいな考え方をする方は、ある意味インテリなのかも知れません。
でも、彼らはもっと勉強すべきでしょう。

脇道にそれますが、よくヨーロッパの町並みは統一がとれていて美しいが、日本の町並みはバラバラで醜いという方がいらっしゃいますが、似たような物を感じます。

私には日本の町並みは「雑木林」、ヨーロッパの町並みは「植林された杉林」に見えます。どちらが美しいかは価値観の問題ですが、やはり植林の美しさには、奥行きがありません。

犬だって、表面だけ綺麗に統一しても、結局は豊かさを失うだけだと思います。
長い目でみれば血が絶えてしまうだけではないでしょうか?
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動物は物ではない。 (銀狼)
2011-04-14 12:05:03
やまいぬビリーバーさん、同感です。保存という名の下に展覧会をやって上位を取れば、その子犬が高く売れる、規格外れは除外する。そういう人がいるのも事実です。柴犬なんかとんでもない値段がついているのがいますよ。
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