昨日のブログでちょっとだけ触れましたが、
今日は野菜のフィトケミカルについて書いてみようと思います。
フィトケミカルとは、植物に含まれる化学成分のことです。
植物は土に根をはっているので動けません。なにもしないと虫に食べられ放題です。
そこで植物は、威嚇するための色素を出したり、
相手を遠ざけるための香りを出したりして、身を守っているわけです。
その色素や香り、アク、辛味などの成分が、フィトケミカルです。
具体的には、ワインのポリフェノール、ニンジンのβカロチン、お茶のカテキン、
トマトのリコピン、ブルーベリーやブドウのアントシアニン、ほうれん草のルテインです。
これらの特徴は、ざっくり言って、強力な抗酸化作用にあります。
そのほかにも、
- 免疫力の強化
- 抗炎症作用
- DNAの損傷を防ぎ、DNAの修復を助ける
- がん細胞の増殖を抑える
- 傷ついた細胞の分裂を妨げる(傷ついた細胞はがん細胞になる可能性がある)
- ホルモンバランスを整える
などがあります。
このフィトケミカルを効率よく取る調理方法は、スープです。
なぜなら、加熱することで、野菜の細胞が壊れます。
その細胞内のフィトケミカルがスープに流れ出し、丸ごと取れるからですね。
そういう意味では野菜のたっぷり入ったみそ汁は、合理的な食べ物だったんですね。
言うまでもありませんが、野菜をたくさん取りましょう。
これは自分に向けたメッセージですね。野菜より肉、肉、肉なんでね。