一昔前までは「習字の時間に書き終えた紙を持ち帰る」ために多くの子は新聞紙を使っていました。図工で机を汚さないためや掃除、雨の日の靴の手入れなど、古新聞は大活躍・・・。新聞を取っている家庭が多いからこそできたのです。
つい最近、「新聞は全国紙、県紙、地域紙などがあり、読み比べると多様な情報が分かる」という実践を目にしました。子供たちの反応はいま一つ。どうしてでしょうか。そもそも新聞が身近にない子供にとって多様な情報は新聞以外から得ているため新聞を読み比べる必要性を感じていないのです。授業後の感想を聞けば、読み比べること大切なことが分かったと教師の期待通りの答えをしてくれますが、新聞との距離が近づくかは別問題。
新聞の存在を知らばい子供には、そもそも新聞とは?を指導し、魅力を感じてもらうことが何よりも大切だと思います。