旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

ブラりと弘前の町 "豊盃 特別純米酒" を呑む

2017-07-20 | 日記・エッセイ・コラム

 タモリさんと近江アナウンサーが訪ねていましたね、弘前の町。呑み人もブラりと杉の大橋を渡ります。

100年ぶりの石垣修理のため、曳屋で70mを移動してきた天守。石垣から降ろされてしまった姿がなんだか愛らしい。

弘前は明治から大正期の洋館が残る和と洋が調和した城下町。なかでも旧弘前市立図書館は2つのドーム型の塔がシンボリックな洋館だ。

 

 夕闇が迫ったら「菊富士本店」で郷土料理と地酒を堪能しようと思う。棚にはこだわりの銘酒がずらりと並ぶ。

 

弘前の三浦酒造は500石の小さな蔵。"豊盃 特別純米酒" は青林檎系のフルーティーな立ち香と云われますが、正直よくわかりません。花冷えでいただいて、キレ良く心地よい旨い酒です。切り出してもらった盛合せは、ウニとホタテが盛られて賑やかな一皿です。

 

イカのゲソや野菜を細かく刻んで焼いた家庭料理の「いがめんち」と「目張(メバル)塩焼き」で杯を進めて、〆に「けの汁」をいただきます。刻んだ野菜、山菜、油揚げ、豆腐などを煮込んだ素朴な味わいにホッとします。"菊乃井 純米吟醸 津軽の吟" は黒石の鳴海醸造店が醸す、芳醇な香りとやわらかな口当たりの旨い酒です。明日は菊乃井の蔵をめざして、弘南鉄道弘南線を往きます。

 


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