
その居酒屋の今月のお奨めは “真澄” と “花垣”、偶然にもボクが好きな銘柄1,2なのです。
実家が酒販店を営んでいて「真澄」の看板を揚げていたことは過去にも書いたかもしれない。
“奥伝寒造り” は豊潤な純米酒、ほんとはぬる燗が旨いかも知れないけれど、冷酒でいただく。
アテに択んだ “胡麻かんぱち” は、たぶん福岡の名物料理、信州と九州の意外な邂逅。
脂がのったかんぱちに、甘味が効いた胡麻醤油を絡めて美味しい。これっ日本酒に合うよね。

スタートはいつもの通り生ビール、ここのは黒ラベル、「丸くなるな、☆星になれ。」ってね。
それから “ポテサラ”、いぶりがっこが入っていて、食感が楽しい。必ず注文する一品だ。
さて、日本酒に代えたら、アテは「今日のおすすめ」から何品か択ぶ。
ジーマーミとうふ?で 沖縄風の “揚げ出し豆腐” が青のりを絡めて美味しい。
“甘鯛ウロコ焼き” は、ふんわりした身とパリパリの鱗のアクセントがいい。これ白ワインにも合うかな。

呑み鉄を始めた2013年夏に完乗した越美南線、越前大野で訪ねたのが “花垣” の南部酒造場。
その時以来、この酒をラインナップに見つけると必ず呑んでいる。お気に入りの銘柄だ。
“純米にごり” は、ほのかな甘味と柔らかな酸味があって、食後にロックで転がすのも良いかも。
大ぶりなのがぱっくりと口を開けて “蛤酒蒸し” が登場、旨味をたっぷりで出汁が美味い一品だ。
居酒屋の止まり木に居ながらにして、今宵も北へ南へずいぶん旅をした気分なのです。
ごちそうさまです。また伺いますね。

<40年前に街で流れたJ-POP>
シャイニン・オン 君が哀しい / LOOK 1985