旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

休日はローカル線で 朝の一番搾りと酒々井まがり家と甲子政宗

2014-02-22 | 日記・エッセイ・コラム

NEXに先を譲ってから成田空港行の快速が滑り出す。グリーン車で朝ビールを開ける、これが堪らない。

佐倉で後から来る千葉発のローカル列車に乗換える。快速は成田線へと進むからだ。
佐倉駅で見る限り、総武本線と成田線は形勢逆転している。まるで成田線から総武本線が分岐するかの様だ。

佐倉を発って早々、南酒々井駅で途中下車、何故かって江戸時代からの蔵元が在るからだ。
里山の駅から田舎道を歩くこと10分、やがて石造りの煙突も誇らしげに飯沼本家が見えてくる。

「酒々井まがり家」には雛人形が飾られ、 “甲子政宗” や地産の肴を買物したり、食事を楽しむ空間になっている。
先を急ぐ呑み人は、純米吟醸と吟醸辛口を買い求めたら足早に駅へと戻る。

銚子までの60kmに所要80分、単線なので列車行違いの待ち合わせが結構ある。
それでも吟醸辛口を愉しみながら、電車に揺られていると、案外この時間は苦にはならない。
丘上に風力発電のプロペラを見ながら、松岸で成田線と再会すると、まもなく終点の銚子だ。

<50年前に街で流れたJ-POP>
岬めぐり/ 山本コウタローとウィークエンド  1974


Biz-Lunch 楽水軒@品川「上海焼きそば」

2014-02-15 | 日記・エッセイ・コラム

 晴天につきランチに少々の遠征、天王洲のビル群を眺めながら、高浜運河沿いを行く。
一つ目の橋の西詰にある「楽水軒」は、結構なボリュームと濃い味付けが人気の中華料理屋だ。
懐かしの人気メニュー "上海焼きそば" は今のボクにはカロリーと塩分過多だろうな。5年前とは違うのだから。

<40年前に街で流れたJ-POP>
闇夜の国から / 井上陽水 1974


ラストスパート

2014-02-08 | 日記・エッセイ・コラム

 毎朝通勤で乗る電車の1本前を走る寝台特急がいつも通り浦和駅を通過して往く。
この列車、3月のダイヤ改正で姿を消すそうだ。残り10日、いよいよラストスパートですね。
きっと数え切れない「想い」を乗せて走ったろうに。寂しい思いをする人、いるんだろうな。
「あけぼの」はボクに、5年間暮らした新潟の様子も知らせてくれる。
今日はきっと穏やかな朝を迎えているだろう。だって「雪」背負っていなかったもの。

<40年前に街で流れたJ-POP>
三色すみれ / 桜田淳子 1974年


にいがた単身赴任生活を終えます

2014-02-01 | にいがた単身赴任始末記

 本年開府400周年を迎える高田城、三重櫓が穏やかな青空に映えています。
新潟市で2年、上越市で3年の決して短くない「にいがた生活」を今日で終えます。
たくさんの方と知り合い、支えられ、成長を実感できる充実した5年間でした。
お付き合いいただいた皆様に心より感謝いたします。
在京勤務になりますが、引続き新潟への誘客、交流人口拡大にお手伝いしたいと考えます。

 さて「にいがた」を去るにあたって本編のネーミングをどうしたものか考えました。
良いアイディアも浮かばないので暫くこのまま寝かせておきます。『始末記』ですから。

<40年前に街で流れたJ-POP>
銀の指輪 / TULIP 1974