goo blog サービス終了のお知らせ 

旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

風を感じて! DestroyerとZとGodzillaとOmens Of Love

2025-03-29 | 単車でGO!

暖かい、いや暑いくらいの週末でしたね。そろそろ呑み人のZも始動。呑まない旅も始まります。
見返したら、昨年の「単車でGO!」の記事は3本、暑かったからだろうか。
今年はもっともっと彼女と連れ立って旅をしたい。そろそろお泊まりに誘ってもいいだろうか。

横須賀インターチェンジの出口で左にウインカーを瞬く、本町山中道路を下ると横須賀港が蒼く煌めく。
あれは「もがみ」か「くまの」か、特徴的な UNICORN を突き出してFFM護衛艦が錨を降ろしている。
それにしても護衛艦と云う艦船は、一切の無駄を削ぎ落として、究極の機能美だと思う。

そのままR16を南下して観音崎をめざす。やはり最初の旅は海が見たくなった。
信州育ちの呑み人は、海に憧れというかコンプレックスというか、独特な感情を持っている。
上手く言い表せないけれどね。観音埼灯台に上って浦賀水道を見下ろして、なんだか解き放たれた気持ちになる。

白亜の八角形の観音埼灯台は東京湾の入口にあって、世界有数の海上交通路の大動脈を輻輳する船舶を導く。
螺旋を登り詰めたら、77,000カンデラ光源を眺めながら、暫し海からの涼風に吹かれる。

駆逐艦村雨の碑がある鴨居海岸にZを停めて、飽かずふたりで海を眺める。
海水温が高いのか、浦賀水道からは水蒸気が上がって、全体に靄がかかっている様でもある。

大型の貨物船が行き交う中で、たくさんの遊漁船が出ているね。
今ごろの江戸前は何が釣れるのだろうか。お昼の海鮮が楽しみでお腹が鳴るようだ。

Godzilla が咆哮しているのは「くりはま花の国」の冒険ランド、これが見たいために坂道を登ってきた。
東宝映画のタイプだね。恐ろしい表情しているけど、子どもたちは怖がることなく尻尾の滑り台に興じている。

金田湾が緩やかに弧を描いていて三浦海岸、振り返ると横須賀火力発電所まではっきり見えている。
剱崎方面へはちょっとしたワインディング、カーブの内側へ身体を投げ出していく感覚を久しぶりに楽しもう。
台地に駆け上がると視界が開け、大根やらキャベツが育つ緑の畑が丘陵に広がっている。

海成段丘を太平洋側に降りると、小さな湾が連なるリアス式海岸になる。
江奈湾、毘沙門湾と海岸線をなぞったら、3つ目の宮川湾にZを寄せて「まるよし食堂」を訪ねる。
大して美味しくもないノンアルを飲むのは “小アジ干物” を食べたかったから。
これっ絶品、ほどよく脂が滲んで身離れよく柔らかい。旨いね。

そして “まぐろ漬シラス丼” が登場。紅というか橙というか照りを含んでキレイだ。
胡麻が振られた切り身を一口、んっジワっと甘味が広がって美味しい。
トッピングの釜揚げシラスの淡白な塩味がいいアクセントになっているね。

お腹を満たしたら三浦漁港を見下ろして城ヶ島大橋を渡る。
三浦半島の南端に浮かぶ城ヶ島は、半島を巡るツーリングコースの目的地として存在感がある。

ウミウ展望台から安房埼あわさき灯台方面を見渡す。今日は外洋も思いのほか穏やか。
人を寄せ付けない切り立った崖には、冬の間千島列島から渡って来るウミウが営巣する。

夕暮れの「馬の背洞門」は観光客が写真を撮る列、きっと映えるんだね。
ウェディングドレス姿の撮影グループも5組ほど、本格的な機材を持ち込んで盛んにポーズを決めている。

穏やかな天気に誘われて、2025年最初のツーリングは三浦半島を巡った。
今年はどんな風景に出会えるだろうか。もちろんご当地グルメも味わいたい。

さてと時計はすでに17:00を指している。春のジャケットを羽織ってきたのは計算外だったか。
湾岸線の工場夜景を眺めながら震えて帰りますか。呑まない旅、始まりました。

Omens Of Love / T-SQUARE 1985


津々浦々酒場探訪 大衆酒場BEETLE@浦和

2025-03-26 | 津々浦々酒場探訪

択んだのは佐久の酒 “千曲錦”、ふくよかでコクがあるやや甘の濃醇な酒は寒仕込純米酒。
15銘柄ほど並ぶ地酒のラインナップから、どうしても信州の銘柄が気になってしまう。
どれも550円だから、かなりコストパフォーマンスがいいでしょ。
アテは “青唐と納豆のオムレツ”、青唐辛子がピリリと効いてこれは日本酒に合うよね。

このブランドは蒲田や五反田といった激戦地で揉まれているから、けっこう洗練された大衆酒場と云える。
大衆酒場の実力は “ハムカツ” や “ポテトサラダ” に出るよね。
厚切りの “ハムカツ” は見事なほどに薄ぅくカラッと揚げた衣を纏って、和辛子とソースで美味しい。
昭和な少年時代を過ごしたボクとしては、この厚さは贈答用のハムを想起させて贅沢感がある。
“ポテサラ” はそこそこの出来だけど、散歩の仔犬の落し物のような焼き明太子を乗せるのはアイディアだ。
混ぜるのではなくて、お好みで齧りながらポテサラを抓むのは、味変ができて楽しいでしょう。

中山道を往くなら、佐久から和田峠、塩尻峠、鳥居峠と難所を越えて “木曽路” はお六櫛で有名な薮原の酒。
まろやかでコクのある特別純米はオヤジの晩酌酒、大抵の料理にはそつなく寄り添ってくれる。
それならばと、生姜が効いた出汁の “湯豆腐” に “塩むすび” をひとつ添えて締めにしよう。

昔ながらのテイストを残して、ちょっと気軽で洒落た空間に仕上げた大衆酒場、
「酒と飯」と抜いた白い提燈が、今宵もこの路地裏で仕事帰りの老若男女を誘っているのだ。

<40年前に街で流れたJ-POP>
ブルージン・ピエロ 稲垣潤一  1985


銀杏並木と咲き遅れた河津桜と庭のうぐいすと 東急新横浜線を完乗!

2025-03-22 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

厳ついフェイスで疾走して来るのは相模鉄道の20000系。
田園調布あたりをこのヨコハマネイビーブルーが闊歩しているのは、東急・相鉄双方の新横浜線を介して
東横線と相鉄本線・いずみの線が相互直通運転をしているからなのだ。

2度目の東急線の呑み潰しの旅、締めくくりは新横浜線、というかこの路線の存在を忘れていた。

1番ホームに進入してきた急行湘南台行き、この紅いシャープなラインは東急5050系、
日吉から新綱島を経て新横浜までは5.8km、仕上げの短い旅が始まります。

ところで日吉は言わずと知れた慶應義塾の街、銀杏並木越しの駅ビルはまるでキャンパスの一部の様です。

日吉駅で東横線と分岐した新横浜線は、35‰の急勾配で地下に潜ると、ほぼ東横線の真下を南進して、
紅いラインの5050系は最高時速100kmで地下空間を駆け抜け、あっさりと新横浜に滑り込みます。

JR横浜線、市営地下鉄ブルーラインに加えて、今では2つの新横浜線が乗り入れているから、
新横浜から新幹線に乗る利便性がずいぶん向上したのではないだろうか。

Fマリノス通りから鳥山川沿いの緑地公園に出る。小さな野球場で少年たちが砂埃を舞い上げる。
っと1本だけ咲き遅れた河津桜がピンクの花びらを満開にして、行き来する人の目を惹いているね。

「さんかくはし」を渡ると日産スタジアム(横浜国際総合競技場)が見えてくる。
東ゲートにはメッシュのオベリクス林立する。日が暮れてライトアップされたらキレイだろう。

ビル街の只中の「シンヨコ商店」は、週末は11:00から呑めるんだから嬉しい。

「とりあえず生ビール」と言ったら、西島秀俊の小言が聞こえそうだけど、先ずはこれから。
あては “桜えびと新玉葱のかき揚げ”、桜えびの食感と新玉葱の甘味を噛み締めて美味しい。

今日は九州の蔵を択ぶ。壱岐の “横山五十” は山田錦を醸した純米大吟醸、って甘ぁ。
ワイングラスに注いで食前酒ならいいだろうか?とにかく呑み人には甘すぎる。
藍の器に “生まぐろ” の赤がキレイでしょう。山葵をたっぷりのせて、甘口の酒を楽しもう。

“名古屋コーチン鶏天” が登場、これまたジューシーで旨味があって、よき酒の友になるね。
黒いラベルにパープルの絵と文字が印象的な福岡の “庭のうぐいす”、純米吟醸中汲みは濃醇だけどキレがある。

新横浜から のぞみ に乗っても福岡までは4時間半、壱岐まではさらにジェットフォイルに乗船しないと。
いつかは玄界灘のイカやブリ、希少な壱岐牛を食べに行きたいけれど、
とりあえずは新横浜の止まり木で、九州の酒を愉しむ経済合理性を感じて、東急線の呑み潰しは了るのです。

東急新横浜線 日吉〜新横浜 5.8km 完乗

<40年前に街で流れたJ-POP>
タッチ / 岩崎良美 1985


津々浦々酒場探訪 サカナのハチベエ@名古屋 柳橋

2025-03-12 | 津々浦々酒場探訪

出張2日目の夜はひとり、まぁこれは予定通りで前回気になっていた店を訪ねてみる。
和の趣を感じさせる明るい店内、今宵の客層はかなり若い。ご同輩を探すのは難しい。

先ずはお約束の生ビールを呷って、“混ぜてたべるあったか明太ポテトサラダ” ってアテを択ぶ。
ボウルにどぉんと拳大の蒸したてのポテト、明太子やら野菜やらを従えて登場。
目の前でお兄さん、木製のサラダサーバーでポテトを潰してかき混ぜて仕上げてくれる。
ほくほくで美味しそう。でもこの量を食べたらほかの料理を楽しめない。

時は10分ほど遡る。賑わう店内で唯一空いていた隣席に若い女性が座った。
キラキラした横顔は待ち合わせではなさそう。スタッフと気さくにコミュニケーションする快活なひとだ。
彼女に明太ポテサラを勧めてみる。怪しいだろうか。
「注文しようと思ってたんです」と微笑む彼女、細く白い手がポテサラを小皿に盛り付ける。
ちょっとほっこりする。

“ホタルイカの酢味噌和え” を抓みながら、品書きに唯一愛知の酒 “ねのひ” は、のど越しキレの良い辛口だ。
お隣から “胡麻ブリ” のおすそ分け、脂がのったブリに胡麻の風味の甘い出汁醤油が美味しい。

二十代で大病を患った彼女は、中京地方の病院にセカンドオピニオンを求め、この地で手術を受けた。
退院後もこうして何ヶ月か毎に、遥々飛行機で飛んできては、経過観察の診察を受けているという。
幸い経過は順調で、最近は好きなお酒も愉しめる様になったとキラキラと語る。
辛い思いを沢山しただろうに強い娘だ。

氷の上に大きな海老を横たえて “刺身5種盛り” の桶がなかなか豪華でしょう。
二杯目は彼女に敬意を表して “国士無双”、道産米で醸した淡麗辛口の旨味のある酒だ。

周囲から見たら、上司と部下と見えるか、それとも仲の良い父娘だろうか。
旅、仕事、それにお酒、話しが弾んで、この後はすっかりアテの写真を撮り忘れた。
今宵、柳橋で袖触れ合ったのは、人生観も職業観もしっかりとした強くて美しい女性でした。

愉しい時間をありがとう。ご快癒を心からお祈りします。

<40年前に街で流れたJ-POP>
シンデレラは眠れない / THE ALFEE 1985


Biz-Lunch あんかけ亭@名古屋「海老タルタル」

2025-03-05 | Biz-Lunch60分1本勝負

名古屋に降り立たら、冷たい雨の中、太閤通口から新幹線高架沿いを歩く。
半年ぶりの名古屋、やっぱり “あんかけパスタ” が食べたくて11:16着の便に乗ってきた。
赤い看板の人気店もこの時間なら待たずに座れるからね。

海老フライが三尾屹立して “海老タルタル” が登場。
ぷりぷり大正海老、淡路産あま玉ねぎ、コーン、ハム、ピーマンのソテーにタルタルが添えられている。
にんにくペーストが入ったトマトソースが旨い。玉ねぎの甘味も効いているね。
半ばパスタを平らげたら、トマトソースにタルタルが絡んでまた違ったテイストで楽しい。

ところで、客層は若いのかなぁと思ったのでけど案外ご同輩が多い。カロリー過多ではないかなぁ。
ビニール傘を開いたら、トマトソースの余韻を引き摺ってオフィスへ向かう。ミーティグは14:00からだ。
あれだけ気を付けたのに、シャツの袖口にソースを飛ばしてしまって、ちょっぴりブルーな出張1日目だ。

<40年前に街で流れたJ-POP>
ミ・アモーレ / 中森明菜 1985


玉電とSNOOPYと真っ昼間の餃子×ビールと 東急田園都市線を完乗!

2025-03-01 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

副都心渋谷と中央林間を結ぶ田園都市線は、東横線と並んで東急の本線格といえる。
R246の地下から抜け出すと、大井町線を従えて堂々の複々線が二子橋梁で多摩川を渡っていく。
今回は田園都市線に乗って、西へと小さな旅をしている。

副都心線の開通で渋谷の地下は賑やかになったと思う。
渋谷スクランブルスクエア前にポッカリと開いた地下空間への入口、ゲートの路線案内がカラフルだ。

B3階の1番線に降りると見慣れぬ黄色い電車が止まっている。乗務員交代するこの駅の停車時間は長い。
「南町田グランベリーパーク号」と云うらしい。この後寄ってみよう。
スヌーピーと仲間たちが電車に乗っている様子が描かれており、心弾むワクワク感を演出していると云う。

新鋭2020系は堂々の10連、準急の中央林間行きが溝の口駅にはいってきた。
先にも触れた通り、多摩川〜溝の口間は大井町線が乗り入れる複々線区間になっていて、
すれ違ったり追い越したり車窓はとても賑やか、男の子たちのテンションが上がっているね。

早いお昼を町中華で呑む。「芳蘭」はR246が南武線を跨ぐ陸橋下のような場所にある。
老夫婦で切り盛りする店は、単品はちょっと単価高めだけど、リーズナブルなランチメニューがある。

真っ昼間の町中華だから、ここは王道として “餃子” に “ビール” でいきたい。
狐に焼き色がついた餃子は、この手の店にありがちな、具だくさんのもちもちタイプ。
ジュワっと滲み出る肉汁を味わって、苦味走ったラガーで流す。美味いね。

ビールを楽しむうちに “五目そば” が登場、これも具だくさん、大きな焼豚の存在感が半端ない。
レンゲですくってスープを味わう。優しい味だ。
割り箸を駆使して野菜やら焼豚を抓んだり、麺を啜ったり、この五目そばってのは楽しいね。

さて、昼呑み後の腹ごなしにもう少し郊外まで歩く。めざしたのは国の登録有形文化財「久地円筒分水」だ。
多摩川から取水された二ヶ領用水はここ久地へ導かれ、ここから四つの堀に分水されていた。
これ江戸時代の話し、正確な分水ができずに水争いが絶えなかったことは想像に難くない。
昭和16年に造られた久地円筒分水は、二ヶ領用水を円筒の円周比により四つ堀に分水し正確に供給を始めた。
この知恵と技術もさることながら、この遺構の機能美がまた素晴らしい。

東急の車両にフェイスは似ているけど、パープルに化粧しているのは東京メトロの18000系。
溝の口からの二番手は各駅停車の中央林間行きだ。

次なる途中下車は宮崎台駅、各駅停車しか停まらない駅だけれど、ここに「電車とバスの博物館」がある。
小さな子ども連れの来訪者に混ざって、この小さな博物館を訪ねるのは訳がある。
田園都市線の前身である玉川線のデハ200形を見ることができるからだ。

玉川線(通称:玉電)は1969年まで渋谷から二子玉川園まで走っていた。
R246に敷かれた軌道を走っていたと云うから、路面電車みたいな感じだったろうか。
デハ200形は当時としては画期的な超低床構造の2両連接車、下ぶくれの顔が愛嬌があるなぁと思う。

続いて宮崎台からの三番手は橙が眩しい東武の50000系、急行の中央林間行き。
始発駅は久喜か南栗橋か、いずれにせよその距離90キロ超、所要2時間超の長い旅の途中だ。

溝の口を発った田園都市線は、起伏の多い多摩丘陵に突入する。
溝の口隧道を皮切りに、駅間に必ずあるのでは?と云うくらいたくさんのトンネル、切り通し、
半径の小さなカーブ、谷を渡る高架が連続し、車窓は目まぐるしく変わるのだ。

橙色の急行は南町田グランベリーパーク駅に滑り込む。そんな駅あったっけ?
東急が手掛ける「グランベリーモール」の最寄駅であることから改称されたらしい。
2019年に完成した新駅舎は、まるでモールの一部のような、明るく開放的で洒落た空間に仕上がっている。

モールには SNOOPY MUSEUM TOKYO、大欠伸のスヌーピーの口に次から次に女の子たちが吸い込まれる。
なるほど、渋谷駅で見たスヌーピーと仲間たちを描いた黄色い電車は、このモールのプロモーションなのだ。

MUSEUM を見渡すカフェのテラス席にご同輩らしき人物を見つけた。これっ何と云うキャラクターなの?
この日は寒かったから彼は独りぼっち。スヌーピーを撮っているのか、それとも自撮りしているのだろうか。

もう日が暮れそうだけど、ここまで来たらこの旅の終点まではもう一息、否あとふた駅。
つきみ野駅を通過して住宅地の中にぽっかり開いた四角いトンネルに吸い込まれて地下線に入る。
東武から出張してきた橙の10両編成は、ほどなく終点の中央林間駅へ到着するのだ。

冬枯れの田園都市線の旅、住宅街を突き進むこの路線は、なかなか見どころも見出せず単調な旅になった。
それでもJR線と交差する溝の口や長津田、いやいや中央林間にだって酒場が見つかるかもしれない。
ちょっと宿題を残して、今回は町中華の昼呑みでお茶を濁した田園都市線の旅なのだ。

東急田園都市線 渋谷〜中央林間 31.5km 完乗

<40年前に街で流れたJ-POP>
卒業-GRADUATION- / 菊池桃子 1985