【問題:1】 行きは時速60km、帰りは時速40kmで同じ道を自動車で往復した。往復の平均速度は? 制限時間30秒 |
朝、新聞を読んでいたら【問題:1】のような問いが載っていました、答え解りますか。実はこれ、ある研修の講師が冒頭で受講生に尋ねる問題だそうです。ちなみに答えは48km。趣旨としては正誤より出題後の回答者の行動を観るんだそうな。
大体
①迷いも無く瞬時に50kmと答える人。
②紙と鉛筆を取り出し計算を始める人。
③端から諦める人。
の3つのタイプに分かれるそうな。そして自衛隊では、
①のタイプは「現場の指揮官向き」
②のタイプは「参謀役」但し制限時間内に解答した人。
③についてはとくに新聞には書かれていませんでした。
まあ②の「参謀役」タイプはどうでもいいや、所詮お偉いさんの腰巾着です。
①で「現場の指揮官向き」というのはどうした選別かと思ってしましました。瞬時の判断が必要な場合、悠長に考えている暇は無い。当らずとも遠からずの解答が出せれば良い。との事だそうですが、ヘソ曲がりの僕は「だったら・・・」
【問題:2】 ポルシェ・カレラで行きは急いでいたため時速430kmで、帰りは安全運転で時速30kmで同じ道を往復した。往復の平均速度は? 制限時間特に無し |
なんて問題だったらどうなるんだ!と言いたくなりました。
「230km」なんて答えを出す奴が現場の指揮官でいいんでしょうか。
ちなみに正解は「約56km」です。
【問題:1】の場合たまたま運良く答えが近かっただけ、同じような状況下で【問題:2】のような判断をされたら部隊は全滅するかもしれません。そんな奴に愛する家族を預けられるか!と思うのは僕だけでしょうか。
※解答方法は解りますか。遠い昔の小学生時代の算数の計算ですから、かえって忘れてしまって難しいかもしれません。明日UPしますので思い出してみてください。