白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

―チェリーセージ ホットリップス―

2015年06月04日 | 日記

ハーブ好きの方ならご存知と思いますが 「チェリーセージ ホットリップス」、今がその花の最盛期であり、ペットを連れて自宅近隣を散歩していますと、その花を良く目にします。 

狭い場所でもいっぱいに広がって、飛び出した枝先にも次々と花が咲き続ける其の姿、一寸立ち停まっては無意識のうちに枝先の小葉を一枚むしっては匂いをかいで見たくなります。

 

―色艶やかに咲き誇るホットリップスの花ー

実は、新ポット栽培で「マイクログリーン」を育て始めると、ミント類等のハーブも亦、恰好な栽培品目になる事から、空き地等で雑草と混じって野生化して生えているハーブ類を求めてはペットの散歩途中で色々葉をむしって、その匂いを嗅いで回るようになっていたのです。

 

―赤花のサルビア ミクロフィラー

近隣の中で最初に見つけたのが、「サルビアミクロフィラ」と呼ばれるセージの一品種の赤花であり、その葉には何ともこころ地良い、爽やかなミント特有の香りがあり気に入っていました。

其の赤花の変種に、赤白のツートーンカラーがあって、それが 「チェリーセージ ホットリップス」と呼ばれる品種です。

その「チェリーセージ ホットリップス」新ポット栽培の培地でミニチアポットに仕立てたら、キット香りと花の鑑賞を兼ねるユニークなハーブ盆栽になるのではと想い、生来の好奇心が騒ぎ出して、期せずしてハーブの「サルビア」に就いて、もう一寸詳しい情報が知りたくなりました。

 

―ホットリップスのアップで見ると!―

「セージ」は欧州での最も古くから知れわたって居るシソ科サルビア属の薬草であり、その種類は大変多くて6百種以上に及ぶと言います。

一般名でも「サルビア」とも呼ばれたりしているのですが、ハーブの「セージ」とは同意語であり、其の多彩な品種群の中で、特に薬効成分に優れる種類が 「ガーデンセージ」と聞き、其の違いに興味が湧き、一寸調べて見る事に致しました。

 早速、手持ちのハーブ図鑑を書庫から出して関係情報を探したのですが「チェリーセージ ホットリップス」に就いては記載が無く、海外のネット上からの情報で見る限り、何か比較的新しい園芸交配種のようであります。

 園芸愛好家の中でも、ハーブ好きの方には当然の興味対象かも知れませんが、その「チェリーセージ ホットリップス」、欧米では花壇に植えて花を楽しむハーブとしての人気が高くなって久しく、それが早くから日本にも伝わったようであり、今尚苗が盛んにネット通販等で売られています。

 何しろ丈夫な多年草であり、庭に植え放しであっても容易に伸びる事から、其の品種名が忘れ去られても、毎年あちこちの庭先で花は見掛けるのであり、シソ科のハーブの一種と言う程度の知識しか、一般に知られて居ない様であります。

 

―ガーデンセージの花は一寸渋いです!ー

それでは、其のセージの薬効に就いての話、例のアメリカの康食品サイト“The worlds healthiest foods”中に載って居ますので、どんな事なのか一部を一寸紹介させて頂きます。

 先ず其の健康への恩典ですが、セージにはローズマリー同様に、ミント属ハーブとしての多様な揮発性油分にフラボノイド類のアピゲニン、ヂオスメチン、ルテオリンが含まれ、そして、フェノール酸にはローズマリーに因んで命名されたローズマリー酸が含まれて居ます。

それらのフラボノイドには、抗酸化作用、抗炎症作用等、様々に優れる薬理作用を持つ事は言う迄もありません。

 其の名前の持つ由来、歴史で見れば分かるように、セージは地中海を囲む地域を原産地として数千年に亘って利用されて来た世界でも最も古くからの薬用植物であり、其の万能薬的な評価に因んで、つけられたラテン語のsalvere” (命)を救う意味であり、それがセージの学名のSalvia officinalisの語源となったと言います。

 

―“Salvia officinalis”―Wikipediaより

古代から亦、セージは食肉の加工保存に利用されてきたのであり、ソーセージの語源もセージにあると言い、ハーブの精油の持つ豊富なテルペンの抗菌作用が肉の変質を抑える効果であると、今日の科学でも明らかにされて居ると書かれています。

 しかし、世界の各地にある何百種ものセージ品種の多くが、薬用や食用価値を持つと言いますが、今日利用されているのはほんの数種であり、揚げられていた食用セージは、ゴールデンセージ、ドワーフガーデンセージ、スイートパインアップルセージであります。

 

―サルビアの花言えば、赤が定番ですが‥‥依山楼岩崎より

日本でもハーブの園芸栽培は大変盛んのようですが、その利用の観点からは、食文化の違いもあって、セージがどのように皆さん利用されているのか、戦前生まれのオールトタイマーには、一寸想像も出来ません。

 

―花が疲れて来ると白くなる ホットリップ!-

それに亦、都会暮らしの狭い庭先では、中々ハーブガーデンとまでは行かないの方が多いと思われますが、しかし、小さなポット栽培で鑑賞する「チェリーセージ ホットリップスも亦、思えば一寸非常識な話にもなるかも知れません。

 実は、その話を通り掛かった或る方の庭先で、その花を見ながら偶々申し上げたら、大変ご親切な方で、其の名前も忘れて判らなくなっていたと言い、ご自分で挿して育てたと言う苗を、どうぞお持ちくださいと態々鉢から抜いて分けて呉れました。

 

-7号ポットに植え込んだチェリーセージー

其の苗を植え込んだのが上の写真です。来年の今頃は多分、その「チェリーセージ ホットリップス」が、ホットリップスさながらに、華麗な花をいっぱいつけて居る事と今から想像して居ます。

 

―ホット りっぷす イメージです!ー

因みにネットイメージで見るホットリップスのスナップ写真、こんな華麗さですよ!。

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