白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

―ガーデンクレスのヘルスメリット―

2015年04月28日 | 日記

一寸大袈裟な言い方ですが、今春からマイクログリーンの検証栽培を始めています。課題は先ずどんな幼芽野菜がマイクログリーンに育てるのに向いているかですが、最適なハーブ野菜情報やその種子の入手先等、国内のネット検索で探しても、これぞと言える参考になるサイトは中々見つける事が出来ません。

それで、専ら海外のマイクログリーン関係情報を頼りにして、詳しい種子情報を探す事にしていますが、先日見つけたのが日本でもスプラウト用の種子が売り出されている 「ガーデンクレス」の話です。

 

“Heal With Food Org”のガーデンクレススプラウトーWebPhotesより

アメリカに“Heal With Food Org 食べもので癒すと銘打った健康に資する食品情報サイトがあり、その中には多くの野菜に関する情報があるのです。其の一つに 「ガーデンクレス」が取り上げられて居りました。日本でもその名は知られていますが、市場で其の姿を見掛ける事は先ず無いハーブ野菜であり、それが栄養的に大変優れているとの情報、敢えて取り上げて一寸紹介したいと思います。

 欧米でマイクログリーンに高い関心が寄せられるようになったのは、健康志向から多くの方が新しいサラダ野菜の食へ方に注目した為であり、「インドやヨーロッパではガーデンクレスの持つ薬効特性が何世紀も前から広く認められて来ました」と紹介されていれば、何方にも興味が湧く話ではないかと思ったからです。

 Wrinkled Crinkled Crumpled (Cress, Garden)

―生長するとこんな葉のハーブ野菜です!-WebImagesより

一般に薬効を持つハーブ野菜と普通野菜との違い、含まれる成分量からはそれ程はっきりした違いは無い様に思われますが、野菜で有る限りそれなりの栄養や滋養効果があり、ハーブ類にはそれなりの香辛効果や薬効が認められると言う事であります。

人類が経験よっての積み重ねた体調不良や病の治癒効果を知見として明らかにし、やがてその持つ薬効が広く知れわたり、認められて薬草と呼ばれるようになったのであり、その集大成が日本で言う 「漢方薬」等の原点となっている「本草学」と言う事であります。其の意味では、ガーデンクレスはインド医学では立派な薬草だそうです。

 

―薬草のイメージイラストーWebPagesより

扨て 「ガーデンクレス」は和名では胡椒草と呼ばれピリッとした辛味を持ち、植物学的にはからし菜やクレソンと同じような関係にある植物です。

 其の独特の香りと含まれる高い栄養成分のお蔭で、欧米では健康的で美味しいサラダやサンドイッチの添え物になって居ると言います。そして、その持つ栄養面での健康メリット、次の様に紹介されています。

 癌予防の潜在効果

オーストラリアの地域産業開発研究公社が、ガーデンクレスを含めた幾つかの油菜科野菜の癌予防の潜在効果を査定した研究があります。

 試験した各野菜毎に含まれているグルコシノレート量に基いて、癌の予防力を数値として計算しました。グルコシノレート自体には、生物的な活動には限界があるのですが、其の持つ内在性の酵素によって加水分解されて作られる 「イソチオシアネート」には、癌発症の原因物質を身体から除去する作用を促進する能力を特に持つとの理由でから、重要な癌と戦う潜在能力があるとされて居ます。

 ところが、ガーデンクレスを含む多くのアブラナ科野菜には、epithiospecifier protein (ESP)が含まれていて、それが酵素ミロシナーゼを指示してグルコシノレートイソチオシアネートに変換するよりも、むしろ多く癌予防特性を持たない「ニトリル」へ変換する作用を促進しています。

 しかし、ガーデンクレレスには、そのESPが含まれているにも拘わらず、試験した多くの他の野菜との関係では、尚も大切な癌を予防する潜在力を持つ事が分かったと言うのです。

ガーデンクレスの持つESPを考慮しても尚、ラデイシュや蕪、キャベツやコルラビー、中国ブロッコリーや水菜、小松菜やちんげ菜と比べても、それ以上の多くの癌予防の潜在能力を発揮すると言うのです。

 

―ガーデンクレスの本葉の展開中の姿―WebPagesより

 カロチノイドのパワーハウス(良き視力と健康な目の)

もし、ガーデンクレスの持つ栄養価に尚も感動しないと言うのであれば、この事を考慮してください。唯の160gのガーデンクレスを食べる事で、一日に必要とするなビタミンAの40%の量がカロチノイドの形で摂取する事が出来るのです。

既にご存じのように、ビタミンAやカロチノイドは夜間の視力減退、白内障、網膜色素変性症、更に加齢による黄斑変性等、高齢者の視力喪失の一般的な原因リスクを軽減する能力を持っている最良の栄養素の一つと考えられています。

 

―ガーデンクレスはサラダ野菜です!-WebPagesより

 オレンジより多く含まれるビタミンC

オレンジ類はビタミンCの究極のチャンピオンと思われて居ませんか? ところが何と言うと、生のガーデンクレスには生のオレンジより多くのビタミンCが含まれて居るのです!

僅か160gのガーデンクレスには、1日のビタミンC必要量の32%が含まれて居り、その量は同量の生のオレンジに含まれるビタミンCより7%も多いのです。

ビタミンCは、肌や骨を守り、健康を保つ重要な働きを持ち、更に亦、食物からの鉄分の吸収能力を改善して鉄分不足の防止を助けます。その他のビタミンCの持つ大切さ、今更言うに及びません。

 

―付け合せに最適なガーデンクレスーWebPagesより

 ガーデンクレス食の心臓血管系への恩恵

科学的な研究からビタミンCが心臓血管系の健康を守る働きに寄与する事が示唆されていますが、もし、心臓の循環器系の改善を図りたいのでしたら、食事にガーデンクレスを加えるのも利口な方法かも知れません。

 2004年度版のアメリカ栄養学カレッジから発表された研究報告に依ると、毎日500mgのビタミンCを摂取した研究参加者の血漿CRP(C関連タンパク質値)レベルが僅か2カ月の間に24%も低下した事が経験されました。

最新のエビデンスでは、此のCRPレベル値、人の心臓の疾患リスクを測定する上で、潜在的にコレストロールレベル値より更に優れていると言います。

それに加えてガーデンクレスは、循環器系の健康を維持する役割を持つと考えられて居るもう一つの栄養素、ビタミンKの大供給源であります。

サラダに僅か80gのガーデンクレスを加える事で、1日に必要とするビタミンKの殆ど100%が補えるのです。

 

食べるより見て楽しむガーデンクレスー

 スマイル!ガーデンクレスは亦 歯にも良いです!

ガーデンクレスで見つかった主要なグルコシノレートの一つであるGlucotropaeolinベンジルイソチオシアネートの前駆体の一種ですが、その化合物が虫歯を攻撃する働きがあると言うのです。

 1988年にの発表された研究誌に依れば、虫歯を発生させるバクテリウムが産生する酸の成長を抑止するのがベンジルイソチオシアネートであると分かったのです。

 

 ガーデンクレスの栄養メリットを最大にするには!

ガーデンクレスの栄養素は収穫すると直ちに劣化が始まります。従って、其の持つ栄養素を最大限に利用する方法の一つは、もうお分かりでしょう。

ガーデンクレスを自分自ら育て、必要な時に収穫して利用する事です。其の育て方には、一年中屋内で簡単に作れる方法が御座います。

 

―ポットスプラウト栽培が最適なガーデンクレスーWebPagesより

以上が紹介されて居たガーデンクレスのヘルスメリットの記事ですが、其の育て方に就いては 「スプラウト」にするかそれとも 「マイクログリーン」にするかであります。

ところが、其処には貴重な情報がありました。スプラウトでもマイクログリーンでも良いのですが、ガーデンクレスは一年草ですが、大きく育った葉を茎と共に切り取って利用しても再生力が優れていて、残った茎から再び芽が伸び出すそうです。早速試して見たいと思います。

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