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白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

―マイクログリーン スプラウトとの違い!-

2015年02月23日 | スプラウト&マイクログリーン

マイクログリーン、日本ではあまり聞き慣れない言葉ですが、何の事は有りません。昔から日本でも食べられて来た 「つまみ菜」や「大根のおろぬき葉」の類と思えば良く、種子から育てた若芽野菜ですが 「もやし」や「貝割れダイコン」などの発芽野菜 「スプラウト」とは一寸違います。 

 

―混植されて育つマイクログリーンーWebpagesより

其のルーツ、アメリカの高級レストランなどで料理の付け合せや飾り付けに使われ始めた若芽野菜ですが、その多彩な付け合せ材の目新しさが広く知れわたって人気となり、今や高級料理食材として一部店頭にまで並ぶようになっていると言います。

 専用のタネから育てられた野菜やハーブ類を若芽で収穫するのですが、栄養的にも優れていて、その彩や香り、独特の風味を広く楽しむ為に、数十種にも及ぶ品種を組み合わせてユニークに利用されるところに特徴があります。

其れと亦、其の収穫時期にも特徴があり、タネに水分だけを与えて長く伸びた、茎と子葉を利用する「スプラウト」とは違い、一定の養分が与えられて根を伸し、光合成に依る生長で本葉を一部展開させ、一段と大きくしてから切り取り収穫されるのです。

 

―摘み取り収穫されるマイクログリーンーWebpagesより

其の違いに明確な定義は無いのですが 「ベビーグリーン」と呼ばれる幼少葉物野菜があり、それよりも、もう一寸若い内に利用される微妙な違いがあって 「スプラウト」 「マイクログリーン」 「ベビーグリーン」と呼ばれる丁度中間の大きさで収穫されると言います。

 アメリカでは今や栽培ブームとなって居り、野菜園芸に趣味をお持ちの方であれば、どう違うのか一寸育てて見たくなる興味の惹かれる話です。

 

―ヘルシーで色鮮やかなマイクログリーンーWebpagesより

それで標題を 「マイクログリーン スプラウトとの違い!」としたのですが、「スプラウト」と「マイクログリーン」との違い、其処には食べる上での大切な安全に大きな違いがあるのです。

 一般の方には一寸理解が難しいかも知れませんが、簡単に申しますと、水だけで萌芽させる 「スプラウト」には、重大な危険が潜んでいるのです。

此の事は、先のブログで触れた植物の「根圏効果」にも一寸関係しているかも知れませんが、発芽過程の酵素の働きにあるようで良くは分かって居ません。

 

―何時でも育てられるマイクログリーンーWebpagesより

多分、ご記憶の方も多いかと思いますが、1996年に大阪府堺市での学校給食への0-157汚染による食中毒事件 「スプラウト」の「貝割れ大根」がその感染源と当初疑われて大騒ぎになりました。

其の結末 「貝割れ大根」は嫌疑不十分との結論にはなりましたが、其の後 「スプラウト」の商業生産では、潜在危険がある為に厳しい水の衛生管理義務が課せられる事になりました。

 

―貝割れ大根も一寸伸ばせばマイクログリーンーWebPagesより

その後日本では 「貝割れ大根」は食材として不人気となったのですが、それを知ってか知らぬか存じませんが、タネか怖いと薄々感じたのでしょうか、空き容器と水差しだけでキッチンなどでも簡単に育てられる 「スプラウト」作り、一般に敬遠されて来たように思われます。

実は今春から、新プランター野菜栽培をもっと手軽な「新ポット野菜栽培」に切り替えて 「スーパードワーフトマト」や「ベビーリーフ野菜」等、新しい栽培品目に力をいれて行きたいと思って居た矢先、丁度 「スプラウト」とは異なる 「マイクログリーン」の存在を知る機会があり、其れならば 「マイクログリーン」も栽培対象に入れて紹介して見たいと取り上げて見たのです。 

 

―マイクログリーンになる野菜品種は多彩です!-WebImagesより

日本でも、何方もきっと育てて見たくなる 「マイクログリーン」、ネット上から海外の関係情報を追って見ましたので、そのルーツから一寸お話させて頂きます。

 先ず 「マイクログリーン」の登場の経緯ですが、発祥地は1980年代のアメリカ西海岸、カルフォニアのサンフランシスコ辺りのレストランであったと言います。

しかし、1990年代までは殆ど知られる事が無く、記録に残っている限りでは 「マイクログリーン」と言う用語が、最初に使われたのは1998年の事であり、其の頃からアメリカ東部方面に伝わり、やがてアメリカ全土に広がって、今では一部海外にまで知れ渡るようになったと言います。

 

―収穫したマイクログリーンミックスーWebpageより

記録に残る最初の「マイクログリーン」栽培品種、ルッコラ、フダン草、ケール、バジル、コリアンダーであり、又、それらの種子を、色彩で合わせた混合種子のレインボーミックスと呼ばれるもの、ヘルシーミックスとも呼ばれる、ブロッコリー、パクチョイ、ミズ菜、からし菜、紫キャベツ、ラディッシュなどのブレンド種子がその後に登場したと言います。

それが今では、更に多くの品種が「マイクログリーン」として作られるようになり、その数は軽く40種を越えているとも言います。

 2010年頃には既に 「マイクログリーン」が生鮮野菜の一種として人気を集め、高級青果店などでも売られるようになり、料理好きの方が買って一般家庭料理でも楽しむようになったと言います。

 

―こんな栽培マニュアル本も売れています!ー

2012年には、アメリカ農務省の農業リサーチサービスとメリーランド大学が協力して、一般に入手できる25種の「マイクログリーン」を集めて来て、その店頭での鮮度、栄養成分の調査を実施したとあります。

其の事が公共ラジオ局やハフィントン・ポスト、其の他のメディアの広報で一般に知れ渡りました。その調査で明らかになった「マイクログリーン」の持つ高い栄養成分に一般の人達の関心が集まり、料理の見た目や香り付け効果だけで無く、パワーフルな栄養サプルメントになると見做されるようになったと言います。

唯、「マイクログリーン」は、幼少野菜が切り取られて出荷される為、店頭での鮮度の短さが特に問題であり、研究者は鮮度を保って長持ちさせる、最適な包装等の研究調査を今日尚、進めているとあります。

 今のところ 「マイクログリーン」は収穫後7日間が限度と言われ、朝、昼、晩、霧吹きを欠かさずに鮮度を守って冷所に保管するようにと薦められています。

 扨て、料理の飾り付けの香味野菜として登場した「マイクログリーン」、其の原点はフランスのプロヴァンス地方を発祥地と言われる、若い葉野菜を取り混ぜた「ミックスサラダ」にあったと言えば頷かます。

 

―McDonald' Healthy options salads-Webpagesより

多分、或るシェフが若葉野菜を食べる 「ベビーグリーンミックスサラダ」の素材を、更に一回り小さくして、其の持つ味と香りのイメージを活かしながら、彩良く飾り付けられる料理素材としたのであり、その姿から 「マイクログリーン」と呼んだと理解致します。

 その「ベビーグリーンミックスサラダ」の素材、日本では「ベビーリーフ」と呼ばれ、葉物野菜の若い葉の総称であり、ルッコラ、マスタードグリーン、レッドオーク、レタス、水菜など、6〜10種類の葉物野菜を同時に育て、発芽後10〜30日程度の若い葉を収穫してミックスし、きれいにパック詰めして出荷され、結構なお値段で販売されて居ります。

 

―ベビーリーフのパック詰め品ーWebpagesより

複数の若い葉野菜がミックスされ、一度に多品種の葉物野菜が手軽に食べられるので、ビタミンやミネラル等、多彩な栄養分を効率よく摂取できます。

見た目も良く、一寸高価であってもそれだけの価値はあると言う事でしょうか、食の洋風化も手伝って 「ベビーリーフ」は、業務用を中心に人気が高いようです。

 

           ―果実堂HPよりー

一方生産者の中には、ミックスする野菜の個性を知って、味と香りを活かす組み合わせが大切と言い、最終的にミックスした時にどんな味になるかをイメージしながらの計画栽培しているのであり、それに複数の野菜を同じ時期に同じサイズになるように育てるための高度な栽培技術が必要ですと、付けられる高い付加化価値に、尤もらしい理由付けをしています。

 

―ポット栽培向きのマイクログリーンーWebpagesより

今春からは 「マイクログリーン」新ポット栽培をブログで披露して行く予定です。「食べるグリーンインテリヤ」と言う事になりますが、日本では食習慣の違いもあって「生野菜サラダ」食材、自ら育てる程にはお年寄り向きでは無いかも知れません。

一方多忙な若い方々には、時間的に自家栽培は一寸無理かも知れません。それで、時間持ちのお年寄りが育てる 「グリーンポットプレゼント」と言うのは如何でしょうか!

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