今日は疲れてしもうておりますので、今からもう寝る事にします。午後6時過ぎ、約1ヶ月ぶりにカットをしてもらいに美容院に行ったんだけど、担当のオッサンがロンドンに住んでいた事もあって、ダメもとで「ロイ・キーンみたいにしてくれ」と言ってみた。今年で34歳になるマンチェスター・ユナイテッドの主将キーンは、マンチェスター・ユナイテッドが嫌いな僕ですら崇拝するアイドルで、チャラチャラしたビクトリア・シークレットの下着モデルみたいなサッカー選手が増えた英サッカー界で未だに演歌系のオーラを放つ選手(ちなみに、彼の親戚はサウス・ボストンに住んでいる)。94年の夏にアイルランドのダブリンで彼と遭遇して握手した時なんて、僕は本当に卒倒しかけたほど。美容師のオッサン、キーンの名前だけで分かってくれたようで、見事にそれらしくしてくれました。言ってみるもんだね。日曜日はハリキってサッカーの試合に行ってきます。
ニュースを1つだけ。朝から夕方まで、今日はこのニュースばかりだった。ロンドン市内で56人の命を奪った連続爆弾テロ事件からちょうど2週間後、ロンドン市内の地下鉄とバスが再び爆弾テロの危険にさらされ、公共交通網の利用に恐怖感を隠せない市民も少なくない。今回の事件、ほぼ同時刻に3ヶ所で地下鉄車両が標的となり、その後しばらくしないうちに1台のバスがターゲットとなっている。標的となった地下鉄車両内では、ほぼ同時に爆発が原因と見られる煙が発生しており、ウォーレン・ストリート駅では1人が負傷した模様だ。また、市内東部では2階建てバスに仕掛けられた爆弾が爆発し、2階部分の窓が吹き飛んだものの、怪我人は一切発生しなかった。警察情報筋は英タイムズ紙に対して、今回のテロ攻撃が自爆テロ犯の第2陣によって実行に移されたという見解を示し、現場で発見された爆発物が2週間前の事件と明らかにリンクしていると語った。
警察当局は今回の事件で使用された爆弾が同じ人物(組織)によって製造されたものと確信しており、爆発物4つの起爆装置全てに問題が存在したことに注目している。使用された爆発物はどれも7日の事件の物より小規模で、手製の起爆装置が取り付けられていた模様だ。関係者らによれば、今回の爆発物のクオリティは2週間前のものよりも相当に低かったとの事。事件発生後、ロンドン市警は首相官邸とウォーレン・ストリート駅の近くで2人の男性を逮捕しているが、現在までにこの2人と爆発事件の関係を示す情報は入ってきていない。4体の爆発物の特徴はほぼ一致しているが、ロンドン警察によれば、ウォーレン・ストリート駅で不発に終わった爆弾には爆薬の周りに大量のクギが仕込まれていた。
爆発物が不発に終わったことで、警察は指紋やDNAの採集が行えると見ており、駅周辺の監視カメラの映像と合わせながら犯人の捜索を行っていく模様だ。ウォーレン・ストリート駅近くで発生した爆発直後に現場から逃走する男性がいたとの噂が広まり、駅近くの大学病院では武装警官によって逃亡者の捜索が行われ、服の下に爆発物をもった男が病院内で目撃されたとの情報もあったが、容疑者らしい人物は見つからなかった。病院周辺で2人の男性が警察に一時拘束されたものの、テロとの関連性が無いと判断され、のちに解放されている。BBCの報道によれば、オーバル駅の事件現場では容疑者とみられる男性が拳銃で起爆装置を発火させようとしていたとの目撃情報があり、乗客が取り押さえようとしたものの、この男性は現場から立ち去っている。4ヶ所の事件現場では生物・化学・放射能兵器が用いられたかどうかも検査されたが、結果は全て陰性だった。
7日の事件でパキスタンが大きなキーワードになっているのは紛れも無い事実。イスラムの神学校で過激思想を教えているとか、テロ容疑者が長期間滞在していたとかで、確かに興味深い事実ではあると思う。おそらく何かあるとは思うんだけど、同時に僕がボストン時代に世話になったある犯罪学教授の言葉を思い出した。オクラホマの連邦政府ビルや世界貿易センタービル(1993年)が爆破された時、アメリカの捜査当局者はアメリカと関係が悪化していた旧ユーゴ諸国のテロリストの仕業と考えていたようで、セルビア出身の教授もネットワークニュースに出演して意見を求められた事が何度もあったらしい。でも、結局それぞれの事件で捕まったのは白人と北アフリカ出身者らで、ユーゴとは全く関係が無かったんだねぇ。パキスタンが重要なキーワードである事に疑いは無いけれど、それだけに目を向けると、見えなくなってしまう物も少なくないんじゃないだろうか?そんな事をふと思い出しちゃいました。
結局、今日も長々と書いてしまったけど、もう寝ます。では、また明日。
ニュースを1つだけ。朝から夕方まで、今日はこのニュースばかりだった。ロンドン市内で56人の命を奪った連続爆弾テロ事件からちょうど2週間後、ロンドン市内の地下鉄とバスが再び爆弾テロの危険にさらされ、公共交通網の利用に恐怖感を隠せない市民も少なくない。今回の事件、ほぼ同時刻に3ヶ所で地下鉄車両が標的となり、その後しばらくしないうちに1台のバスがターゲットとなっている。標的となった地下鉄車両内では、ほぼ同時に爆発が原因と見られる煙が発生しており、ウォーレン・ストリート駅では1人が負傷した模様だ。また、市内東部では2階建てバスに仕掛けられた爆弾が爆発し、2階部分の窓が吹き飛んだものの、怪我人は一切発生しなかった。警察情報筋は英タイムズ紙に対して、今回のテロ攻撃が自爆テロ犯の第2陣によって実行に移されたという見解を示し、現場で発見された爆発物が2週間前の事件と明らかにリンクしていると語った。
警察当局は今回の事件で使用された爆弾が同じ人物(組織)によって製造されたものと確信しており、爆発物4つの起爆装置全てに問題が存在したことに注目している。使用された爆発物はどれも7日の事件の物より小規模で、手製の起爆装置が取り付けられていた模様だ。関係者らによれば、今回の爆発物のクオリティは2週間前のものよりも相当に低かったとの事。事件発生後、ロンドン市警は首相官邸とウォーレン・ストリート駅の近くで2人の男性を逮捕しているが、現在までにこの2人と爆発事件の関係を示す情報は入ってきていない。4体の爆発物の特徴はほぼ一致しているが、ロンドン警察によれば、ウォーレン・ストリート駅で不発に終わった爆弾には爆薬の周りに大量のクギが仕込まれていた。
爆発物が不発に終わったことで、警察は指紋やDNAの採集が行えると見ており、駅周辺の監視カメラの映像と合わせながら犯人の捜索を行っていく模様だ。ウォーレン・ストリート駅近くで発生した爆発直後に現場から逃走する男性がいたとの噂が広まり、駅近くの大学病院では武装警官によって逃亡者の捜索が行われ、服の下に爆発物をもった男が病院内で目撃されたとの情報もあったが、容疑者らしい人物は見つからなかった。病院周辺で2人の男性が警察に一時拘束されたものの、テロとの関連性が無いと判断され、のちに解放されている。BBCの報道によれば、オーバル駅の事件現場では容疑者とみられる男性が拳銃で起爆装置を発火させようとしていたとの目撃情報があり、乗客が取り押さえようとしたものの、この男性は現場から立ち去っている。4ヶ所の事件現場では生物・化学・放射能兵器が用いられたかどうかも検査されたが、結果は全て陰性だった。
7日の事件でパキスタンが大きなキーワードになっているのは紛れも無い事実。イスラムの神学校で過激思想を教えているとか、テロ容疑者が長期間滞在していたとかで、確かに興味深い事実ではあると思う。おそらく何かあるとは思うんだけど、同時に僕がボストン時代に世話になったある犯罪学教授の言葉を思い出した。オクラホマの連邦政府ビルや世界貿易センタービル(1993年)が爆破された時、アメリカの捜査当局者はアメリカと関係が悪化していた旧ユーゴ諸国のテロリストの仕業と考えていたようで、セルビア出身の教授もネットワークニュースに出演して意見を求められた事が何度もあったらしい。でも、結局それぞれの事件で捕まったのは白人と北アフリカ出身者らで、ユーゴとは全く関係が無かったんだねぇ。パキスタンが重要なキーワードである事に疑いは無いけれど、それだけに目を向けると、見えなくなってしまう物も少なくないんじゃないだろうか?そんな事をふと思い出しちゃいました。
結局、今日も長々と書いてしまったけど、もう寝ます。では、また明日。