調べ物があって図書館に行き、そこで見つけた「スポーツ・イラストレーテッド」誌の最新号を手に取ってみる(ご心配なく、仕事も適度にやっておりますので)。1980年にアメリカで話題となったスポーツ選手のその後を追うという企画で、まぁ日本でもよくある「あの人は今?」みたいなやつ。王貞治監督やフランツ・ベッケンバウアー、マジック・ジョンソンといった顔ぶれの中に久しぶりに聞いた名前が1つ。彼女の名前はロジー・ルイスといい、ボストン時代にその名前を何度か聞いたことがあった。マラソン選手だった彼女は1980年に行われたボストン・マラソンで2時間31分56秒のタイムで優勝するが、大会後に近道をするなどのインチキ疑惑が浮上し、金メダルを剥奪されている。彼女はその後、勤務していたニューヨークの不動産会社から6万ドルを横領したり、マイアミでコカイン取引に関わった罪で逮捕されている。そうそう、そんな人もいたんです。
雑誌の企画にはもう1人懐かしい名前が。アイスホッケーのことをあまり知らない僕だが、それでもボストン時代には何度もブルーインズの試合に足を運んだ。正直、あんまり選手の名前を(今でも)知らないんだけど、ゴーディー・ホウの名前は僕でも知っている。カナダ生まれのホウは79/80年シーズンに15ゴールを決めて引退したんだけど、その時の年齢が実に51歳。デトロイト・レッド・ウイングスのライトウイングでNHLデビューを飾ったのが1946年で、サッカーでいえばイングランドの伝説的選手スタンレー・マシューズ(サッカーの基本でもあるマシューズ・フェイントの発明者でもある彼は、1965年に50歳で引退している)のようなタフガイだ。雑誌の取材に、現在77歳のホウは「練習参加を免除してくれたら、今でもプレーしてやるよ」とコメントしていた。最近撮影された写真を見ても、本当にまだできるんじゃないのと思うほどの若さ…。
昨日のブログでロンドン連続爆破テロ事件の実行犯の4人目をパキスタン系の男性と書いたんだけど、どうも今日になって情報に変更があったので、ここで訂正しておきます。ブログを書いていた時点ではパキスタン系という報道だったんだけど、今朝になって4人目はジャマイカ系の男性ではという報道が出始め、今ではそれが定着しつつあるみたい。ブログの更新中に細かい情報のダブルチェックはしているんだけど、間違った情報を書いてしまい、どうも失礼しました。で、今日は久しぶりにロンドンのテロ事件から少し離れて、いつも通りアメリカのニュースを2つ。カール・ローブの事や最高裁判事のニュースなど、まぁ今日も色々とあったわけだけど、今日は2人の有名人に関するニュースで行きましょ。ヒラリーとアーノルドのお話で。
カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事と出版社の不適切ともいえる関係をめぐって、知事のモラルを問う声が州内からも出始めているようだ。シュワルツェネッガー氏は知事就任のわずか2日前に大手出版会社と5年間で総額800万ドルのコンサルタント契約を結んでおり、この出版社はフィットネス関係の雑誌を何冊も手掛けている。両者の間で交わされた契約によると、シュワルツェネッガー知事には雑誌広告収入の1パーセントが支払われる模様で、アメリカン・メディア・オペレーションズ社が発行する雑誌の広告収入のほとんどはサプリメント製造会社からのものとなっている。昨年、カリフォルニア州ではサプリメント産業への規制を設ける法案が作られたが、最終的にシュワルツェネッガー知事が拒否権を行使している。
米証券取引委員会が13日に明らかにした資料によれば、シュワルツェネッガー氏は知事就任直前の2003年11月15日にフロリダ州に本社を置くアメリカン・メディア・オペレーションズ社と契約を交わしている。市民団体や地元政治家は知事の交わした契約を「公私混同極まりない」として、厳しく批判している。知事や政治家が就任前に行っていた仕事を継続する事は法的に認められているものの、知事本人が拒否権を発動した法案の対象となる企業との契約に批判的な声が少なくない。シュワルツェネッガー知事の広報担当者マージタ・トンプソンはロサンゼルス・タイムズ紙の取材に対し、シュワルツェネッガー氏ほど収入の内訳が複雑な知事はいないだろうと語ったが、同時に法に触れるような行為は一切無かったとも強調している。
シュワルツェネッガー知事は昨年、アメリカン・メディア・オペレーションズ社が発行する2冊のフィットネス誌の編集主幹に就任する事で合意したと発表し、現在もこれら2つの雑誌に毎月コラムを掲載している。知事側はこれまでフィットネス雑誌から幾らのコンサルタント料をもらっているのか、一切明らかにしてこなかった。シュワルツェネッガー知事の2冊のフィットネス雑誌には、筋肉増強剤やダイエット薬品の広告が数多く掲載されており、「マッスル&フィットネス」誌8月号では257ページのうち110ページがこのような広告に使われていた。知事は同誌6月号のコラムの中で、サプリメント業界に対する弁護を展開し、サプリメントを規制する動きには頑として抵抗すると語っている。
2008年の大統領選挙に民主党から出馬する可能性が高いヒラリー・クリントン上院議員だが、今週ワシントンの国会議事堂内で開かれたメディア関連のイベントの席で、タカ派のイメージを打ち出している。クリントン議員は水曜日、今後4年間で陸軍に8万人の兵員を増強すべきだと唱え、木曜日には暴力や性的描写の激しいゲームソフトを製作するメーカーにペナルティを加える法律が必要だと語った。アメリカ国内では一部のゲームソフトにM(Mature)やAO(Adults Only)といった成人指定用のカテゴリーが設けられており、遊戯用ソフトウェア評価委員会が設定したルールでは、指定を受けたゲームソフトを未成年に売った小売店には5000ドルの罰金が科せられることになっている。
クリントン議員は先月、同じ民主党の重鎮リバーマン議員や共和党の保守派として知られるリック・サントラム議員らとともに、電子メディアが子供に与える影響を細かくリサーチするべきだと訴えている。クリントン議員らは議会に対して9000万ドルの調査用予算を申請する予定で、テレビゲームやインターネット、さらにはiPodといったものまでが調査対象になる模様。ワシントンの政治家がエンターテーメント産業に介入しようとするのは今回が初めてではなく、前述のリバーマンは以前からラップ音楽の歌詞を糾弾している。ゴア元副大統領の妻ティッパーは80年代にロック音楽がアメリカの核家族化の要因だと主張し、ロック音楽の歌詞に対する抗議団体を設立したが、フランク・ザッパといったミュージシャンからはキリスト教右派との関係を指摘され非難されている。また、クエール元副大統領がテレビドラマの主人公(未婚の母)を避難して、全国的な論争へと発展したのも記憶に新しい。
クリントン上院議員が2008年の大統領選挙に出馬するかどうかは依然として未定のままだが、仮に出馬を決めた場合、どのような政治スタンスで大統領選挙に臨むのかが注目される。MSNBCがウェブに掲載した分析記事は、民主党のクリントン議員が軍事力の増強とゲームソフト内の暴力やセックスに反対した点を取り上げ、軍事力増強に賛成しながら保守的な価値観の重要性を唱える「2004年リバーマン型」タイプに変わろうとしているのではと指摘している。しかし、この考え方は2004年の大統領選挙において民主党支持者から共感を得ることはできず、リバーマンは民主党大統領候補になれずに敗退している。
予想通りの大泣き。昨日の晩、ブログを更新してからDVDで「ミリオン・ダラー・ベイビー」を見た。徳光和夫さんと「知ってるつもり?!」の出演者全員の涙を一緒にしてもまだ足りないくらいの涙が目から流れ続け、ついには鼻水まで流れ出る始末。涙と鼻水だけで十分なダイエットができたのでは思えるほどたったけど、こんな名作を作ってくれたイーストウッド監督にまずは感謝したい。ハッキリ言うと、最初から最後まで気が重くなるような展開だったし、尊厳死というすんごくシビアなテーマを扱った冒険的な作品だったけど、贅沢な2時間を堪能できたのも事実。ボクシングじゃないけど、別のスポーツに人生をかけた何人かの女の子の事を思い出した。男も女も関係なく、そういうアスリートってやっぱり格好いいわけで、映画のあとにそんな事を1時間ほど考えていた。
雑誌の企画にはもう1人懐かしい名前が。アイスホッケーのことをあまり知らない僕だが、それでもボストン時代には何度もブルーインズの試合に足を運んだ。正直、あんまり選手の名前を(今でも)知らないんだけど、ゴーディー・ホウの名前は僕でも知っている。カナダ生まれのホウは79/80年シーズンに15ゴールを決めて引退したんだけど、その時の年齢が実に51歳。デトロイト・レッド・ウイングスのライトウイングでNHLデビューを飾ったのが1946年で、サッカーでいえばイングランドの伝説的選手スタンレー・マシューズ(サッカーの基本でもあるマシューズ・フェイントの発明者でもある彼は、1965年に50歳で引退している)のようなタフガイだ。雑誌の取材に、現在77歳のホウは「練習参加を免除してくれたら、今でもプレーしてやるよ」とコメントしていた。最近撮影された写真を見ても、本当にまだできるんじゃないのと思うほどの若さ…。
昨日のブログでロンドン連続爆破テロ事件の実行犯の4人目をパキスタン系の男性と書いたんだけど、どうも今日になって情報に変更があったので、ここで訂正しておきます。ブログを書いていた時点ではパキスタン系という報道だったんだけど、今朝になって4人目はジャマイカ系の男性ではという報道が出始め、今ではそれが定着しつつあるみたい。ブログの更新中に細かい情報のダブルチェックはしているんだけど、間違った情報を書いてしまい、どうも失礼しました。で、今日は久しぶりにロンドンのテロ事件から少し離れて、いつも通りアメリカのニュースを2つ。カール・ローブの事や最高裁判事のニュースなど、まぁ今日も色々とあったわけだけど、今日は2人の有名人に関するニュースで行きましょ。ヒラリーとアーノルドのお話で。
カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事と出版社の不適切ともいえる関係をめぐって、知事のモラルを問う声が州内からも出始めているようだ。シュワルツェネッガー氏は知事就任のわずか2日前に大手出版会社と5年間で総額800万ドルのコンサルタント契約を結んでおり、この出版社はフィットネス関係の雑誌を何冊も手掛けている。両者の間で交わされた契約によると、シュワルツェネッガー知事には雑誌広告収入の1パーセントが支払われる模様で、アメリカン・メディア・オペレーションズ社が発行する雑誌の広告収入のほとんどはサプリメント製造会社からのものとなっている。昨年、カリフォルニア州ではサプリメント産業への規制を設ける法案が作られたが、最終的にシュワルツェネッガー知事が拒否権を行使している。
米証券取引委員会が13日に明らかにした資料によれば、シュワルツェネッガー氏は知事就任直前の2003年11月15日にフロリダ州に本社を置くアメリカン・メディア・オペレーションズ社と契約を交わしている。市民団体や地元政治家は知事の交わした契約を「公私混同極まりない」として、厳しく批判している。知事や政治家が就任前に行っていた仕事を継続する事は法的に認められているものの、知事本人が拒否権を発動した法案の対象となる企業との契約に批判的な声が少なくない。シュワルツェネッガー知事の広報担当者マージタ・トンプソンはロサンゼルス・タイムズ紙の取材に対し、シュワルツェネッガー氏ほど収入の内訳が複雑な知事はいないだろうと語ったが、同時に法に触れるような行為は一切無かったとも強調している。
シュワルツェネッガー知事は昨年、アメリカン・メディア・オペレーションズ社が発行する2冊のフィットネス誌の編集主幹に就任する事で合意したと発表し、現在もこれら2つの雑誌に毎月コラムを掲載している。知事側はこれまでフィットネス雑誌から幾らのコンサルタント料をもらっているのか、一切明らかにしてこなかった。シュワルツェネッガー知事の2冊のフィットネス雑誌には、筋肉増強剤やダイエット薬品の広告が数多く掲載されており、「マッスル&フィットネス」誌8月号では257ページのうち110ページがこのような広告に使われていた。知事は同誌6月号のコラムの中で、サプリメント業界に対する弁護を展開し、サプリメントを規制する動きには頑として抵抗すると語っている。
2008年の大統領選挙に民主党から出馬する可能性が高いヒラリー・クリントン上院議員だが、今週ワシントンの国会議事堂内で開かれたメディア関連のイベントの席で、タカ派のイメージを打ち出している。クリントン議員は水曜日、今後4年間で陸軍に8万人の兵員を増強すべきだと唱え、木曜日には暴力や性的描写の激しいゲームソフトを製作するメーカーにペナルティを加える法律が必要だと語った。アメリカ国内では一部のゲームソフトにM(Mature)やAO(Adults Only)といった成人指定用のカテゴリーが設けられており、遊戯用ソフトウェア評価委員会が設定したルールでは、指定を受けたゲームソフトを未成年に売った小売店には5000ドルの罰金が科せられることになっている。
クリントン議員は先月、同じ民主党の重鎮リバーマン議員や共和党の保守派として知られるリック・サントラム議員らとともに、電子メディアが子供に与える影響を細かくリサーチするべきだと訴えている。クリントン議員らは議会に対して9000万ドルの調査用予算を申請する予定で、テレビゲームやインターネット、さらにはiPodといったものまでが調査対象になる模様。ワシントンの政治家がエンターテーメント産業に介入しようとするのは今回が初めてではなく、前述のリバーマンは以前からラップ音楽の歌詞を糾弾している。ゴア元副大統領の妻ティッパーは80年代にロック音楽がアメリカの核家族化の要因だと主張し、ロック音楽の歌詞に対する抗議団体を設立したが、フランク・ザッパといったミュージシャンからはキリスト教右派との関係を指摘され非難されている。また、クエール元副大統領がテレビドラマの主人公(未婚の母)を避難して、全国的な論争へと発展したのも記憶に新しい。
クリントン上院議員が2008年の大統領選挙に出馬するかどうかは依然として未定のままだが、仮に出馬を決めた場合、どのような政治スタンスで大統領選挙に臨むのかが注目される。MSNBCがウェブに掲載した分析記事は、民主党のクリントン議員が軍事力の増強とゲームソフト内の暴力やセックスに反対した点を取り上げ、軍事力増強に賛成しながら保守的な価値観の重要性を唱える「2004年リバーマン型」タイプに変わろうとしているのではと指摘している。しかし、この考え方は2004年の大統領選挙において民主党支持者から共感を得ることはできず、リバーマンは民主党大統領候補になれずに敗退している。
予想通りの大泣き。昨日の晩、ブログを更新してからDVDで「ミリオン・ダラー・ベイビー」を見た。徳光和夫さんと「知ってるつもり?!」の出演者全員の涙を一緒にしてもまだ足りないくらいの涙が目から流れ続け、ついには鼻水まで流れ出る始末。涙と鼻水だけで十分なダイエットができたのでは思えるほどたったけど、こんな名作を作ってくれたイーストウッド監督にまずは感謝したい。ハッキリ言うと、最初から最後まで気が重くなるような展開だったし、尊厳死というすんごくシビアなテーマを扱った冒険的な作品だったけど、贅沢な2時間を堪能できたのも事実。ボクシングじゃないけど、別のスポーツに人生をかけた何人かの女の子の事を思い出した。男も女も関係なく、そういうアスリートってやっぱり格好いいわけで、映画のあとにそんな事を1時間ほど考えていた。